不思議な話 その37 映画「夢」について とアメリカ大陸発見のエピソード(テンプル騎士団)

 1990年制作の黒沢明監督の映画「夢」という作品の6話め、「赤富士」は象徴的な架空の話です。富士山のふもとのようなところで、富士山は噴火しているように赤く見えています。何もない山麓を歩いている人の中に寺尾聡演じる男性の旅行者のような人物が歩いています。彼の目に留まったのは、小さな子供を二人連れたお母さんが逃げ惑っている姿です。主人公の男がどうしたのか尋ねると、お母さんは、原発事故があったのを知らないのかといいます。山が見える反対側は海です。そこへ、サラリーマン風の男が通りがかります。

 黒沢明監督は当時の知識で、事故を目で見えるように象徴するために、赤はプルトニウム239、黄色はストロンチウム90、紫はセシウム137、とその恐ろしさを色で表現して、それらの人体に与える影響をサラリーマン風の男に語らせます。そして、台詞を引用するとサラリーマンの男にこう語らせます。「人間はあほだ。放射能は目に見えないから、放射能を色分けする特殊技術を今頃開発してもどうにもならない。人は(その技術を)知らずに殺されるか、知ってて殺されるか、それだけだ。死神に名刺もらったからってどうしようもない。」実はそのサラリーマンは、原発の会社で働いていた人で、逃げてきたのです。サラリーマンはその後海に飛び込んでしまいます。

 母親は子供を連れて安全な場所を探しながら、主人公の男性にきっぱりといいます。映画のせりふを引用すると、「こどもたちはいくらも生きていないんだよ。」「原発は安全だと言うが、危険なのは人間の操作のミスで、原発そのものに危険はない、絶対にミスは犯さないから問題は何もないと言ったヤツは許せない。」主人公は、出来る限りその母子を色のついた空気から守ろうとしますが、空気の色はどんどん濃くなったというところで、エンディングになります。1990年に20年あまり後を予見しているような話です。

 7話目は「鬼哭」という話で、カルデラのような噴火口を歩いている主人公の男(寺尾聡)が、奇妙な風貌の男に会います。奇妙な男は、頭に1本の角があります。鬼のような角を持った男は、主人公に語り始めます。昔は人間だったと・・・昔はここら一面花畑だったといいます。水爆やミサイルでこんな砂漠になったというのです。死の灰のつもった地面から不思議な花が咲き、人の背丈ほどもある巨大化したたんぽぽとバラの花の形がおかしくなったものもあります。鬼は放射能がお花畑の花を変えたのだといいます。鬼は言います。「地球を猛毒物質のはきだめにして、今この地球に、まともな自然はどこにもない。動物は奇形になり、食べ物はなく、人間たちは共食いをしている。一本角の鬼は二本角に食われ、二本角は三本角の食い物になる。鬼の因果は死ねないことで、自分の罪にさいなまれて永劫に生きていかなければならない。人間だった時、酪農をしていたが、自分の都合で牛乳や野菜をたくさん捨てた。」と鬼は後悔します。角が大きくなるたびに痛みで鬼はなくのです。鬼はあんたもここにいたら同じようになるから逃げなさいと主人公にいってエンディングになります。残酷なお話のようですが、人間が自然に対していかに無神経な態度であったかという黒沢監督の考えが伺い知れます。

 8話目はこれらの二つの話に比べて、とても穏やかな話です。ある小さな田舎の村で、やはり旅人の男性(寺尾聡)が歩いています。川が流れていて、その川にたくさんの水車があります。男は103歳だという老人に会います。
 老人は言います。「この村には電気がない。人間は便利なものに弱い。本当にいいものを捨ててしまう。ろうそくもあるし、灯をともす油もある。夜になっても昼のように明るくては困る。トラクターはないが、(車の代わりの)牛もいるし、馬もいる。燃料にはたきぎを使うんだ。牛のふんもいい燃料になる。私たちは昔のように自然な暮らしをしたいと思っている。近頃の人間は、自分たちも自然の一部だということを忘れている。自然あっての人間なのに、その自然を乱暴にいじくりまわす。特に学者は頭はいいのかもしれないが、自然の深い心がさっぱり分からないものがいるのは困る。人間を不幸せにするものを一生懸命発明して、得意になっている。また、困ったことに大多数の人間たちはバカな発明を奇跡のように思ってその前に額づく。そのために自然が失われ、自分たちも滅んでいくのに気がつかない。人間に大切なのは、良い空気。自然や水、それを作り出す木や草だ。汚された空気や水は人の心まで汚してしまう。」

 これは黒沢監督の未来の人々への予見でありメッセージであるかもしれません。人類の未来にかかわる提言かもしれません。どちらの道を選ぶかという・・・

 8話の終りは葬式の場面です。旅人である主人公は、皆が楽しそうに賑やかに行進しているので、お祭りですか
と尋ねます。お爺さんは答えます。「本来葬式はめでたいものだ。よく生きてよく働いて、御苦労さんというのはめでたいことだ。死んだ人を村中のものが送っていく。子供や若者が先に死んでいくのはいかん。年の順に死んで行くのが良い。皆、生きるのは苦しいというけれど、生きるのはとても面白いことだ。」

 この高齢な老人の言葉に黒沢監督の人生観が現れています。命を授かったらその生を楽しめというのです。自然を大切にして、便利さばかりを追求して欲を際限なく出してはいけないと言っているのでしょう。6話から8話をトータルしてみると、最先端だと思われる原子力エネルギーより、昔の生活のように自然を害しないエネルギーを使っても生きていけますよ。と言っています。水車は水力発電や、太陽光発電や、風力発電などの再生可能な発電の方法の象徴かもしれません。

 長くなりました。次回の前座を少し書きます。
アメリカ大陸は1942年にコロンブスが発見したという歴史上の定説は、今は覆されています。1000年代に海洋王国であった北欧のバイキングが移住してきたらしいのです。バイキングは数を増やせませんでしたが、アメリカ大陸から帰って来たバイキングの乗組員たちによって、ヨーロッパの一部でその存在が知られていました。そして、十字軍の遠征の廃止がきっかけとなって、行き場がなくなったテンプル騎士団が、アメリカに移り住んだのではないかという証拠が最近見つかりました。次回は、事実か推論かわまだ分かりませんが、アメリカ大陸は誰がみつけたかという不思議をさぐっていきましょう。
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生きる力 -体ときどき心ー その8

 今日はいろいろなことを少しずつ書きたいと思いますので、まとまらないかもしれません。
 まず、原発のこととても心配ですね。目に見えない放射能と戦って現場で苦労していらっしゃる方々、有難うございます。早く収まって欲しいですが、長期化しそうということで、みんなの不安も長引いています。フランスから原発用作業ロボットを借りて協力してもらうというニュースも見ました。どんなものか想像つきません。


 何も知らないでとおしかりを受けるかもしれませんが、完全にミスをしない原発作業用の人間型ロボットができないかぎり、やはり、地震のおきる日本では、原発でエネルギーをつくるのは、やめたほうがいいと思います。

 人間はミスをする生き物なので、100%安全などありませんし、原発は、廃棄したときも、CO2と比べ物にならないくらい地球を汚染するのですね。原発を廃棄処分にすることは途方もなくお金がかかるそうです。そして途方もなく時間がかかるそうです。
 何世代先の子孫まで迷惑をかけるのかと思うと気が遠くなります。でもかりに放射能の影響を受けない人間型ロボットができても、その入力を失敗したり、機械が暴走したらやはり事故は起こりますね。日本の事故を見てドイツをはじめ諸外国は原発の危険性を真剣に論じています。

 私が見ている過去世の5%くらいが、アトランティスと呼ばれている古代文明のものですが、少し後の回で特集で話したいと思います。その時は私の見たアトランティス?文明の始まりから話したいと思います。未来のヒントになればいいですね。
 アトランテスはエネルギー技術、医学、精神性、物質面、人間の能力(超能力を含む)などなど見方によっては、今より文明がすすんでいました。今の歴史上の文明よりも長く栄えていました。

 エネルギーを得る方法は、さまざまありましたが、論理的理解と技術はあっても、核エネルギーは使っていませんでした。あまりにもリスクが高かったのです。少なくとも私のリーディングの中では核エネルギーを一般的に使っていた時期はありません。荒唐無稽と言われるかもしれませんね。話を現在に戻しますね。


 震災から20日あまりがたちました。被害の大きかった方も、それほどではないと思っている方も、余震を経験して必死に乗り越えた期間がすぎて、放射線の脅威はまだありますが、ひといきつける頃になると、激動の日々から平常に近い状態になると、抑鬱的な精神状態になることがありますね。これはそれぞれの危機的状態を脱したときにおこります。そして、将来への不安感か無気力感がでてくる場合もあります。そうでない人もいるかもしれませんが、この流れは正常なこころの変化だと思います。このときには出来るだけ震災前の仕事や生活や熱中している事に戻すことがいいです。
 けれども、避難されている方がたは、その一息つける状態にもいられないので、とてもエネルギーをつかってしまうかもしれません。緊張状態が続くので、気をぬけることができると良いですね。音楽とくに生演奏などが、心とエネルギーの回復には良いですが、衣食住をまず優先しなければならない状況でそんなことを言っていられないとお叱りをうけるでしょう。

 原発事故は各国のあたたかい同情もひきますが、同時に放射能汚染というヒステリックな偏見も引き起こします。日本の北から南までの製品全部に放射能検査をされるようになると、経済活動が停滞します。外国に入国した日本人にも放射能検査をされかねません。

 忍耐強く冷静に説明しなければならなくなります。外国の政府や記者にきちんと現状を知ってもらう報道官の仕事も必要なのではと素人ながら思います。それには、現状を包み隠さずに国民にも外国の記者さんにも正確に伝えられる方が必須です。

 産業の主流も変わらざるを得なくなりますね。今までどおりの車の作り方を改めて思い切った方向転換をした会社が生き残るのかもしれません。つらい災害ですが、難局をきっかけに新しい技術に移行して、新しいエネルギーを開発して、今までの組織を変えようと努力すれば、必ず回復をして、それ以上の飛躍を日本ができると信じています。

 まとまりませんでしたが、次回はこの続きを書きますね。

 

生きる力 ー体ときどき心ー その2

 「持続可能型社会」という言葉が国際的にも言われだして、一般的になりました。これは、目標にするとしたら、人間も含め、全ての動物、植物、生き物の生存環境を守るべきだと思います。

 数日前に日本未公開映画を紹介する番組を見ました。見た方も少なくないと思います。「Fuel」(フュエル)という題で、前半と後半見ました。アメリカでディーゼルガソリンを10年間普及する活動をしている男性が作った映画です。このディーゼルはトウモロコシや菜種などの食用油、いろいろな農産物からのオイルでディーゼルを作って車を動かし排気ガスを発生させないクリーンなエネルギーを使おうという運動で、アメリカで、だんだん評判になってバイオディーゼルのガソリンスダンドが出来ました。今もまだあるそうです。でも、そのオイルを作る為に、南米などの生産国からトウモロコシなどの食糧を燃料に転用して、食料の価格が高騰しました。また、昔からある森林を伐採して、燃料用オイルの畑を作って輸出する国が出てきて、その作物を作るのに、また石油が使われるというので、反対運動が起こってから、バイオ燃料は少し下火になりました。

 その映画の作者は、映画の後半で、未来のエネルギーの燃料を紹介してくれました。一番私が、素晴らしいなと思ったのは、ご存じの方も多いと思いますが、水の中にいる植物の「藻」(も)を原料にする燃料です。これはアメリカでいち早く実用化されているようで、日本よりも、アメリカで進んでいます。あのビルゲイツさんも90億円お金をだして、燃料プラントが出来ているようです。あるアメリカの石油会社も多額の投資をしているようです。藻由来の燃料は、石油製品と同じものを、作り出せるそうです。プラスチックもペットボトルも衣服も化学製品も、ガソリンも灯油も植物の藻から出来れば、素晴らしい事です。石油が原因で戦争が起きるということや、石油価格の値上げにおびえるということも無くなるでしょう。

 石油や石炭などは1回で使いきりの燃料で、使った後には、ものすごい量の化学物質を出しますね。これは人によって許容量は異なりますが長い時間多量にさらされると、何らかのアレルギーやぜんそくになったり、遺伝子を傷つけたり、肺がんの原因になったりします。

 その他のエコエネルギーとしては、映画では、3年間で成木となる、日本では紹介されていない「メガフローラ」という木が紹介されていました。これは、成長が早いので、切ってすぐ植えれば森林破壊にもなりません。オイルも取れるし、木片も燃料になるそうです。どんな環境でも育ちやすいと言っていました。

 都市が緑でおおわれてそれがクリーンな燃料になれば素晴らしいですね。

 その他太陽エネルギーで家の電気をまかないつつ、電気自動車を充電して走らせるというのも、もうすぐ可能ですね。風力発電も自然の力を借りて、しかもクリーンなエネルギーですね。

 未来はゴミなどからも燃料が出来たり、どこでもお手軽にマイ燃料ができるようになると、戦争も少なくなるのではないでしょうか?

 今日ちらっと聞いたニュースで原子力発電所が世界でかなり増えるという話をしていましたが、原発はクリーンなエネルギーではなく、ものすごい危険な廃棄物も出るし、知らずに地中に埋めたものが、将来の他人の健康に影響するかもしれないので、必要最小限が望ましいと思います。

 環境とそこで生きることは密接な関係があるので、子供たちや孫の世代に、使い捨ての燃料を使いすぎて、とりかえしのつかない悪い環境を残さないように努めたいものですね。

 自分の体も借りものであり、人は生まれ変わり続け、生きていく環境もまた地球から借りているのだという事をたくさんの人々が自覚すれば、真の持続可能型社会と循環型社会が実現すると思います。


 次回はまたこのテーマの続きです。
 
プロフィール

観音寺りえ

Author:観音寺りえ
アトラス研究所の観音寺りえです。

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住所: 東京都文京区千石4-37-10 
TEL: 03-3942-1341
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