予言と透視 死海文書 

 先月 イスラエル博物館とグーグルが「死海文書」のオンライン公開「デジタル死海文書」の公開を発表しました。

 「死海文書」は1947年から1956年にかけて、イスラエルの死海北西の要塞都市クムランの11か所の洞窟で発見されました。偶然に遊牧民がみつけたそうです。炭素測定で紀元前2世紀の中ごろから西暦1世紀ころにできたと言われています。正確にはBC170年からAD68年に書かれたものだろうと言うことです。当時AD70年のユダヤ戦争でローマ軍がエルサレム神殿に侵攻した時に、ローマ軍の手にわたってはいけないというので、この11の洞窟に隠したようです。エルサレム神殿の正統派の教典は全部、ユダヤ戦争によって焼かれてしまいました。

 「死海の書」は、ユダヤ教の正統派の聖典というよりは、異端の書とされてます。当時も異端であった、ユダヤ教のエッセネ派という宗派が守り隠したようです。エッセネ派はローマ帝国に征服されたこの世界は間違っているという視点のもとで教典を書いたようです。エッセネ派はこの世の終末が来ると信じていた為、その準備の戦いの巻物を書いていたのではという説もあります。その他神殿から追放されたサドカイ派の共同体によるという説もあるそうです。

 前に私が調べたヨハネの黙示録もこの書の影響を受けているかもしれませんし、あとから編纂された旧約聖書も、新約聖書も終末論はこの書の模倣であると言う人もいます。

 破損がひどいものもかなりあり、断片は少なくとも800巻あり、エッセネ派の信条から他の宗派の信条まで別別の視点でかかれているそうで、職業的なたくさんの筆記者が書きうつした写本です。

 「死海文書」の中でエッセネ派は人類滅亡に関する予言を残しました。

 いつも言っていることですが、私はどこの宗教にも属さない中立の立場で書いているので、必ずしもこれから内容を信じているものではありません。あとで感想も書いてみます。


 エッセネ派は自分たちを光の子と考えました。当時の時代背景ではBC37年にエルサレムはローマ帝国に支配されていて、ローマはユダヤ人出身でないヘロデ王に統治させていました。巻物を書いたユダヤ教徒は、ローマの神々を信仰するローマ人を嫌っていました。ローマによってユダヤ教が壊されたと考え恨んでいました。AD70年に聖地に立つエルサレムの大神殿が破壊されました。

 エッセネ派はユダヤ教の正統派聖書にある戒律を拒んだ集団で、正統派からは道徳観念に欠けた人々と言われましたが、当時のユダヤ教の戒律はことのほか厳しいものだったかもしれません。

 戦いの巻の予言にもどりますと、エッセネ派は彼らの偏見かもしれませんが、ローマ人のような欲で動く者を嫌っていました。「強欲なものはすぐにしぼむ」といってベリアルと呼びました。ベリアルの意味は、べりヤ(無駄に)ヤアール(使う者)で、お金の流れを支配する不道徳な支配者をさしていると思われます。そのべりアル(エッセネ派によるとサタンと自分たちの神との最終戦争が、光の子と闇の子の戦いということなのでしょうか?)

 終末の戦争では、彼らユダヤ人は、敵(当時ではエルサレムの東、)メソポタミアのシリア人(今のイラン)とアッシリア人(現在のイラク人)の7度の戦争の末に、世界に終末が訪れるだろうと予言しています。今現在、6度目の戦いまで終わっているそうです。終末についての3つの宗教には同じような予言があるそうですが、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の宗教の根っこは一緒です。

 いわゆる有名な「ハルマゲドン」という最終戦争は、ユダヤ教の始期から6000年といわれています。ハルマゲドンの前に追放されていたユダヤの全部族がユダヤの聖地にもどってくる。これはよく言われていますが、1948年の5月14日の第2次大戦後のユダヤ人の国イスラエル建国をさすのではないかというのです。終末の始まりは光の子と闇の子が6度にわたって戦う。3度光の子が勝ち、3度闇の子が勝つ。7度目は光の子が勝って、終末が訪れるというのが、戦いの巻の予言です。

 イスラエル人は自分たちを光の子の直系の子孫だと考えていると言う人もいます。ユダヤ教のある派閥の中に、世界をエデンの園の状態、にもどすという考え方があるのです。つまり原始的な生活という意味なのでしょうか?

 それから、この書の予言で、エルサレムの神殿の丘に昔に壊された第3神殿を再び建てた後に戦争がおこるという予言があるのです。今神殿の丘には、イスラム教のモスクが建っており、その場所の権利は法的にはイスラム教にあります。現在第3のユダヤ教の神殿を建てる計画があるというのも耳にします。
 どうして戦後にこんな複雑なことをしてしまったのでしょう。

 私の感想としては、2100年くらい前の予言の書が未来であたるかはずれるかが重要なのではなく、その予言をつまり聖書にも書かれた予言を盲信して、その通りに実行しようとする人々がたくさん出ることにとても危機感を感じます。ユダヤ教は勿論、キリスト教、イスラム教も、この考えや予言を信じている人がいるのです。

 それぞれの宗教で、天がひらき天使がおりてきて光の扉を開き、最後の時には神の意志によって救世主が復活してそれぞれの宗教は独自に自分たちを天国に連れて行ってくれると信じている人々は少なくありません。

 私は全ての宗教の排他性をとても危険なものに感じます。全ての人が生まれ変わりの中立的な仕組みを理解して、宗教の排他性をなくせば、最終戦争は起こりません。戦争は神がおこすものではなく、利己的な価値観に縛られた人間がおこすものだからです。人が亡くなってからいくところは、天国も地獄もなくその人の直前の人生の想念の世界が現れます。光の子と闇の子という区別もなく、善と悪の区別もない世界です。死後の世界は全く平等です。
 その後、イスラム教に生まれていた人がユダヤ教やキリスト教に生まれ変わることもあるのです。それに皆が気付くことができれば、異宗教同士の憎しみは消えます。

 次回はキリスト教やユダヤ教やイスラム教以外の古代の予言について書きましょう。


 
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予言と透視 ヒットラーの予言 その6 とコンピューターによる予言

 最初に、最近できたコンピューターによる予言の話から・・・

「ウェブ ボット プロジェクト」という言葉を知っている方も多いと思います。

「ウェブ ボット」はインターネットのディスカッションサイトに目立たない形でしのばせているデータ収集用のソフトウェアだそうです。

 もとマイクロソフトのクリフ・ハイという人が株価の値動きを予測するために作ったプログラムです。そのうち株価の値動きだけでなく、近未来にどういった社会変動がおきるか予測させたそうです。

 ネット上の会話の単語に注目し「スパイダー」と呼ばれる言語収集用のソフトウェアを忍びこませその集められた単語を「感情価」という独自の値で計算します。

 あるレベルを超えた感情価を持つ単語があった場合、その単語に関係した出来事が将来必ず起こると考えるものです。たとえば、よく例に挙げられますが、スマトラ沖地震の前にインドネシア 大量の水 破壊 大災害 などの言葉が感情価が高く、インドネシアの災害の予想ができた?というのです。9・11も予想したと言われています。これは、多くの人の将来に対する恐怖の感情による言葉がネット上で氾濫しているものをとらえたもので、潜在的恐怖心という側面では、潜在意識を反映したものかもしれませんが、将来の物語を抽出した単語から作る人の恣意的なもの(意図)が入ってしまうかもしれません。よりセンセーショナルにしようと考えるかもしれません。投機的な株価の予想にはぴったりですが、これにふりまわされてしまうのはどんなものでしょう。

 でも簡単な予想を引用してみますね。必ずしも私がその内容を信じたりして載せているものではありません。ヒットラーの予言内容も同じです。私がすべてうのみにして、信じているのではないです。

 少し長くて読みにくいですが・・・2010年のもののようです。

  世界的な金融危機は、昨年9月の「リーマンショック」から始まったわけではなく、じつは2007年11月   頃よりすでに兆候が起きているが、今年秋からいよいよ本格化するとみられる。
   「ドルの死」というキーワードの感情価が今年の11月5日ころからものすごく高くなると出されている。   このころから誰の目にも分かる形でドルの崩壊が始まる。

   ドルが崩壊していく過程でハイパーインフレーションが起こる。(主にアメリカにおいてだと思います。・   ・・観音寺感想)
   こうした市場経済の混乱は回復する見込みはまったくなく、金融システムの完全な崩壊に向かって突き進む   そして資本主義というものはこの世から消えさる。(これも極端であると思います。)

   闇の支配勢力は、ますます力を失い内部告発者が出たり、内紛を起こす可能性がある。また、彼らの行状が
   明るみに出て、民衆の怒りと憎悪を買い、襲撃される。

   彼らが隠していた宇宙人関連の情報が世に出る。また、新エネルギーがどこの組織にも属さない人々の中か   ら発明される。

   戦争も起きるし、地球規模の気候変動や天変地異の活動も激しくなる。火山の噴火、海流の変化、陸地の隆   起や冠水なども起こる。このような世界的大混乱は2012年まで続くようである。


 宇宙人の話以外はどれもいま起こっていることを分析すれば、容易に推測ができることなので、これを予言の範疇にいれないほうがいいかもしれません。やはりコンピューターの未来予測はデータでいろいろ細工もできるし、もしかして、予知する人の助言を受けて作っている面もあるかもしれません。真に受けた人々が同じように動くことを意図して、市場を操作しようとする目的もあるかもしれませんね。機械的に文を作っているわけではなさそうです。やはり、未来は人が操作するもので、未来の歴史は一人一人が作っていくものですね。

 それでは、ヒットラーの予言の最終回です。地下官邸での指名予言は、側近たちを名指しで読んでそれぞれの未来を予言したようです。側近たちは個人的なことなので、裁判の時に検事に話したり、手記に書いたりした断片的なもののようです。ヒットラーはヘルマン・ゲーリングとハインリッヒ・ヒムラーが裏切ることを事前に知っていて、本人たちを指名して、「君らはわがナチスの最高幹部だ。しかし君ら二人は私にははっきり見えているが、私の最後の日の7日前に、共謀して私を裏切るぞ。きみらはアメリカと気があうからな・・・」といったそうです。ふたりはその話を聞いて、震え上がったそうですが、やはり、7日前に、二人はヒットラーの身柄と引き換えに自分たちだけ助かろうと、アメリカに極秘の和平交渉をしたそうです。ヒットラーが二人にそれを告げたのは、その半年前だったそうです。

 侍医のモレルと言う人にはこういったそうです。「なあ、モレル、私の予知では、ナチスはまもなく負けるよ。負けてここら辺は美しい芝生になる。しかし誰も遊びにも見物にも来ない。この近くには『長い壁』ができて、ドイツを真っ二つに裂く。そこは今世紀の終りまで、世界中から見物人が来る・・・」

 これはベルリンの壁で第2次大戦中に、ヒットラー以外だれも、ドイツが半分に引き裂かれて統治され、ベルリンに長い境界線の壁が出来るとは予想できなかったでしょう。地下官邸は終戦直後、徹底的にこわされ、上には草が生えやはり誰も今も訪れる人はいません。

 ヒットラーはドイツの女流映画監督のレニ・リーフェンシュタールにこう予言しました。「君はここを去って二度と戻ってこないよ。君は長生きして名声を得るだろう。・・・将来の今世紀末から来世紀初めの文明国では、君のように結婚もせず、子供も産まず、一生男以上の働きをする女性が増えるよ。しかし、それは当然、女性の見かけの地位の向上とともに、その民族の衰亡、ひいては人類の破滅につながる罠なんだけどね・・・」

 私はこのレ二という映画監督の記録番組を見たのですが、ヒットラーの予言どおりに、生き延びて、映画界から非難はされたのですが、彼女は仕事を精力的にこなし、生涯独身で、70歳代で写真家となり、アフリカの奥地に行って、90前後まで生きて活躍しました。人類の破滅につながるワナというのが気になりますね。極端に出産が少なくなるのか?人工的な出産を意味するのでしょうか?

 ヒットラーがハンス・フランクという人に語ったところでは、「ところで、ハンス、いつだったか、君に私が生れた100年後、1989年人間が2種類に分かれるといってことがあったな。金持ちや土地持ちと新しい貧民、恵まれすぎる国や恵まれすぎる人と、恵まれなさすぎる国や人、災害地と不気味なほどの楽園、間違いなく、何もかも2つの極に分かれる。と・・・」
「2つの極はますます進む。1989年以降人間はごく少数の新しいタイプの支配者たちと非常に多数の新しいタイプの被支配者とにますます分かれていく。一方はすべてを操り、従えるもの。他方は知らず知らずのうちに全てを操られ、従わされる者たち・・・しかも進むのはそれだけじゃない。人間がそうなるに従って、地球にも宇宙にも大変動が起こるのだ・・・わかるかハンス?私が死んだら君がこれを伝えろ。」

 1945年の2月にソ連軍に追われたポーランドのナチ長官だったハンス・フンクにヒットラーは無線電話で予言したということです。

 今、現在貧富の差が世界中で問題になってデモも各地で起こっています。貧しい国と豊かな国の格差はおおきくなっています。ヒットラーのこの予言だけははずれてほしいと思います。それには、一人一人が情報に操作されることなく、ことの是非を自分の頭で考え意見をのべ、新しいタイプの被支配者にならないように努力しなければならないと思います。これ以上格差が大きくならないように皆で知恵をしぼり、他の強い国のプレッシャーにも屈することなく、意見を言えるようにすることだと思います。そうしたら、地球や宇宙的変動がもたらされないかもしれません。

 ドイツ国民にあてたヒットラーのさいごのメッセージは、前に書いたように30分位の長さのものが切れ切れで7~8分なので、意味がとりにくく引用はしません。ドイツ国民を励ます内容と、未来にできるイスラエルというユダヤの国(演説当時はなかった国です。)のこと、米ソの冷戦、米ソの衰退、ユダヤの台頭?最終戦争・・・宇宙からの何かについて・・・人類の驚くべき究極の姿・・・それを明かそう」というところで演説のテープは切れているようです。私はこの「人類の究極の姿」というところで、人類の祖先は宇宙から移住してきたのだと言おうとしたのではないかと勝手に解釈しています。この演説の日が1945年の4月2日ごろのようです。

 ヒットラーはその他、「超人」や「神人」や「ロボット人間」のようなイメージを語っています。これは将来の何かを象徴したもので、直接的なことを意味しているのではない、とも思います。それとも未来の人間を超越したものを意味しているのでしょうか?

 次回は古代から引き継がれた予言についてみていきましょう。

  

予言と透視 ヒットラーの予言 その5 

 今日のテーマの本題に行く前にちょっと余談を書きます。俗説では、第2次大戦後何回もヒットラー生存説がでました。歴史の教科書等公の発表では1945年の4月30日にヒットラーは妻のエバ・ブラウンと自害したことになっています。なぜ、彼の生存説がいつも話題になるかと言うと、ヒットラーの最後にいたとされるベルリンの地下施設に最初に入ったのはソビエト軍(現在はロシア)の対応が甘かったからです。

 ヒットラーはイタリアの指導者のように、連合軍に捕まってさらしものになることを極端に恐れて、地下施設の一番奥の自分の部屋にこもり、連合軍が近づいてきて、これまでと思ったときに、自分は自害するから、その死体を焼却して、施設の土に埋めるように命じたという話が残っています。妻は一緒に服毒自殺をしたことになっています。しかし、部下の中で誰もヒットラーの死ぬところを見ていないそうです。

 ソビエト軍の責任者は、生き残った部下からその話を聞いてうのみにしました。ソビエト軍は一応そのヒットラーとみられる遺体を掘り起こして、確認しました。身長が数センチ低かったという逸話もあります。ヒトラーの遺体を保管していたものをソビエト(ロシア)に持ち帰って一時どこかに保管して十数年後に埋葬したそうです。それから、ヒットラーの頭蓋骨の上の部分(銃弾が貫通した跡があります。)をロシアの公的保管庫に現在も保管しているそうです。

 最近の海外の番組で、コネチカットの大学の教授がその研究をしていて、ロシアから1時間の許可を得て、その保管庫のヒットラーの遺品を調べました。ヒットラーの愛用したソファーの血のシミからDNAのサンプルをとって、また頭蓋骨からもDNAのサンプルをとって、アメリカの大学に持って行って検査したところ、驚きの結果が出ました。

 ソファーの血のシミは男性のものだったそうです。けれども、頭蓋骨はその教授が触ってみてもやや小さく、DNA鑑定の結果も銃弾を受けた女の人のものだったのです。

 どこでヒットラーの頭蓋骨としてすり替わったのでしょうか?ソビエトの指導者は、ヒットラーが逃げたという仮説もだして、あちらこちらを探したりもしたそうです。遺体も本人だ、いやそうではないと二転三転したそうです。また、ヒットラーは途中から自分の替え玉を使っていた、という説もあるので、拳銃自殺をするように言われていたのは替え玉で、もしかして、妻も替え玉で、二人は数日前にドイツから逃げていたとも考えられます。

 ソファの血のシミの方は、アメリカにいるヒットラーの親族から拒否されて、本人かどうかの照合は出来ないそうです。もし、ヒットラーの遺体がドイツ国内に保管してあれば、その死が謎のまま残らなかったろうと思います。

 次に1942年から45年まで、ヒットラーの秘書だったという人が2002年2月に不治の病で亡くなる直前に本を書きました。トラウデル・ユンゲという人で『私はヒットラーの秘書だった』という本です。

 内容は、ヒットラーの個人秘書の体験記で歳をとって高齢になり、病気になるまで、口を閉ざしていた人が、死ぬ前に書いたものです。ヒットラーとの出会いからヒットラー政権が崩壊する約3年間のことを書いたものです。

 それによると、ヒットラーは音楽や絵画などの芸術が好きで、オカルトに興味のある人でした。禁煙派で、菜食主義で、胃が弱く、犬が大好きで清潔好き、女性関係も何の乱れもなくストイックで一人の女性だけを大切にするタイプです。それだけ読むと、ごく普通の小市民の気が弱くて、やさしい中年の男性です。歴史上で狂気ともいえる、大衆を扇動する演説をして多くの共鳴者を集めたものは、彼の特殊な能力から来た人格によるものだったのでしょうか?古代のシャーマンが神の託宣で、国を治めたように、教祖のように国民の心をつかんだのでしょうか?


 それでは、日本に関する予言と思われるものです。彼はドイツが負けるということは予知で分かっていたそうですが、地下施設にこもって、連合軍が上陸した後に、日本に亡命しようと、日本から亡命用の潜水艦を送ってくれるように依頼したほどです。日本の潜水艦が途中まで行った後、ヒットラーが亡くなった知らせを受けて、引き返したそうです。任務は艦長意外に極秘でおこなわれたということです。ですから彼は同盟国でもあり日本にシンパシー(共感)をもっていたと思われます。

 1930年代からヒットラーは世界を予言してこう言っていました。

「もっと差し迫った現実の見通しも言おう。我々ナチスはまもなく第2次世界大戦に突入する。世界を相手に戦う。しかし、我々に味方する国も現れる。それは日本だ。日本の戦力は諸君が思っているよりもずっと強い。日本は太平洋とアジアから、アメリカとイギリスの勢力を追い払う。見ていたまえ。『カリフォルニア』も『ネバダ』も
『ウェールズの王子』も、日本の火薬で、地獄へ吹っ飛ぶぞ。」

 この言葉は一見たとえで言っているのかと思われましたが、日本が参戦する前の予言です。日本は真珠湾攻撃で太平洋戦争に参加しますが、この時ハワイで沈めたのが「ネバダ」と「カリフォルニア」だったのです。日本はイギリス領のマレーシアやインドネシア、アメリカの影響下にあるフィリピンを後に占領します。

 そして、カリフォルニアやネバダは地名ではなくて、日本と交戦して沈んだ戦艦の名前なのでした。ウェールズの王子もマレー半島沖で日本が沈没させた戦艦の名前を事前に予知したのでした。

「しかしその報復として、米英を背後であやつるものが、日本を絶滅させる恐れがある。ユダヤの天才的な科学者たちが、炎の絶滅兵器を開発するからだ。彼らはそれをアメリカ軍に与え、日本に対して使わせる。日本の都市3つがこれで火星のような廃墟になる。そうさせる最初の契機に、イギリスがふかいかかわりを持つ。また決定段階では、ユダヤの『真実の男』が、より深いかかわりをもつだろう。」


 ヒットラーは原子爆弾のことは知っていたと思われます。彼も国内の科学者に命じて、開発させていました。ドイツ国内からもユダヤ人の科学者が大勢アメリカに亡命しました。当時の大統領ルーズベルトはアインシュタイン博士をはじめユダヤ系のオッペンハイマー博士などの優秀な頭脳を結集して、ドイツよりやや早く1944年に原子爆弾を完成しました。そして、非道なことですが、それを日本に投下するように命じたのは、ヒトラーが予言したようにユダヤ系アメリカ人の大統領「真実の男」、トルーマン大統領だったのです。ただ、日本に落ちたのは、3個でなく、2個だったので、予定では東京に投下するはずだったというのです。未来の予知にはこのように、いくらかの変化があったり、読み間違えも起こります。それでも凄い的中率だと思います。ドイツは同盟国である日本にこの予知を教えてくれたということですが、日本の軍部は先のことなど、聞く耳を持っておらずに無視したということです。

 次回は、最後の1945年3月20日頃のラジオ放送の予言について、書きます。その他ヒットラー以外のまだ取り上げていない予言も探してみましょう。   

予言と透視 ヒットラーの予言 その4

 前回はヒットラーが生まれてから数十年後、150年後の2039年までをざっと見てみました。これは究極という言葉を使っている為、究極予言と呼ばれています。この他彼は、3種類の予言をしています。

 南ドイツのオーベルザルツベルク山荘でインスピレーションを受け、語った山荘予言といわれているもの。それから、戦争に負ける前にベルリンの地下に逃れて、そこで、一人ずつ部下を呼び出し、その人の亡くなり方や末路を予言したもの。そして、第2次大戦末期1945年3月20日前後にドイツ国民全体にラジオで語られた最後のメッセージの予言と全体で4種の予言をしています。

 最後のラジオの予言の日は明確には分からないそうで、1945年の3月20日と4月2日に放送されたという説と、その前後何日間かで放送されたという説があります。30分~40分の放送ですが、残ったもの(部下が録音した一部つまり皆が知っていいものは7~8分ぶんです。もしかしたら、公にした部分以外は連合国の意図で世にだしてはいけないと、削除されたのかもしれません。全部が録音された録音の原盤は、ヒットラーの遺体を確認したロシア軍が持って行って今ロシアに保管してあるそうですが、全体は極秘扱いです。俗説では、このラジオでのヒットラーの予言の全体のコピーのテープはロシア以外にも、アメリカ、イスラエル、フランス、イギリスが持っているという説もあります。アメリカはその予言を最高機密扱いにして、厳重に管理しているといううわさです。ロシアにしろ、アメリカにしろヒットラーの予言全文を持っている国が、信じていない予言であるとしたら、厳重管理はしないでしょう。

 前回の究極予言は、彼の親衛隊の中でも、とくにエリートといわれる「ニーベルンゲン復讐騎士団」のメンバーだけに語られた最高機密だったそうです。

 このあと少し雑談ですが、今日休みなので、たまたまビデオにとっていた映画2004年のドイツ・イタリア・イギリスアメリカ合作の「ニーベルングの指輪」という映画をみました。ニーベルンゲン(ニーベルング)の伝説は800年ごろから今まで語り継がれていて、様々な説話の伝説があり、内容が少しずつ違います。ヒットラーは彼の大好きなワーグナーの歌劇で、その話の筋書きを知って、その話の内容が気に入って、自分の親衛隊の中のお気に入り集団にその名前を付けたのです。元は古代北欧伝説です。

 主人公の名前は伝説によってすこしずつ違いますが、ジークフリート(ジーフリト)という王子です。この話は北欧からアイスランド、ドイツを中心にしたヨーロッパに伝わっていました。映画では両親を殺され、まだ4~5歳の主人公は、船で流されて、刀鍛冶のお爺さんに拾われ愛情を受けて育てられます。成人したあるとき隕石が落ちてきて、それを同時に見たアイスランドの若くて男性に負けない剣の使い手の美しい女王と、隕石を争って、神の力で男性に負けたことのなかった独身の女王を、剣で負かして、そのあと二人は愛し合います。

 結婚を約束して女王はアイスランドに帰ります。彼は、その隕石で鉄をも切れる自分の剣を作ります。鍛冶屋の育ての父と住んでいた国のグンター王の所に行って、注文の剣を渡すと、竜の被害で困っていることを聞き、王様が竜退治で負傷したのを見て、隕石の剣をもって、単身で竜を退治に行き、竜をやっつけてしまいます。そして彼は竜の血を全身に浴びて、不死身になります。背中に葉っぱがついていたところだけは、血がかからなかったのでそこがジークフリートの弱点になったのです。実は竜はニーベルンゲン族の黄金の山を奪い守っていたのですが、ジークフリートは宝物の中の指輪をなにげなく身につけます。すると、幽霊の一群が現れて、ニーベルンゲンの幽霊だと名乗るのです。そして、宝物の一部を持ち出した人間に呪いがかかると言って、指輪を返させようとするのですが、ジークフリートは言うことを聞きません。その呪いは「不死身になっても、呪いの力で争いがおこり彼が殺されるぞ」といったものでした。

 城に戻って、ジークフリートは英雄になり、王様の美しい妹が彼を好きになって、悪い大臣のハーゲンの父親の魔法使いから惚れ薬をもらい、ジークフリートに飲ませます。それを飲むと彼はアイスランドの絶世の美女との恋愛をすべて忘れて、クリムヒルト姫を好きになります。
 兄の王様はアイルランドの女王をお嫁さんにしたいと思い、ジークフリートをつれてアイスランドに行きます。女王は自分を剣で負かせた強い男としか結婚しない、つまりアイスランドの統治を任せないといったのです。ジークフリートは王からの頼みで王の身代わりになるのです。彼は魔法使いからもらった、魔法の兜をつけると、なりたい人の姿になります。そして、ジークフリートはグンター王の姿に変わり、代わりにアイスランドの女王を負かし、グンター王が彼女と結婚することになります。

 アイスランドの女王は、彼が知らないで飲まされた惚れ薬で、彼女のことを忘れてしまったことも知らずに、彼をなじります。クリムヒルト姫とジークフリートは結婚し、グンター王とアイスランド女王は結婚しますがうまくいきません。

 ジークフリートは王であることを証明し黄金をもって、クリムヒルトと奪われていた自分の国に帰ろうとしますが、グンター王はその黄金がほしくなって、帰る日を延ばさせます。王は悪徳大臣ハーゲンに、ジークフリートから聞き出した、唯一の急所を教えて槍でつかせて殺させます。

 そのことを知らない妻クリムヒルトはアイスランド女王にすべてを話して、誤ります。無敵のジークフリートは弱点を突かれしんでしまいます。グンター王と大臣ハーゲンは黄金をめぐって争いますが、悪だくみを知り怒ったアイスランドの女王に二人とも切り殺されます。英雄のジークフリートは川の上の戦場で火葬され、アイスランドの女王は彼の遺体と同船し自害します。

 舞台は紀元後500年くらいで、古代宗教とキリスト教の対立の時代背景もあるようです。伝説や歌劇ではクルムヒルト姫がニーベルンゲン騎士団をつくり魔族と対決するとなっているようです。話が映画とは違いますが、ジークフリートの仇をうつ為に軍団を組織する話がでてくるのでしょう。クリムヒルトは魔族の王(異教徒をさすのでしょうか?)と刺し違えて、すべてが滅び、ニーベルンゲンの森も魔族の炎と毒で滅亡するという話が付け加えられているのです。

 余談が長くなってすみません。ヒットラーの頭の中にはこの話のイメージがあったのかもしれません。


 ヒットラーの予言にもどりましょう。今日はヒトラーの山荘予言についての一部です。ヒットラーはオーベルザルツブルクに奇妙な形の山荘を作らせました。既存のログハウスの下に洞窟のような地下の建物を設計したのです。「こういう地下都市に人間はやがて住むようになる。いやそういう場所にしか住めなくなるだろう。それほどの毒物や毒の光がいずれ人類に、すくなくとも人類の一部に降りかかる。各文明国はそれを避けて、地下に商店や会社や住居を作る。ここはそのためのプロトタイプなのだ。」と言ったそうです。そして、そこに多くの長く持つ食料が貯蔵されました。これは、予言と言うより、核爆弾をヒットラーは学者に開発させていたので、いずれ、核戦争が起こるのを覚悟して、一種のシェルターとして作ったのかもしれませんね。

 
 彼はコンピューターの出現も予言していました。「最高の頭脳がシステム化して統合する。それが未来の支配の形だ。一つの意志がここから全国民を動かすのだ。それが人間の頭脳であろうと、頭脳のような機械であろうと」
 
 これも、1941年にドイツでコンラート・ツーゼという学者がコンピューターの原型を作っていたので予測の範囲内の技術ですね。

 それから、ヒットラーは、「かぶと虫がやがて、赤や青や黒や白の輝くかぶと虫が動脈の上をはしるようになる。世界中が我々のかぶと虫と白い動脈でいっぱいになる日が来る。」と予言しています。これは、山荘においての予言でなく、1933年に自動車設計のポルシェ博士に語った話だとされています。これは戦後に出来た未来のドイツの国民車フォルクスワーゲンを予知した話です。洞察だけでは語ることができません。高速道路も動脈という言葉で表しています。かぶと虫の車が世界に輸出されることも分かっていたようです。高速道路アウトバーンは確か、ヒットラーの政権中に初めてできたものだと思いましたが、だから「我々の白い動脈」が未来に世界中でいっぱいになると言ったのですね。

 「近い将来男性の性器そっくりの兵器ができるだろう」といって、ヒットラーはミサイルやロケットがイギリスやペルシャ湾(湾岸戦争をさして予言したのでしょうか?)やインド洋にも飛ぶといっていたそうです。

 ヒットラーは人類が、月へ行くことも戦前予言していたようです。「月から戻ってくる者もいる。しかし戻ってきても、その者は、ここがそれ以前のドイツかどうか気付かない」

 後半の意味は分かりにくいですが今よりもっと未来に、ドイツ人が月に行った時、帰ってくるとドイツはかわっているよということなのでしょうか?行く前と変わるとすると、月に行くのが長期間なのでしょう。とすると、未来に月面基地の長期滞在が出来るようになるころかもしれませんね。

 長くなったので、次回は日本に関してのヒットラーの予言と、ヒットラーが亡くなる前の2年間ほどを彼に仕えた人が、今から10年ほど前に出した本からのヒットラー観を書きますね。


 
プロフィール

観音寺りえ

Author:観音寺りえ
アトラス研究所の観音寺りえです。

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住所: 東京都文京区千石4-37-10 
TEL: 03-3942-1341
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