不思議な話 その272 ペットとの過去世 (3)

前回の『僕のワンダフルライフ』の続きです。貧しく、あまり犬を大切にしない若いカップルに飼われていて、夫から捨てられてしまったセントバーナードとオーストラリアンシェパードのワフリーは野良犬になりました。ワフリーは車で遠いところに捨てられましたが、夫婦の住んでいた場所に、繋がれっぱなしだったので、戻る気もありませんでした。

ワフリーは長く歩いて、たまたま通りかかったドッグパークで、どこか昔の記憶のある匂いがする飼い主の女性と犬に出会います。しかし、ワフリーに人生では、飼い主も犬も出会ったことはありませんでした。

その匂いを考えながら進んでいると、緑の多い農場地帯の郊外に来ました。その匂いをかぐことで、ワフリーは四生前のゴールデンレトリーバーのベイリーだったころの記憶が蘇ります。ついにワフリーは命を助けてもらい、可愛がってもらったイーサンの祖父母の農場の匂いを思い出しました。一目散に駆けていくと、そこには、50代で一人農場を守っているイーサンがいました。

彼は農業学校を卒業し、祖父母の農場のあとをついで独身で生活していました。祖父母と母親は年をとって亡くなったのでしょう。ついにワフリーは4回の生まれ変わりの旅のはてに、4代前の飼い主のイーサンに再会することが出来ました。イーサンはワフリーの飼い主を見つけようとしますが、見つからないので、ちょっと冷たいようですが見知らぬ犬なので、保健所に連れて行きます。保健所では1~2週間飼い主がいないと、殺処分になります。初めて会ったのに彼にとてもなついていた雑種のワイリーのことが忘れられず、気持ちが変わって、イーサンはワイリーをひきとって飼うことにします。

イーサンはワイリーをバディ(日本語で仲間とか相棒という意味)と名付けました。イーサンは首輪を彼に作ってあげました。前と同じに首輪には、バディという名前と飼い主のイーサンの名前が刻んであります。ワイリー改めバディは、イーサンがあまり幸せでないように感じました。犬のバディはどうにかして飼い主のイーサンに幸せになって、明るくなってほしいと望みます。そんな時、ドッグパークで過去世でかいだあの匂いを思いだします。バディはドッグパークに戻り、あの匂いの女性と犬を探し出します。そして、あとをついていき、彼女の家をみつけ、そこにたまたま来ていた、匂いの女性の母親に出会います。それはもっと強烈な過去世の匂いの人、イーサンの昔の恋人ハンナの匂いでした。(飼い主はハンナの娘でしたが、親子は匂いが大変似ていて、犬には見つけやすいのでしょう。)ハンナはバディを見つけて、なでて話しかけ、首輪の飼い主の名前を見て驚きます。そして、バディを連れてイーサンの農場を数十年ぶりに訪れます。二人は二十歳前に、イーサンの不慮の事故で、大学に進学できなくなり、彼女に迷惑がかかると、二人が愛し合っているにもかかわらず、別れを切り出して、そのまま別れたままでした。

突然、ハンナが来たので、イーサンは驚きましたが、昔の二人のように、イーサンとハンナはすぐに打ち解けてお互いの話をします。ハンナは未亡人になっていましたが、同じ地域に住んでいたので、イーサンは彼女の夫が亡くなったことを知っていました。二人は長い会えなかった期間がなかったかのように、打ち解けて、ハンナが帰ろうとする車のそばで、イーサンは昔の別れを切り出した自分の一方的だったことを誤り、もう一度二人の関係をやり直したいと告げ、どちらからともなくキスをします。彼女は、付き合うことに同意して、バディも嬉しそうに二人を見つめます。

場面が変わって、イーサンとハンナの結婚式の場面になります。彼には最愛の妻と、彼女の親戚や子供や孫などが列席し、イーサンには突然、大勢の家族ができます。もちろん、バディも彼の傍らにいます。

翌日結婚式の片付けをしているイーサンにバディは自分が、イーサンが子供の時に出会った、可愛がっていたベイリーであったことを気づいてもらおうと試みます。バディは物置小屋から、昔のパンクしたフットボールを見つけてくわえて持ってきました。そして、イーサンがそれをフリスビーのように飛ばし、イーサンが背中をかがめると、バディは、その背中に乗って、ボールを受け取るという二人だけの秘密の遊びを再現しました。イーサンはやっとバディがベイリーの生まれ変わりであることに気付き、「ベイリー」と名前を呼ぶと、バディは「イエス」という意味で、2回ほえるのでした。

動物の生まれ変わりを描いたという点で画期的な映画で、感動もしました。ペットとの過去世を知りたい方は、私のところにいらしてください。また、大切な、大切なペットの寿命は、人間よりも短いので、飼い主の所に会いに来るのに、3回も生まれ変わらなければなりませんでした。ペットとの別れがはからずも来てしまって、ペットロスになっている方も、ペットの来世を知って、冥福を祈ってあげてください。強く願えば、映画のように、再び生まれ変わった愛するペットと出会えるかもしれません。

次回も面白いテーマを探しましょう。

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不思議な話 その271 ペットの過去世(2)

映画『僕のワンダフルライフ』の続きです。幾度の生まれ変わりを経たペットと、絆の強い飼い主との物語です。ゴールデンレトリバーのベイリーは農業学校から駆けつけて会いに来た飼い主イーサンの眼の前で、老衰で亡くなります。

また、明るい光の中に入って、ベイリーはジャーマンシェパードの赤ん坊の犬になっていました。今度は女の子です。メリーと名付けられ、警察犬の訓練を受けていますが、メリーは、おっちょこちょいで、失敗を時々します。時代は1970年後半から、1980年代前半、飼い主というか捜査のパートナーはシカゴの警察官のカルロスです。カルロスは妻が死んで孤独でした。カルロスと組んでいくつもの事件を解決し、表彰されます。カルロスはエリーと住んでいましたが、寂しいカルロスは犬のエリーに心を開かないように見えました。カルロスはプライベートでも笑ったことがありませんでした。しかし、エリーの忠誠心と愛情でカルロスの心が開き、犬と飼い主が一緒のベッドで寝るようになりました。そして、12歳の娘を持つシングルマザーから警察への通報があり、彼女の恋人が少女を誘拐していなくなったという通報があり、少女の服の匂いを嗅いでエリーとカルロスは、少女の行方を捜索します。犯人は少女を大きな川の橋の上に連れていき、人質にしていました。カルロスが犯人に銃を向けていると、犯人は少女に銃を向けました。エリーが助けようと近づくと、少女は、川へ落ち、エリーは川へ飛び込んで、気を失った少女を泳いで助けます。少女を川岸において、エリーは健気にも今度はカルロスを助けようと、銃を構えた犯人に飛びかかり犯人の銃に撃たれてエリーは死んでしまいます。

主人公の犬の魂は再び光の中に行き、再び生まれ変わります。1980年中頃のアトランタで、ウェルシュ・コーギー・ペングローブとして生まれ変わり、飼い主は、アトランタの大学のアフリカ系アメリカ人の女子大生マヤでした。今度は男の子で、ティノと名付けられました。マヤは友人との付き合いが苦手で、いつも一人でいました。犬のティノと家で過ごすことが多かったのです。他のアフリカ系アメリカ人の男子学生に声をかけられても、つい断ってしまい、後で少し後悔するという毎日でした。家で、犬のティノとスナックやアイスやピザを食べてこれで良いんだと思っていました。ティノは肥満気味になって、外で遊ぼうともしません。仕方なく、マヤはティノを公園へ散歩に連れていきました。そこで、ティノはランドシーア・ロキシーという犬種の女の子に一目惚れしました。その飼主は、なんと大学で声をかけてきた男子学生のアルでした。二人と二匹は仲良くなり、卒業後二人は結婚し、犬同士も同居しました。3人の人間の子供のおもちゃのようにティノは遊ばれて、楽しい時間を過ごしました。相棒のロキシーは病気になって、動物病院に連れて行かれ、2度と戻ってきませんでした。ティノも1990年代後半に、老衰でなくなりますが、幸せな一生だったことを感じます。

また光の中へ入り、次の転生はセントバーナードとオーストラリアンシェパードの混血の男の子でした。飼い主の若いカップルは荒れた住宅地に住む貧しい夫婦で、妻が犬を飼い始めワフリーと名付けられました。夫は犬が嫌いで、犬を外で飼えと言って家の中に入れませんでした。散歩もされずにワフリーは外で繋がれっぱなしでした。若い夫婦は大きな声でケンカばかりしていました。ついには夫は怒ったまかせにワフリーを貨物列車のターミナルに捨ててしまいました。ワフリーはこの夫婦の家に戻る気はなく、新しい生活を求めて、放浪しました。

この話の結末は次回に書きますが、映画では、犬はずっと犬に生まれ変わっています。犬の寿命は事故や病気がなければ、10年~13年くらいと言われています。人間は古代は30年~40年位、現代は80~90年くらいにもなっています。生まれ変わって、同じ飼い主と出会う可能性はありますね。私が過去世を見ていると、猫と犬は大きさが違っても、チャクラの位置と数が共通しているので、猫が犬に生まれ変わったり、犬が猫に生まれ変わることがあります。人間は犬や猫には生まれ変わりません。虫にも生まれ変わりません。人間は猿にも生まれ変わりません。やはりチャクラの場所や形や数が違うからです。チャクラにホックのようなものがあって、そこで肉体と魂が結びついているわけです。生まれ変わりの情報は人間の場合は、脳のある場所に、データが格納されています。犬も生まれ変わりの情報は脳に入っていると思います。

それでは、次回にまとめます。

不思議な話 その270 ペットの過去世(1)

犬や猫などペットとの過去世を見てほしいというご依頼も少なからずあります。動物にも生まれ変わりがあります。過去のペットの一生が飼い主の人生とかかわっていることが、多いのです。犬や猫は人間には生まれ変わりません。チャクラの数と場所が違うからです。人間も犬や猫には生まれ変わりません。

ある人は亡くなったペットとの影響の強い古代の過去世で、宮廷に仕える使用人とその飼い犬だったことがありました。ある人は、ヨーロッパの牧場で、今のペットと過去世が一緒でした。羊を追う牧羊犬で仕事を助けられていました。ある人の過去世では、今のペットの猫と江戸時代の江戸の町でやはり、飼い猫と飼い主との関係でした。人間のソウルメイトと同じ様に、人間とペットもソウルメイトの関係があるかもしれません。大切なペットを亡くされた方もご遺影のお写真をお持ちになって、ぜひペットとの過去世をお尋ねください。

2017年のアメリカの映画で、「僕のワンダフルライフ」(A Dog's Purpose )という日本題の映画があります。原作はW.・ブルース・キャメロンの『野良犬トビーの愛すべき転生』という本で、訳本が新潮文庫から出ています。この3月に映画のビデオも出ました。この原作や映画では、飼い主との絆のために何回も生まれ変わる犬の転生を描いています。ネタバレになりますが、あらすじをまとめてみます。

この映画の主人公は、ゴールデンリトリーバーの男の子ベイリーです。彼の前世は1950年代にトビーという子犬でした。農場の老夫婦のもとに子犬の時に来ました。とても大事にされ、農作業にも一緒に行って、じゃれていたのですが、月日が経って、お婆さんが病気で亡くなってしまいました。お爺さんは落胆して元気が無くなってしまい、体調が悪くなっていきました。遠くに住んでいた夫婦の息子が、お爺さんを老人施設に入れに行きました。お爺さんは、トビーを息子に面倒を見てくれるように頼んだのですが、彼は、外に繋がれて留守番でした。繋がれていた首輪を外してお爺さんの乗っていた車を追いかけたのですが、見失ってしまいました。首輪がとれて主人公は、野良犬になってしまいました。彼は野犬駆除に捕まって殺処分されました。光が見えて、トビーは生命を受けた目的は何なのだろうと考えました。「僕は何のために生まれてきたのか?」

トビーの魂は転生して、1961年にゴールデンレトリーバーの子犬として生まれました。彼はブリーダーの檻から抜け出しましたが、街をうろついていると、ゴミ清掃員の2人に捕まってしまい、彼らは飼い主を探そうとしないで、車の中に放置されました。清掃員達は子犬を高い金で売り飛ばそうとしました。二人の清掃員は仕事帰りに自分の車で、子犬を放置してバーに酒を飲みに行きました。季節は夏で、子犬は温度の上昇する車内で、水も与えられす熱中症で死にかけていました。

たまたまその車の脇を歩いていた8歳のイーサン少年は、子犬の生命の危機を感じ、お母さんといっしょに車の中から子犬を救い出して、不思議な縁からその子犬を飼うことになります。レトリーバーの子犬はベイリーと名付けられてイーサンとベイリーはお互いに、無くてはならない大親友になります。夏の間は、母方の祖父母のやっている農場に滞在し、一緒に遊んで、パンクしたフットーボールをフリスビーのように飛ばし、ベイリーが、イーサンの背中に乗ってキャッチする二人に独特の遊びを考案しました。犬のベイリーはイーサンこそが自分の生きる目的だと信じています。

時は過ぎ、イーサンは高校でアメリカンフットボールのクオーターバックのスター選手になっていましたが、いつもベイリーはイーサンと一緒です。イーサンは高校の最終学年の夏にベイリーと一緒にサマーフェスティバルに行って、ハンナと出会いました。イーサンとハンナは、一緒に遊ぶうちに、デートをするようになり恋人同士になります。

犬のベイリーもハンナを仲間と認めます。その夏は恋人同士の二人と犬のベイリーは、毎日一緒に過ごすようになり、イーサンのスポーツ特待生で行く大学にハンナも受験してついていくことを、二人は約束していました。イーサンの父親は仕事がうまく行かなくなって、かなり前からアルコールに依存するようになり、ある日、イーサンが家に帰ると、父親が母親に怒鳴り散らして、止めようとしたイーサンにも怒鳴り散らして、暴力をふるおうとします。止めようとした母親を突き飛ばして、母親はケガをします。怒ったイーサンは家から父親を追い出してしまいます。

イーサンは大学チームのスカウトが来ている試合で大活躍して、4年間学費無料の特待生の権利を得ます。それを妬んだ同級生がイーサンの家の玄関にねずみ花火を投げ込み、その火が家具に引火して、放火になってしまいます。犬のベイリーは火の異変に気がついて、イーサンを起こし、イーサンは2階で眠る母親を起こしに行きますが、1階は火が回って降りられません。シーツを使って母親を窓からおろし、その後、イーサンは犬のベイリーを優先しておろします。その後シーツが切れて、自分は降りられなくなり、2階の窓から飛び降りて、イーサンは骨折をして、スポーツを続けられなくなり、大学の特待生の権利を失ってしまいます。ベイリーは外で様子を見ていた、同級生の放火犯を捕まえて、警察が彼を逮捕しました。

イーサンはスポーツができなくなったので、大学進学を諦め、祖父母の農場を次ぐために農業学校に行くことになり、落胆したイーサンはハンナに心にもなく別れを切り出します。イーサンは農業学校へ行くために、犬のベイリーとも別れることになります。その後ベイリーは老衰となり、いよいよの時に知らせを受けてイーサンは学校から一時戻り、ベイリーの死に立ち会い静かに看取られます。

それから、犬のベイリーのイーサンと再会までの、生まれ変わりの旅が始まります。

後半は次回に書きますね。

不思議な話 その196 エジプトでの過去の人生を語った考古学者

前回の続き、イギリス人考古学者ドロシー・イーディの物語です。

結婚後、エジプトで、彼女の夫は夜中の彼女の変わった行動にしばしば、起こされます。彼女は真夜中にトランス状態となり、月明かりの中でひたすら紙にヒエログリフ(エジプトの象形文字)を書き続けました。彼女の奇妙な行動は、その後1年以上続き、書いた文章も70ページ以上にもなったそうです。彼女自身が、その時の様子を後に語った所によると、「不思議な魔力にとらえられたかのように、無意識のままの状態で古代エジプトのヒエログリフ語が語りかけられた。」のだそうです。私の前のブログで、過去世の言葉を急に話し出す、真性異言(ゼノグロッシア)や過去世の文章や霊の言葉を書き出す、オートマティスムという現象が彼女にも起こったのでしょうか?

余談ですが、霊や宇宙人などからのチャネリングをして言葉を聞いて無意識のうちに文章に書くという自動書記(オートマティスム)は、第1時大戦後、フランスの詩人アンドレ・ブルトンが起こした精神分析を取り入れた芸術運動で、1924年の「シュルレアリズム宣言」の起草によって超現実主義(シュルレアリズム)を創始しました。彼は、詩を作るのに実験的自動書記という天からイメージが降ってくるような作り方をしました。眠りながら言葉を綴ったり、高速で文章を書くとか、半ば眠った朦朧とした状態(トランス状態)で原稿用紙に単語を埋めます。美意識や倫理といった意識が邪魔をしない意外な文章創作を目指すのだそうです。無意識や意識下の世界を反映していると思われる文章や詩から、自分たちの過ごす現実の裏側や、内側にあるという現実である超現実が表現できるというものです。自己催眠や、病的状態の一種と考える解釈もあるそうです。その他のオートマティスムは前にブログに書いたダウジングや霊と交信?するというウィジャーボードです。


話をドロシー・イーディーに戻します。その自動書記のヒエログリフの文章ですが、その言葉は彼女によると、ホル・ラーと呼ばれる霊によって語られたドロシーの過去世について述べたものでした。ドロシーはこの話を夫に語らなかったため、夫は彼女を理解できずに苦しんだといいます。彼女のまわりには奇妙な事が起こって、ある日泊まりに来ていたエジプト人の夫の父親は、彼女のベッドにファラオが座っているのを見たと言って家を飛び出して逃げていったそうです。結婚から3年後に夫がイラクで教職に着いたことで彼女は彼についていかず、単身赴任となりました。彼女は息子とギザの大ピラミッドの近くに移り住み、テントで暮らしました。エジプト考古局で製図作成の仕事について、エジプト考古局の女性職員になりました。

その後20年にわたり、彼女はピラミッドや王墓の遺跡の発掘と記録の仕事をやり続けました。遺跡の製図の腕が良く、編集助手としての有能だった彼女は、エジプト学の発展に寄与しました。ドロシー・イーディは古代エジプト語を知っていて、古代エジプト美術の造形も深いと言われています。

1952年に48歳になったドロシーは、幼いころ教えられもしないのに夢に見た故郷のアビュドスに住んでいました。そこで、神殿の遺跡に向かうと、香を焚いて祈る日々を送っていました。彼女がエジプトにいながら過去世での故郷の土地に行かなかったのは、何かが自分を妨げていたのだと彼女は言っています。電気も通っておらず、水道もなかった、イスラム教の国で英語も話せる人のいない当時のアビュドスでの彼女の仕事を考古学局は、何回も彼女が希望するので、やむなく許可を与えました。その後は彼女は残りの人生を、その過去世の故郷で過ごしました。(このように、影響のあった過去世の場所に現世で行ったり住んだりすることはよくあります。大事な使命を持っている時は、特に過去世や前世の場所と同じところへ行きます。)

神殿で礼拝する日々を送っている彼女に現地の人々は、彼女を受け入れて暖かく接しました。彼女は動物にも不思議な共感能力を持ち(これは、古代エジプトで彼女が過去世に持っていた能力なのでしょう。たまに、過去世や前世の能力が、現世に出ることが有ります。)

アビュドスで、神殿の壁画のレリーフを記録する仕事について、彼女はセティ1世の神殿の庭の位置を言い当てました。その庭は彼女がまだエジプトについて知らなかった少女の時から、夢に出てきた庭でした。発掘作業員が彼女の指示に従って神殿付近を発掘すると、古代のたくさんの木の切り株が見つかりました。その後、彼女は北側で、地中に走るトンネルがあると言って掘らせると、実際にトンネルが出てきました。エジプト学の当時の学者エル・ゼイニ博士は、彼女の過去世のことについて当初は疑いを持っていましたが、、この発見以来、彼女の話を信じたようでした。彼女によるとこの神殿の地下には、まだ発見されていない秘密の文書の書庫があるのだそうです。それが発見されたら、古代の王家の秘密が更に解明されますね。

先程のエル・ゼイニ博士は彼女と親しかったのですが、ドロシー・イーディは誰にも打ち明けなかった彼女の過去世の秘密をゼイニ博士に打ち明けました。彼女が夜中に交信していたホル・ラーという霊から知らされた情報によると、彼女は過去世に「ベントレシュト」という古代エジプトの女神官だったというのです。過去世の女神官だった彼女は、ファラオのセティ1世と恋に落ちました。彼女は図らずも妊娠し、それは結婚もできないし女神官は純潔を保たなければならない、当時のその国のルールにも反しました。もし自分が妊娠しその父親がセティ1世であることがわかれば、裁判にかけられて、王の立場も悪くなると考え、彼女は自害しました。亡くなった愛するベントレシュトの亡骸を見て、王は彼女のことは忘れないと誓いました。

そして、1900年代の彼女が14歳位から、彼女の夢の中に、セティ1世が毎晩、彼女の夢枕に立ちました。セティ1世の魂は何千年もの間、生まれ変わらず霊となって、彼女のもとに来たのかもしれません。そして、博物館でミイラとなったセティ1世を見たときから、彼女のもとにその魂が寄り添っていたのかもしれません。ドロシーは彼に会えて嬉しかったのかもしれません。そして、結婚してエジプトに行くと、夫の父親に見られるほどはっきりとした姿になって、ファラオは50歳前後のハンサムな王の姿で現れました。彼女によると、セティが死後の世界から舞い戻ったのは、エジプトの冥界の神「アメンティ」の許可を得たからであり、二人はそのルールに従わなければならなかったそうです。そのルールが「期間」で、彼女が過去世の故郷に戻れる時期は決められていたのだそうです。(影響のある過去世では、その決められた期間、過去世の相手と現世でもかかわるということが、よくあります。過去世や前世と一緒にいた期間だけいるという場合もあり、逆に過去世で短かったので、現世で死ぬまで一緒ということもあります。)ドロシーがアビュドスの地に戻って、神官としての義務を現世で全うすれば、自分が死んだときの罪が許されて、セティ1世と結ばれることが出来るというのです。

彼女は1981年に77歳で亡くなりました。セティ1世が迎えに来て永遠に結ばれたのでしょうか?それとも、他の転生を繰り返し、また、魂の旅をするのでしょうか?次回も面白いテーマを探します。

不思議な話 その195 死後の世界と前世、過去世

量子力学の世界では、死後の世界は理論的にありえるという研究がありました。アメリカのノースカロライナ州、ウェイク・フォレスト医科大学の量子物理学者ロバート・ランザ教授は、量子物理学の世界では、理論的には「死の世界」が存在すると言っています。意識中心主義の観点から、私達が死だと思っているものは、人間の意識が作り出した幻影だそうです。そうすると、死は私達が考えているような終着点ではなく、輪廻転生という考え方も証明できるかもしれません。

生命は私達が考えるような一列に並んだ存在でなく、それを超越したものと言えるそうです。私達が認識している空間と時間は、心の手段で、空間と時間が精神の構造物(精神、心が作り出したもの)であることが受け入れられれば、死や不死の考え方は空間や線上などの境界はなく、無限に存在するということになり、パラレルワールドの存在が可能となります。また、空間と時間が精神の構造物というのは、仏教の「色 即 是 空・空 即 是 色」(形あるものは本当は、無であり、無のものは、形がある。)の考え方にも近いような気がします。また、人生を3Dの立体映像に例えると空間を共有して各人の人生が畳み込まれていて、いろいろな人生のバージョンが存在する という考え方も有りかなと思います。

輪廻転生に関する女性考古学者の話です。ドロシー・イーディは1904年~1981年まで、77歳で亡くなった実在の女性です。3歳の時、ロンドンに住んでいたドロシー・イーディは階段から転落し、意識不明の状態になりました。駆けつけた医師により、一度死亡と宣告されますが、すぐに息を吹き返します。いわゆる、臨死体験ですね。このことがきっかけで、子供の頃の彼女は、毎晩同じ夢を見るようになったそうです。その夢の中では、果実のなった林がたくさんある庭と石の柱がたくさんある建物がよく出てきたそうです。両親に何度否定されても、子供のころのドロシーは夢の中に出てくる世界が自分の故郷だと言いはりました。

4歳になり、大英博物館を両親と訪れたドロシーは、そこで、エジプト展を見ます。彼女はガラスケースに入ったミイラのそばから離れなくなり、「この人達は私の仲間なのと」言い張るようになりました。普通のこどもはミイラは人間の死んだ姿で、干からびているので、見るのを怖がりますね。私も、子供の頃はミイラを見るのは怖かったです。おとなになってもミイラを見ていい気持ちはしません。ところが、ドロシーは変わったことを話し、両親を困らせたのです。そんなことがあってから、数ヶ月後、ドロシーは父親の買ってきた百科事典のロゼッタストーンの項目を読んで、自分は碑文の言語を知っていると言ったのです。

7歳になると、雑誌に掲載された古代エジプトの写真に、アビュドスにあるセティ1世の神殿を見つけて、彼女は、ここが家で住んでいたと主張し始めます。遺跡なので、まるで、遺跡になる前を知っていたように、どうして建物がこわれているのか、とか庭はどこへいったのかと尋ねたそうです。

成長するにつれて、ドロシーは、自分が過去の人生で、古代エジプト人だったという確信にとりつかれるようになりました。輪廻転生を研究する会に参加するようになりました。集会の知識だけでは満足行かないドロシーは、十代前半からいてもたってもいられず、エジプト学を学ぶようになりました。古代エジプトの美術研究家ウォーリス・バッジはドロシーにヒエログリフを教えました。

ドロシーは、27歳になった時、若いエジプト人の教師と出会い、恋に落ちました。そして、荷物をまとめて、彼とエジプトに向かい、エジプトに着くと、親に結婚を報告しました。エジプトに住んでからも、ドロシーは、古代エジプトにしか興味を持ちませんでした。彼女はカイロに住みたいという夫に反発して、夫婦関係が悪くなりました。彼女は、ピラミッドの見える場所に、住みたいと主張しました。間もなく夫婦には男の子が生まれましたが、彼女は夫の意志を聞かないで、子供に「セティと名付けました。セティという名前は、紀元前1300年頃の題19王朝の戦士として有名な王、セティ1世と同じ名前でした。これ以降ドロシーは、研究者仲間からオンム・セティ(これはセティの母という意味)と呼ばれました。

この後更に不思議なことが起こりますが、後半は次回に書きます。
プロフィール

観音寺りえ

Author:観音寺りえ
アトラス研究所の観音寺りえです。

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住所: 東京都文京区千石4-37-10 
TEL: 03-3942-1341
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