不思議な話 その257 謎の石円盤ディスク(3)

2018年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。今年も鑑定頑張ります。

昨年の石の円盤の続きです。中央アメリカや南アメリカには、多くの不思議な石の円盤があったそうです。時の王パチャクティが再建したというコリカンチャの神殿には黄金の太陽像が大切に保管されていました。1533年、スペインのピサロ将軍率いる侵略者達が、11月に町を襲った直前に紛失していました。スペインの攻撃は予言されていました。その5世紀後、2017年3月に研究者が神殿を訪れて調査しました。2メートル以上もあった円盤型の黄金の太陽像は、穴がいくつも空いていて、スペインの侵略前は、その一部の穴に紐を通して飾られていました。

太陽像の円盤は、人類の文明がもたらされる前に、すでに存在していたと言われています。その太陽像の円盤は、天からもたらされた透きとおった黄金で出来ていたと言われています。インカの人々は、その円盤は、インカの神ヴィラコチャを表しているそうです。伝説によるとヴィラコチャは月と太陽を作り、最初の男と女を作りました。その神が最初の人々に命じたことは、インカの太陽像を守ることでした。ヴィラコチャ(インカ文明)も、ケツァルコアトル(アステカ文明)、ククルカン (マヤ文明)も炎や煙を出して、空から降りてきたという伝説があります。古代の人々は、空飛ぶ乗り物を見て、神に違いないと思いました。

黄金の円盤は病を治し、シャーマンを崇高な意識状態にする力を持っていたといわれています。インカの人々は、太陽像が、良くない気候を変えたり、大災害を防いでくれると信じていました。巨大地震や大洪水があると、太陽像の円盤にどうしたらいいか聞いていました。太陽像には地球外のちからが宿っていると信じられてきました。この太陽像の円盤は、地球のどこかに隠されているかもしれません。言い伝えによると、スペイン人が来る前に、この太陽像の円盤は、クスコのトンネルを通って、外へ運ばれたといわれています。その行方には、3つの説があって、1つはトンネルを通って黄金郷パイティティに運ばれたというもので、2つめはサクサンワマンという場所に運ばれたということです。3つ目の説は、黄金の太陽像円盤は、チチカカ湖に沈められてもとに戻されたというものです。チチカカ湖は海抜3800メートル、世界で最も海抜が高い聖地だと言われています。2000年まで幻といわれていた、チチカカ湖にイタリアのダイバーが潜りました。そしてそこに、200✕50メートルの宮殿遺跡が水中に発見されました。それと2000点の人工物がでました。

不思議なパワーを持つ円盤ディスクは、世界中にあります。米国ワイオミング州、グランドティートン国立公園の海抜4000メートルの山々で不思議な存在との接触が、最も多いといわれています。この山には秘密の入り口があって、鉱山技術者のガイ・バラードさんは、この山で崇高な存在と会ったと報告しています。彼は地球外生命体と会い、地下の600メートル位の深い穴へと連れて行かれ、ある部屋に入ると、大きな円盤のようなものがあったと言っています。

彼が尋ねると、知的生命体は「この円盤はガイドのような道具で、人間の意識にも影響を及ぼす。」と答えたそうです。バラードは人型の知的生命体に会いました。円盤は黄金のような素材で作られていたそうです。金の素材は電気伝導性が高いそうです。円盤は人類が意識しないで、円盤の中に記録された知識を、人類に与えていたのでしょうか?前に書いた不思議なドロパストーンは分析すると不思議な周波数を発していたのだそうです。現代の私達も、金属製のディスクを作っています。2017年の6月には、宇宙空間に地球から200億キロ離れた所で、NASAのボイジャー1号がもっと遠くの未知への旅を続けていますが、そのボイジャーには、人類の文明、科学、数学、人類の姿を描いたディスクがついています。ボイジャー2号は、別のディスクをつけて打ち上げています。ディスクは宇宙船の外側に取り付けてあり、ウランでコーテイングされています。(悪意のある宇宙人のようなものに見つけられて正確な地球の位置を割り出されたら、攻撃の心配はないだろうかと、私は少し心配です。)

1977年中国の西安で、2つの円盤型人工物(ドロパストーン)が発見されたのですが、円盤は中国政府がほとんど押収しましたが、2枚だけ博物館に展示されていました。1994年にこの博物館の支配人が2枚の円盤を盗んで消えてしまいました。中国と関係の深いロシアの雑誌に、ドロパストーンが何らかの分析、テストを受けたという記事がありました。この円盤は、コバルトと鉄とニッケルで出来ていて、ある信号を発しているというのです。その円盤にレコードプレーヤーを回転させ、針を載せると、円盤は電気を発生させました。何らかの無線や信号を発しているのではと思われました。これは、NASAの黄金のディスクと同じ役割をはたしているのでしょうか?

イギリスの麦畑によくミステリーサークルが作られますが、2002年の8月15日のイギリスのミステリーサークルには、グレイ型の宇宙人の上半身とその左手に円盤があり、その円盤には0と1のバイナリーコードで書かれていました。それをアルファベットに置き換えると英語の文章になっていました。

『Beware the bearers of FALSE gifts and there BROKEN PROMISES. Much PAIN. But Still time. BELIEVE there is GOOD out there.We oppose DECEPTION. COnduit CLOSING. 』 (大文字と小文字は表記そのまま)

その内容は、「偽りの贈り物を持ってくる人たちや、彼らの偽りの約束に注意しなさい。多くの痛みはあるが、まだ時間はあります。信じなさい、そこには善もあります。私たちは欺瞞には反対です。今は導きは閉じられていますが・・・(補足 未来は開かれる?)」

このサークルは人の手でつくるのは、難しいとは言われていますが、グレイ本人が作ったのか、器用な人間が作ったのか判定は難しいところです。

私がこの文章を考えてみると、「偽りの贈り物を持ってくる別の宇宙人が人類を操作しているということなのでしょうか?偽りの約束というのは、その宇宙人に影響されているどこかの政府機関ということなのか、権力者ということなのでしょうか?多くの痛みとは、人類のため良くなる方向へ導くための痛みなのか?時間はあるとは、偽りを持ってくるものに対抗する時間なのか、人類の文明の終焉までの時間なのか?この文を描いたものは、人類を欺くのは反対だといっているのでしょうか?より良い世界に、今は導く方法は閉ざされているが、将来は導けるということなのでしょうか?」

考えれば考えるほどいろいろな解釈が出て来る文章です。円盤は地球外生命体と人類をつなぐ良い道具になることが出来るのでしょうか?

次回も興味深いテーマを探します。
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不思議な話 その256 謎の石円盤ディスク(2)

今年もあと4日あまりとなりました。アトラス研究所の事務所は、12月30日まで、2018年新年は、7日日曜日から営業いたします。毎週木曜日が定休日で、土日祝日もやっております。電話かメールで御予約ください。お待ちしております。

前回の続き、円盤のディスクについてですが、この円盤の形は、古代から人類の歴史の中で繰り返し登場しているようです。中国の神話でも神は円盤に乗っています。日本の記録にある「虚ろ舟」も円盤の形です。古代では、地球外と思われる存在や聖なる存在と円盤を描いて壁画などを残していました。

宗教画のキリスト教の聖人にさしている丸い後光も、別世界へのつながりの象徴ではないかという人がいます。エジプトの壁画でも、王や女王の頭上にも円形の球のようなものがあります、これらの円盤は、別世界とのつながりを意味していたのかもしれません。円盤は、宗教画では、神と交信するための道具のようなものなのでしょうか?円盤・ディスクは古代から創造主とつながるための接点として崇められていました。世界共通に古代から円盤に関するものがあります。円盤・ディスクは、何かの原型であり、メッセージがその形に込められているのかもしれません。前回のドロパストーンも世界の円盤型人工物と同じ物なのでしょうか?

1908年クレタ島ファイストスで、紀元前1700年にさかのぼるミノワ文明を訪れていたイタリアの考古学者ルイージ・ペルニエル氏が、粘土版の円盤を見つけました。そこには、不思議な文字が刻まれていました。それは、「ファイストスの円盤」と言われています。ファイトスの円盤はその興味深い象形文字の中に、空飛ぶ円盤のように見える絵文字があります。イギリス人の考古学者アーサー・エヴァンズ氏は円盤の上になっている面をA面、下になっている面をB面と呼びどちらの面にもらせん状に「絵文字」が彫られています。両面を通じて、登場する文字は45種類で、両面の文字の総数は、241です。

文字の絵は人の顔や、人の全身や、猫、牛、鳥、魚やその他の動物の姿が描かれていました。公式には未解読の文字とされていますが、2008年クレタ大学とオックスフォード大学の研究者達は絵文字のいくつかに、「彼方からの女神」という意味があると解読しています。このファイストスの円盤は、クレタ島で発見されましたが、ミノワ文明の文字ではないそうです。ミノワの神話によれば、天界から降りてきた聖なる存在の話があり、ミノワ人の最初の知識は、天の息子達と呼ばれる者から与えられた知識であるという言い伝えがありました。

イラクのバグダードから西南30キロくらいの所に、テルアブハッハという街があり、そこに古代バビロニアの遺跡があります。1881年そこで、ある考古学者が発掘作業をしていた時、紀元前500年頃の、何千という粘土版を発見しました。メソポタミアの太陽神シャマシュをかたどった粘土版でした。そのバビロニアの粘土版には、中央に円盤があり、右に神シャマシュ、左に神より小さく人間が描かれています。この描写の神シャマシュは巨人のようです。粘土版には、月と太陽と金星が描かれています。シャマシュ神の粘土版の円盤型の太陽は、太陽の神とつながる接点なのでしょうか?

ペルーのクスコ、サントドミンゴ教会には太陽の円盤がありました。インカの指導者パチャクティ神は、その力をもたらす不思議な円盤を身に着けていました。パチャクティ神は、巨大な古代インカ文明を築き上げたと言われています。その円盤は、現在の我々のスマートホンのように何らかの装置だったのでしょうか?古代の円盤ディスクに現代のコンピューターのような電子回路などが組み込まれていたのなら、面白いですね。

ペルーのハシュマルカというところに、神の門(プエルタアジュマルカ)、と呼ばれる石造物があります。山の側面の岩の壁面に、扉のようなものがあり、取っ手のように、その扉に丸いくぼみがあります。言い伝えでは、この扉は」別の世界へ行き来するための神々の通り道だというのです。アマルメルという古代の聖職者は円盤ディスクのようなものを開けて、この扉を行き来したと言われています。円盤が別の世界へ行き来する、鍵のようなものだったのでしょうか?

次回のブログの更新は1月7日です。この続きを書きます。皆様良い年をお迎えください。

不思議な話 その169 オーパーツ (4)

 オーパーツの続きです。今日は前に書いたことがありますが、古代人と天文学に深い関係のあるストーン・ヘンジと何億年も前の岩石にありえない金属の道具が入っていた話です。

まず、カンブリア紀の金属ボルトといわれているオーパーツから。1997年ロシアのブリャンスクの森林地帯で発見された、15億年以上前に生成された石の中に、金属ボルトが埋まっていたというオーパーツが出てきました。岩石がボルトを完全に包み込んでおり、岩石生成の時代と、ボルトが使われた時代は、同一なのだそうです。数トンの力を加えても変形せず、岩石の中に同じボルトが10個埋まっているというのです。
 
 モスクワ地質学研究所が岩石の成立年代を調べたところ、なんと、15億年前にできたと判定されました。15億年前は、カンブリア紀とよばれ、三葉虫が現れ、アノマロカリス(エビのようなクラゲのようなイカのような海の生物)が食物連鎖の頂点にいて、地球の気候は温暖で、地表の殆どは海で覆われていたそうです。人類の祖先も、もちろんいません。人類の先祖と考えられる猿が700万年まえにやっと出たらしいので、人工物を作れるような知的生命体は地球上にはいません。誰がこの金属製のネジを入れたのでしょうか?

 モスクワ航空大学のチェルノブロフ教授は「15億年前に地球にやってきた宇宙船が、何らかの原因で、故障爆発して飛び散った部品の一部ではないかと言っています。

 イギリス南部に紀元前2500年から紀元前2000年ころに、円陣上に並べられた巨大な岩石からなる先史時代の遺跡があります。それが、「ストーン・ヘンジ」です。

 最近はストーンヘンジは、古代の人が空を観測するために、作った巨大な建造物であるという意見が出てきました。数千年前に古代人は天体を観測するようになったから、現代の文明があるというのです。数千年前に、古代人が天を観察するようになった過程や、時計やカレンダーはどうやって生まれたのでしょう。

 現代は、時計やカレンダーはあたりまえのようにあります。空を見上げて観察しなくても、星の動きを見て季節を知らなくても良くなりました。私達の日常は、古代人が発見したことに依存して生きています。文明への概念が生まれたのは、私達の祖先である古代人が、空を見上げて時間の概念を身につけてくれたからです。

 古代では時間を把握するために空を見上げなければなりません。太陽の位置と星の位置の変化、そして太陽の日中の移り変わりで、古代の人々は季節を知りました。何千年も前の人々は、あたりまえのように、空を読み取ることができ、空で時間を読み取ることが、体にしみついていました。太陽は日の出で、1日の始まりを、日の入りで1日の終りを古代の人々に教えていました。時計のある現代の私たちは、1日の始まリを、時刻で判断しています。

月の形の変化はわたしたちにとってとても便利です。月が欠けて見えるのは、月が地球のまわりを回るとき、太陽光に反射され、照らされている部分の形が変わるからです。月は地球にいつも同じ面を向けているのは、とても不思議です。どれだけ、月が光に照らされるかで、新月から、三日月、半月、満月となります。カレンダーの月も月の周期から来ています。月の周期は28日です。

 古代人は月の周期の事象に気が付きました。そして、季節を発見し、農耕を始めました。星座の動きで、さらに詳しい季節の動きを発見し、古代人は、星を線で結び、星座を作り神話を作りました。星座を観察することで、古代人は季節を感じるようになります。

 地球は約24度傾いて自転して、太陽の周りを公転しているので、夏は北半球は太陽に向かって傾いているので、気温が上昇します。冬は太陽から遠ざかるので、気温が下がり、天候も変わります。誰がこんな優れたシステムを考えたのでしょうか?偶然出来たにしては、出来過ぎていますね。

 古代人にとって、星座は大きな役割を果たしていました。生きるために不可欠な狩りをした後、遠くに獲物を追いかけて、帰るときに、星座は道標になります。農耕で種を蒔く時期や、収穫の時期を判断することができます。星の運行の観察から占星術の学問が生まれました。

占星術で、環境の変化を予測することで、古代人は自然の環境に順応することができるようになり、それぞれの地域で、文化や文明を発展させました。季節の周期を発見することによって、今度は自然を利用できるようになりました。そして、ストーンヘンジや各地の巨石群、巨大灯台などの建造物を生み出すようになりました。

 時を知ることは古代人にとっては、とても重要でした。時間に周期があるのは、古代人でも現代人でも、どちらにも重要です。ある部族が空を見て太陽の動きを研究し星座を読み取って、時間の感覚がわかるとしたら、その民族は、文明を作ることができます。もう一つの部族は、空を見ないで、時間の事も考えず、季節も考えず放浪を続けていたら農耕も、食料の貯蔵もなく、ちょっとした気候変動で滅亡してしまうでしょう。天文と関係がある遺跡はその民族の存亡がかかっている一大事業なのです。

 ストーンヘンジは、今から4500年前にその建造をスタートさせた、夏至や冬至やその他の太陽や星の運行を研究する、大切な観測所です。その作りは長い年月で、何回か変更されましたが常に人々の役に立っていました。夏至の時に、ストーン・ヘンジのキングストーンに朝日が射します。夏至は1年で一番太陽光が強いことを、古代の人は理解したのです。冬至は日が一番短く、イギリスなどの北緯が高いところは、夜が長いです。夏至や冬至は一筋の太陽光がストーン・ヘンジの中央の巨石の間を通ります。冬至の時は、太陽は2つの巨石の間、祭壇石の真上に沈みます。この正確な季節の移り変わりに、古代の人々は彼らの信仰する神を見て、捧げ物をしたのかも知れません。ストーン・ヘンジは天文観測所、であると同時に、宗教儀式の場所でもあったのだと思います。そして、夏至にはまた、太陽光がヒール・ストーンを通り、1年という概念ができて、太陽や星座や時間は観測する彼らを裏切らない事を知ったのです。

 その時代、イギリスに国が出来ていたかどうかわかりませんが、権力者は太陽や星の動きや、天文学をその地域を治めるのに使ったのではないでしょうか。

 次回もいくつかのオーパーツを取り上げましょう。

不思議な話 その168 オーパーツ(3)

4月14日の夜に九州地方中部を襲った地震活動は今も続いておりますが、被災された方々にお見舞い申し上げます。1日も早い地震活動と噴火活動の収束をお祈りしております。

 今回のテーマはオーパーツです。歴史上で見てその成立や製造方法が不明だったり、成立した当時の文明の加工技術や知識では、製造するのが、困難か不可能と思われるものです。

まず初めは、アレクサンドリアの大灯台です。この灯台は、紀元前3世紀頃、エジプトのアレクサンドリア湾岸のファロス島に作られた大灯台です。なんと、紀元前に埋め立て工事が行われ、人工の埋め立てによって出来上がった半島の突端に建てられました。世界の7不思議の建造物の一つです。

この灯台は、紀元前322年、アレクサンドロス3世によって、ナイル川の河口にアレクサンドリアという都市ができました。アレクサンドロス3世の死後に、このアレクサンダー大王の部下だったマケドニアのプトレマイオス1世の統治下に置かれました。この都市は平坦だったため、沿岸を通る船や、入港したい船の目印になるものがありませんでした。そのために、プトレマイオス1世は航行する船を照らし、陸地の目印になる灯台を建設することにしたのです。灯台の建造はクニドスのソストラトスに任せられました。建てた場所は都市アレクサンドリア湾岸のファロス島になりました。島とアレクサンドリア港の間は、人工的な通路が作られました。紀元前305年から工事にとりかかり、プトレマイオス2世の代(紀元前288年~246年)に完成しました。20年以上かかったようですね。

 灯台の高さは、134メートル、ギザの大ピラミッドを除くと、当時は地球上で最も高い人工物でした。建材は大理石で、ブロック状に切り出したものを積み上げて塔を作っていったようです。塔は形の違う3段になっていて、下は四角柱、二段目は八角柱、三段目の一番上は、細い円柱で、上に大きな鏡がついていて、一番上は三角柱で尖っていたのかもしれません。なかなか素敵なデザインですね。日中は、この鏡に太陽光線を反射させ、夜は薪で炎を燃やして反射させていました。その形は、アレクサンドリアの鋳造所で作られたローマ時代のコインに描かれています。ローマ時代には、灯台の4つの角には、角笛を吹く、海神トリトンが角笛を吹く姿が彫像に彫られていたそうです。頂点にも彫像が置かれていたそうです。中には螺旋状の通路があり、そこをロバを引いて薪を運ばせたようです。よく出来ていますね。この灯台は、残念なことに、紀元後796年の地震で半壊し、1303年と1323年の地震で全壊したということですが、中世まであったということは、すごいことですね。地震のない所にあったら、今も残っていたと思います。1408年に灯台の残骸を利用して、要塞が建てられ、灯台はその形をとどめることはありませんでした。

 言い伝えでは、戦争の時は、太陽光からの鏡の反射を利用して、敵の船めがけて集めた光を照射して、敵船が海岸に到着する前に、燃やしていたという伝説が残っています。今の技術では、巨大な鏡で、太陽光線を集めて、木造の船を燃やすことは可能です。当時にそれができたら、ビックリですね。

 この塔の話は中世までの書物によく載っていたそうなのですが、遠くは中国までも伝わり、南宋の1225年『諸蕃志』(ちょう・じょかつ著)に「アレクサンドリアというエジプトの都市に、けたはずれの偉人アレクサンドロス3世という人物がいて、海に近い所に大きな塔を建て、他国がもし軍船をもって侵犯してくれば、いちはやく鏡に映し出され、すぐさま戦いの準備ができる。近年ある外国人がやってきて雇われて数年にわたって、清掃作業をし、この国の人々は疑いを持たなかったが、ある日突然鏡を盗み出し、海中にほうりこんで逃げ去った。」というようなことが、書いてあります。きっと塔が半壊した後の話ですね。

もう一つの不思議なものは、インド・デリー市郊外の世界遺産クトゥブ・ミナールにある、チャンドラバルマンの柱と呼ばれる錆びない鉄柱のオーパーツです。99.72%という高純度な鉄でできていて、表面にはサンスクリット語の碑文があります。一番上には、装飾的なチャクラがあるそうです。紀元後415年に建てられたと言われていますが、地上部分はサビが出ないで、1500年も経っています。そんなに長い間錆ないのは、当時の技術としては不思議ですが、インド工科大学のバラスブラマニアム博士によれば、99.72%の純度なら、50年で錆びるところだが、1500年もの間、風雨にさらされながら、錆びなかった理由は、不純物のせいではないかという説をたてています。インドで産出される鉄鉱石には、リンが比較的多く含まれていて、おまけに、ミミセンナというリンを含む植物を加えていたという記録があるそうです。リンが鉄の表面をコーテイングしたというのです。でも、化学式もない、400年代になぜ、その植物にリンが含まれていることと、リンが加わると錆ないことを知ったのでしょうか?

 伝説として、「この柱は地中深くに達し、地中を支配する蛇の王ヴァースキの首にささっているという伝承があり、柵で囲われる前は、その不思議な力にあやかろうと、人々が、その柱を触っていたといいます。現代では、錆びない鉄は1913年にステンレス鋼(鉄にクロムとニッケルをある割合でまぜたもの)が開発され、台所等で皆さん使っていますね。

 加熱しながら鍛えた、鍛造(たんぞう)も、熱を加えてたたくことによって、不純物が外側に押し出され、鉄の純度が上がり、内部で再結晶化し、錆びにくい鉄になります。最近日本刀ブームがありましたが、日本刀などがそうです。けれども、日本刀でも、手入れをしないと錆びるそうです。

  次回は、その他のオーパーツを調べてみましょう。

不思議な話 その167 アレクサンドリア図書館まとめ オーパーツ(2)

アレクサンドリア図書館について描いた映画では、2009年にカンヌ映画祭に出品された「アレクサンドリア」というスペインの映画があります。日本では、2011年公開されたようです。以下ネタバレを含みます。

 この物語は紀元後の300年代、キリスト教がローマの国教となり、今までと逆にキリスト教がローマの神やギリシャの神やエジプトの神などを信仰する異教徒を排斥した話です。

 300年の末に、エジプトのアレクサンドリアでは、古代神を崇める人が多かったのですが、ユダヤ教やキリスト教の信仰が、庶民にも広がりつつありました。主人公の女性天文学者ヒュパティア(レイチェル・ワイズ)は、弟子のオルステスや奴隷のダオスから慕われていました。ヒュパテアは、学問のために弟子からの求愛を断り、研究一筋にしていました。彼女は、アレクサンドリア図書館からの古代の知識で、地球が太陽のまわりを回っているということを、知っていました。映画では太陽を中心にした。惑星の模型が出てきます。

 キリスト教徒たちに古代の神々への信仰を侮辱された学者達は、話し合って、キリスト教徒に屈服しないようにと決めます。しかし、暴徒と化したキリスト教徒達は、都市を襲撃しに来ます。

そこで、アレクサンドリアの学者達は、世界の知を結集していたアレクサンドリア図書館に逃げ込みます。戦いの様相を示したこの出来事は、当時のエジプトの支配国である、ローマ皇帝に委ねられますが、皇帝は、学者たちの罪は裁かない代わりに、図書館を明け渡しなさいということでした。そして、キリスト教に改宗するという条件をすすめました。ヒュパテアも含めた学者達は、改宗を拒否し立てこもりますが、暴徒がすぐ迫ってきて、本当に貴重な書物だけを秘密の場所に隠します。キリスト教の信者の暴徒は知の宝庫である図書館の神々の像を壊し、どれだけの価値があるか計り知れない書物に火をつけ図書館を燃やしてしまいます。もはや、暴徒には、知の遺産などどうでもよいことなのでした。

 その後ローマ帝国が東西に分裂します。以前に弟子でヒュパティアに思いをよせていたオルステスも、キリスト教徒に改宗し、アレクサンドリアの長官になっていました。オルステスを失脚させ、次期長官の座をねらっている、キュロリスというキリスト教の主教は、ユダヤ教を迫害し始め、女性や子供まで、虐殺します。長官オルステスがヒュパティアに好意を持っていることを知ったキュロリスはヒュパティアを狙います。そして、彼女は扇動された町の人々から魔女として処刑されてしまいます。

 天文学者のヒュパティアさんは実在したようで、キリスト教徒に殺されたのも歴史上の実話のようです。キリスト教だけでなく、その地域のメインの宗教が他の宗教を迫害するのは、歴史上で何度も起こっているので、人間は古代から進歩していないな、とこの映画を見て感じました。紀元後300年以前は、国からキリスト教徒が迫害されていたのに、皇帝が、キリスト教に改宗すると、他の宗教を迫害するのは、できた当初の教義からはずれるのでは、とツッコミをいれたくなります。政治と宗教は結びついてはいけないものなのですね。人に宗教を押し付けてもいけないと思います。人を尊重するように、他者の信条も尊重すべきです。宗教の名のもとに人を操作したり、利用することもいけないことです。最初に宗教があったのではなく、最初に人がいて、宗教は人の作ったものです。それが、逆になると、おかしなことになってしまいます。

  だいぶ前にオーパーツについて、ブログで書きましたが、第2弾として、まえに取り上げなかったオーパーツをいろいろ調べてみましょう。その前にオーパーツではないですが、ヒュパティアの時代から、遡ること500~600年前の紀元前310年~紀元前230年頃、古代ギリシャの天文学者で数学者のアリスタルコス(サモス島で生まれたので、サモスのアリスタルコスと呼ばれています。)は、この時代から、地動説を唱えていたのです。アレクサンドリア図書館には、彼の書物ももちろんあったと思います。アリスタルコスは宇宙の中心は、地球ではなく太陽であることを、計算上で知っていました。彼は古代のコペルニクスとも呼ばれています。このアリスタルコスの時代から、なんと、2000年後にコペルニクスが地動説を唱えます。コペルニクス以前にもその説を唱えようとした人はいたかもしれませんが、キリスト教の宗教弾圧によって、裁判にかけられてしまいかねないので、皆、口を閉ざしていたのでした。紀元前から地動説が認められていたら、今の天文学はもっとかわっていたでしょうか?

 アリスタルコスは、天動説と、地動説の2種類の本を出していて、地動説は仮説でしたが、恒星と太陽は不動で、地球は太陽の周囲をある円周上を回転し、太陽はその中心に在ると言っています。しかも、地球は自らの軸のまわりを自転するとも言っていて、当時の学者のプルタルコスという人に不敬罪(失礼な学説を唱えるもの)として、訴えてやると言われていたのです。アリスタルコスは月と地球の大きさを計算し、太陽までの距離も計算でだしましたが、距離はかなり短く見積もってしまいましたが、その計算方法は、後の時代の観測方法や計算方法と同じだそうです。

今回は長くなったので、次回に不思議なオーパーツの数々を見ていきましょう。 
プロフィール

観音寺りえ

Author:観音寺りえ
アトラス研究所の観音寺りえです。

鑑定とカウンセリングご希望
の方は当研究所 
住所: 東京都文京区千石4-37-10 
TEL: 03-3942-1341
まで。

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