魂の旅ー過去に受けた質問ー第8回

 前回前々回に引き続き、天国と地獄、天使と悪魔についてです。二元対立的宗教では、善に対しての悪、神や天使に対しての悪魔の考え方をします。中世のヨーロッパの十字軍の遠征では、異民族の宗教から聖地を守るため、また、神との契約で天国に行くために戦争に行って、キリスト教に対する異宗教の民族と戦ったわけです。 当時のカソリックでは、戦争から逃げて離脱したものは、地獄へ行くと言われていました。悪魔は天国に行く魂を誘惑して、天国に行かせないようにするもの、何か醜くて善良な人間に害をなすものと考えられてきました。キリスト教では一度地獄におちると永遠に出てこられないと考えられています。

 一方、仏教で考えられている地獄とは、釈迦の時代に出来たのではなく、仏教を広めるための教典の中で考えられた世界観です。基本的な八種類の大きな地獄は、等活地獄、黒縄地獄、衆合地獄、叫喚地獄、大叫喚地獄、焦熱地獄、大焦熱地獄、最後の最も激しいものが阿鼻叫喚地獄です。後になるほど、地獄にいる時間と内容がレベルアップして厳しくなります。この8個の大きな地獄が、16個の小さな地獄をそれぞれ持っているので、128プラス8で、136個の地獄があるそうです。

 私の考えでは、これらの宗教が広がる前の、キリストや釈迦といわれたオリジナルの考えでは、地獄という考え方をしていなかったのではないかと思います。信仰をするものを増やす為の、後から出来た方便(作り話)ではなかったのかと思います。過去世の死んだ後を追っていくと、物質のあるほうか、物質のないほうか、どちらかの世界に必ず属さなければならない事になりますが、いつも中間生の映像が終わると、必ず生まれ変わっています。中には、すぐ、中間生に上がらないで、迎えに来ても応じようとせずに、暗いエネルギーの塊のなかに入って、何百年も出てこない事もありますが、これが、地獄の世界のように思ってしまうのかもしれません。

 黒いエネルギーの中にある魂も、時間がたてば、そこから出て、中間生へと行き、生まれ変わる準備をするので、その魂に良い悪いの区別はつけられません。

ネット上で見たので、まだ本は読んでいませんが、ホーキング博士の新刊の『ザ・グランド・デザイン』では宇宙は神の創造ではないという意見が書いてあるそうです。つまり、宇宙は神が設計したのではなく、自己創造していると言っているそうです。地球だけが特別に作られた唯一の星でなく、地球と似た環境の星はたくさんあるということでしょう。

最近見たアメリカのドラマで、SFのやや俗っぽいストーリーなのですが、「ドールハウス」という話がありました。主人公の女性は恋人と学生時代に活動をしていて、動物実験をしている何かの組織と接触します。その組織は本人の合意のもとお金と引き換えに、契約でその人の記憶を消して空っぽにしてから、別の人の記憶を植え付けます。そして彼らを、妻や恋人を失ったお金持ちのもとに一定期間送ります。彼らの安全を見守りつつ、彼らにいろいろな人格を植え付け役目を果たさせるのです。お金持ちの希望をかなえて組織は莫大な報酬を受け取ります。


 その組織は、非合法ですが世間には知られていません。閑職におかれた警官がその組織を一人で捜査します。そして彼女の存在を知って助けようとします。この操作されるドールとよばれる人たちには男性もいます。
 荒唐無稽な話ですが、肉体と人格 と記憶の関係は、生まれ変わりの仕組みに近いものもあります。でも生まれ変わりでは、魂本人の意思で生まれ変わって、その人生の役目やストーリーも自分で作っています。

 このドラマでは若い科学者が人から記憶を抜いて、ディスクを作り、それを保管して別の他人に刷り込みます。一人に一記憶なのですが、事故が起こって、主人公の女性に30数個の記憶が入りますが、彼女は善に統合します。反対に犯罪者であった敵役の男性も事故で40数個の記憶を入れられてしまうのですが、悪に統合されてしまいます。そのドラマの未来では、若いマッドサイエンティストが、一般電話の音に記憶消去能力をつけ、それを聞いた人の全てが最初の音で自分の記憶を消去され、2回目の音で他人の記憶を刷り込まれてしまうのです。これが未来社会の人類の危機となり、人は戦いを始めてしまうのです。いかにもよくある展開でこれも最初にあげた善と悪との二元論のようですね。
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魂の旅ー過去に受けた質問ー第7回

 前回の続きで、天国とか天使のイメージとちょうど対極にあるのが、地獄と悪魔のイメージですね。東洋と西洋ではそのイメージは少し異なりますが、世界共通に各文化に天国や極楽それに対して地獄というものの概念があります。

 質問はこんなものでした。「もしも自分は地獄に行くと思って死んでしまったら、中間生の状態はどうなるのですか。」
 何回も繰り返しますが、死後の世界には今の世界にあるような物質がないので、灼熱の炎が立ち上って閻魔大王の家来の鬼たちが亡者を苦しめているような場所はありません。血の池地獄もないし、針の山も、氷の地獄もありません。それは生きている人たちが想像した、好ましくない場所や恐怖の場所で、むしろ、今や過去に人々が歴史の中で作り出してきた、現実の世界によるものです。ただ、生きていたときの何らかの罪悪感で、「自分は死んだら地獄の様な所に行かなくてはいけないんだ・・・」と心から信じてしまうとその人の中間生の様子は地獄の状態を作り出すでしょう。私はこの人生で、こんな悪いことをしてしまった、裁かれるべきだと思って中間生に行ったら、その状況が作り出されるのです。

 私の家族のことですが、父親が私が20代前半の時にすい臓の癌になって、急激にそれが進行していてどんどんやせて行きました。そのころは、全病気の中で癌による死亡率は今より高くなかったのですが、発見されたのは残念ながら、末期でした。その頃の私は今の能力はスイッチが入ってなかったのですが、夢での予知だけは頻繁にありました。自分の岐路や人生の変化の時に必ず予知夢を見ていました。父親の病名がわかる前の肝機能低下の検査入院の時に、父親の葬式の夢をみました。私は父親っ子で尊敬していた部分もたくさんありましたし、子供の頃は父親に甘えていたことも多かったと思います。その予知夢はとてもショックでした。当時は腫瘍マーカーのようなものもなく、どこの癌かもすぐには分からず開腹して初めてどこの癌かがわかるような時代でした。

 今回話したかったのは、病気のことではなく、死んだ後のことです。
父は九州の農家の出身で彼の父親は(私の祖父)中国大陸に警官として行って子供の頃に亡くなっています。父と父の兄弟を母親(私の祖母)が一人で育てていました。親に経済的負担をかけないようにしたのか、当時の貧しい人々は軍人になることが飢えをしのいで、出世する近道だったのか、戦前に陸軍士官学校に入り、訓練を受けて、満州で情報将校としての仕事をしました。私は戦争映画が嫌いでしたが、父はよく見ていました。中国で経験したことは具体的なことは決して家族にもらしませんでした。きっと現実の世界での地獄の世界をみたような経験だったのかもしれません。

 父が亡くなって、数ヵ月後に見た夢では、彼が地獄にいて、そこにいる番人に丸い車輪のついた木の枠に縛られて、肉をひきさかれる拷問をうけているような光景でした。これを繰り返していたように覚えています。その夢を見てすぐに母親にはなしたのですが、今は年老いている母はもうそのことを忘れているかもしれません。母以外には今までそのことを、誰にも話していませんでした。私にとっては父が亡くなる以上にショックな夢でした。


 その夢を今の私はこう解釈しています。父は戦争で経験したことになんらかの罪悪感を持っていて、自分を罰するために中間生でそういう状況を自ら作り出したのではないかということです。きわめて常識的な普通の人が巻き込まれても、戦争というのはそれだけひどい加害と被害の関係をつくりだすのではないでしょうか?正義の為の戦争など絶対にあり得ないと私は思っています。必ず誰かの利益がからんでいます。それはたたかっていないひとまで巻き込んでしまいます。

 しかし、中間生ではその魂はしばらく自分のつくりあげた世界の中にいて気がすんだら、自分でその人生について納得して、生前の人生をフラットな魂の状態で振り返り、魂が歩んできたたくさんの過去世を必要なところから
チェックして、次の人生のリンク(影響しているところ)を確認して、次の場所の肉体に入るのです。この間ずっとガイドはその魂を温かく見守り、やりたいことの相手をしてあげながら、次の人生の肉体にまで連れて行ってあげるのです。それはとても忍耐強い仕事ですね。

 次回はもうすこしこの続きを書きましょう。
 

 
プロフィール

観音寺りえ

Author:観音寺りえ
アトラス研究所の観音寺りえです。

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