太陽のまとめと、幼形成熟(ネオテニー)について

 まず、前回の「太陽」のテーマについての補足から書きますね。今話題になっている極小期は専門家が南極の氷の層を地層と同じように調べたところ、最近8000年の間に18回あったそうです。そのまま平均すると444年に1回ほど、氷河期のなかで太陽黒点が減って、太陽の磁気が弱まり、宇宙の物質がいつもより多く降り注ぎ、それが原因かはっきりはしていませんが、地球上の平均気温が下がり、異常気象が引き起こされた時期があったわけですね。磁気が弱まると、噴火も起こりやすくなるそうで、私が3年ほど前から何回も睡眠中の予知夢でみている富士山の噴火も可能性が高くなります。できれば、噴火は起こってほしくないと願っています。

 マウンダー極小期の1600年代後半に、ヨーロッパでネズミを媒介とする伝染病のペストが流行ったのは野ネズミが食料がなくなって、人の住んでいる里にたくさん住みつくようになって、ネズミに寄生しているダニのもっている強いウイルスが人間に感染したからではないかと言われています。


 現在は氷河が南極と北極にあるので、氷河期でその中でも比較的温暖な間氷期です。その中の極小期に入りつつあるのですね。この他に南極と北極に氷河が発達した氷期は、現在の陸地の10%をおおっている氷床が30%までに増えた時期です。

 ヨーロッパとスカンジナビア半島が氷河におおわれ、北米は五大湖が氷の下になり、ニューヨークも氷の下だったそうです。日本でも日本アルプスや北海道の日高山地も氷で覆われていたそうです。最近の氷期は1万年前に終わったそうですが、その前に日本人の祖先でもあるモンゴロイドは、つながっていた北方領土を渡ってベーリング海を通り、今のロシアの大陸からアメリカ大陸のアラスカまで氷の大地を移動しました。エスキモーとインディアンの祖先ですね。

 その人々は陸地づたいに南米まで行ったということです。南米に行ったモンゴロイドは海から行ったという説もあります。大部分を氷におおわれた氷期でも人口が急減しても、人類はたくましく生きていたのですね。

 氷期が終わった今から7000年から5000年前は、今よりずっと温暖だったそうです。それをヒプシサーマル期(気温最適期)というそうで、陸地に固定されていた氷がとけて海水が5~7m上昇していたということです。洪水伝説はこの頃のことをいっているのかもしれませんね。

 あるいは、地球上に氷河が一切なくなる無氷河期というのがあって、海水が最大量だった時期だと思います。恐竜のいた時代でしょうか、温室地球と言われています。世界の年平均気温が25度から33度くらいあるいはそれ以上あったかもしれません。この時が一番海面水位が高いですね。

 その他赤道の海が凍ったり、地球全体が凍る全球凍結があったようです。人間にとってはとほうもない長さで気候が変化していますが、地球にとっては気温を短いスパンで規則的に変化させて、バランスをとっているのかもしれませんね。私たちは川の中の流れの泡のように、一瞬で消えていく存在なのでしょうか?

 
 その泡のようにはかない人類の起源さえ私たちには謎なわけですが、1920年代にL.ボルグという人が唱えた説では、ダーウィンの唱える適者生存の進化論でなく、人間の祖先は、チンパンジーのお腹の中の胎児が未熟な状態で、早産で生れたという説です。人間はチンパンジーのネオテニーだというのです。人間とチンパンジーの祖先は700万年前に分離したと言われています。人間は未成熟の状態で生まれ、外見上、チンパンジーの毛のない幼児の段階にとどまって生まれてからもゆっくり成長を行うというものです。チンパンジーは人間に比べて生まれてすぐから親にしがみついているとはいえ、ひとりで活動できるし、敵から逃げることもできます。人間の赤ん坊は、逃げることもできませんし、放置されると生きていけません。

 ネオテニー(幼形成熟)は体や脳の発達が遅れ、器官の特殊化や、機能の固定が遅れるので、多様な環境に適応しやすくなるというのです。

 私の考えでは、ネオテニーは、人間がサルから突然変化したという説にこだわりすぎています。我々がクローンもつくれる時代の観点からみると、なぜサルの胎生が自然に変化しなければいけないかという必然性が、弱いような気がします。動物は自分たちと違うものを排除する性質を持っています。自然発生的に出てきた毛のない変わった形の子供をたくさん守り育てていくとは考えにくいです。まして、地球は寒い時代です。

 第3者がチンパンジーの体内から細胞を取り出して、遺伝子操作してまた、体内に胎児をもどし集団で生活させ、動向を見守ったとするほうが分かりやすいです。また、チンパンジーの遺伝子を利用して、別のDNAを組み込んだとしたほうが、必然性があるように思います。そもそも、生命のタネは宇宙から隕石に乗ってやってきたとするのも自然発生的に来たと言うよりも、宇宙から隕石につけて意図的に送り込まれたとしたほうが、確実であるような気がします。


 話は変わりますが、ネオテニーを進化の方法とだけ、考えるのではなくて、最近、ネオテニーを社会学的にみて考える説があります。

 ネオテニーを拡大解釈して、外見が幼いものは、より発達しているとい説です。どういうことかと言うと、各人種モンゴロイド、コーカソイド(白人)、ネグロイド(黒人)の体型を比べると、モンゴロイドは子供の外見に近いというのです。「顔が扁平でまるく鼻が低い」、「体毛がうすい」、「手足が短く、胴が長い」、「全体に小づくり」

 日本人は、外国に行くと子供に見られることが多いです。私も若い時アメリカに行ったら子供にみられました。赤ん坊を抱いていると、子供が子供をだいていると言われました。幼く見られる方が、その他と比べて発達して、優れたものになるという考え方です。幼い者のほうが、より知的に成熟するということですね。

 日本人には都合のよい説です。人類は遺伝子上アフリカの黒人が起源だと言われています。日照の少ない地域では肌の白いものができ、黄色人種は寒さのために丸く顔に脂肪がついて、目も細くなったとするのはやや疑問です。なぜ、肌がクリームいろというか黄色なのでしょう?白人と黒人とその中間の褐色だけでもいいのではないでしょうか?それは、クローンのもとに黄色人種もいたからです。

 女は肉体的外見的なネオテニーで、男は精神的なネオテニーであるという説もあります。どちらが優れていると言うのでもないようですが・・・

 生物のネオテニーが成長を遅らせることで、環境に多様性をもたせるのであれば、最近の若者がより成長しないように学校や家にとどまって社会にでる時期をおそくするのも、成熟に時間をかけるネオテニーではないかと言う意見があります。少子化で、親が子供を養う能力が高くなっていますう。モラトリアムやひきこもりの状態は、ゆっくり成長しようとする極端な例かもしれません。

 現代は何にでもなることができるけれども、何にもならないと言う人も増えています。大人になることを拒否する人も昔より確実に増えています。そんな幼い状態で社会に変革をもたらす新しい人間もでてくるでしょうか?
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幼形成熟(ネオテニー)と太陽について(その2)

 今回は引き続き、太陽の話とオーロラの話、それと幼形成熟(ネオテニー)の面白い話を聞いたので、それに関連して思ったことを書きますね。


 私はかなり前のブログに温暖化ではなく、寒冷化に向かっていると書きましたが、最近寒冷化の話もよく出てくるようになりましたね。NHKの「宇宙の渚」という番組で、宇宙飛行士の古川さんが、宇宙ステーションにカメラをのせて撮影してくれて、地上約400kmからの上空から地上を撮影した映像を見ました。電気がついて人々が住んでいる都市は、宝石箱のようで息をのむほど綺麗でした。第1は「スプライト」といって雷が天に向かって火柱のように宇宙ステーションから見える姿を撮影していました。


 第2集は「天空の女神オーロラ」です。オーロラは北半球の北極圏の近くにできる光のカーテンのようなもので、高度によって、緑や赤やピンクになります。オーロラはどうやってできるかというと、太陽も地球も独自の磁気シールドを持っています。太陽は磁気で宇宙からくる有害物質から守っています。地球の磁気シールドも太陽から直接くる有害物質から地球を守っています。その磁気シールドでよけきれなかった光の粒が磁気のすきまをすり抜けて地球の頭のところに環のようにして光のカーテンを作るのです。オーロラをみるとほとんどの人が美しいと感じますね。

 オーロラは磁気の線にそって出来るので環の一部のようにみえるわけですが、一種の電線の様なものなので、南下して人のたくさん集まる都市などの頭上でオーロラが爆発すると、誘導電流で、都市の電子機器にえいきょうを与え壊してしまうことがあるようです。でもオーロラは困った点もありますが、オーロラが出ているということは守られている感じがしますね。オーロラがあまり見られなくなるということは、地球の磁気が弱まっているということですね。

 問題は太陽の磁気なのですが、地球と同じで、北がSで南がNだそうです。太陽の磁石は通常は一つらしいのですが、ある周期で太陽の上部に1個と下部に1個の二つの磁石ができると太陽の磁気は弱まるようです。そうすると黒点の数も減り、太陽活動の11年周期での黒点の規則的な増減のサイクルがなくなります。そうすると、
ほぼ400年に1回きているのではないかと思われるプチ寒冷期がくるのです。その時は地球の気候は乱れます。1675年から1715年までマウンダー極少期といわれる寒い期間は70年間続いたそうです。ヨーロッパではイギリスのテムズ河さえ凍ったということで、世界の平均気温が0.1~0.2度下がるそうです。今は地球は氷河があるので氷河期だそうで、そのなかでも温暖な間氷期です。黒点の増減の時期が毎回11年ごとだったのが、13年になると70年間の極少期がくるようで、今12年と7カ月黒点の数が少ないそうです。江戸時代には、長雨や冷害などで飢饉(食料不足)が頻発したそうです。ヨーロッパでは疫病が流行ったり、戦争があったり、天候不順もあったでしょうが、人々はたくましく生きて行きました。これからくる極少期による天候不順を今の文明の人間の知恵と技術力でのりこえてほしいものですね。経済の不安定は少し心配です。

 しかし、なぜ星をまもる為の磁気シールドが備わっているのか、誰が作ったかという疑問は残りますね。自然発生的に磁気があったり、いい具合に大気があるのも不思議です。大気圏は太陽の光を集めて宇宙から見ると光のまゆのように見えるそうです。地球に住んでいるものは何重にも守られているのですね。 


 前半が長くなったので、幼形成熟論についてはさわりだけふれますね。数年前から流行っているようで、ご存じの方も多いと思います。この説は古くて、そもそも1920年にL.ボルグという人が、一般の人類進化論とは異なった論を唱えました。「人間はチンパンジーの胎生の状態から不完全な体から進化したという考え方です。これに対する詳しいことと、私の考えを次回書きますね。 

 

エジソンのまとめと太陽について

 6月6日は関東地方は曇りと雨で金星の太陽面通過は見られませんでしたね。関東より西や南では、見られたのではないかと思います。マヤの暦は前述したようにたくさんあり、マヤ文明では、歴史がくりかえすという考え方があるので、暦がひとくぎりついてもまた、新しく始まります。長周期の暦は起点日から13バクトゥン(187万2000日)で現在のグレゴリオ暦に換算するやり方がいろいろあるようで、マヤのカレンダーを紀元前3114年を始まりとします。1トゥンを360日と計算すると、約5129年のサイクルになるそうです。そうすると、1827年がひとつの区切りとなり、2012年はその考えでは区切りにならないそうです。1827年の次の区切りは3654年でしょうか?

 マヤのカルトゥン・カレンダーでは、256年を一つの周期として、今のサイクルは1827年に始まり2086年で一つの区切りになるそうです。その後も新しいサイクルになるようで、終わりはありません。カレンダーの周期も5200年が最大周期ではなく、26000年、52000年、260000年周期の暦があり、今の人間の文明の長さを軽く超えていますね。星の生まれてから死ぬまでの周期ももしかしたらあるかもしれません。古代マヤ文明の暦は、宇宙からもたらされたのではないかと思います。

 マヤの暦は、たくさんあり、いくつもの周期が暦の数だけあり、どの周期をとっても、そのサイクルが終了すれば、新しいサイクルになり、これを永遠に、えんえんと続けます。これは、魂の生まれ変わりのしくみに近いですね。 2012年にマヤ文明の暦の中の1つを取り上げて、滅亡説がでたのは、2012年の12月21日(冬至)に地球と太陽と天の川銀河の中心にあるブラックホールが一直線に整列するからという意見があります。また別のある意見では、銀河や太陽や地球が、磁力を発生させているので、それが影響し合って、太陽や地球のSとNがいれかわるのではないかという説があります。これを転換期として、気候の変動、地震、火山活動の活発化すると心配する声もあります。

 5月21日の金環日食のあと、地球と太陽とこれに加えて、プレアデス星団まで一直線に並ぶそうです。けれども、地球、太陽、銀河の中心が一直線に並ぶことは、1年に1回はあるようです。ただ歳差運動をして地軸が傾いて26000年の周期で首振り運動をしているので、13000年ごとの今度は地軸のかたむく方向が地球の北半球側と太陽と銀河の中心が一直線に並ぶそうですが、これも2012年だけでなく、数百年続くそうです。ですから、いろいろな意見がありますが、2012年だけ限定で何かがあるということではないようです。

 でも、一昨日私は、オリオン星座の三つ星の一つかそのわきの星が赤くなっている夢をみました。オリオン星座はプレアデス星団とも関係あると思います。

 2012年限定というよりも、これからの未来で、太陽活動の変化のほうが気になります。太陽活動については、2012年に活動が極大期に入るという意見と、逆に活動が弱まっているので、地球が冷えるのではないかという人もいます。また、地球を守っている磁気シールドに穴があいているので、太陽からや宇宙からの有害物質が直接入ってくるのではと心配する人もいます。

 太陽の微妙なバランスは当たり前のように思われていますが、奇跡的なことで、とても自然発生的に出来たとは思われないくらいです。何らかの力が働いて、何者かがコントロールしているのではないかと思うこともあります。人工物であったらすごいと思います。


 後半はエジソンのまとめです。エジソンは彼より200年くらい前の人であるゴットフリート・ライプニッツという人の考え方に影響を受けたようです。ライプニッツは人類史上でも、スーパーな何でも出来る学者の一人で、ライプツィッヒ(今のドイツ)に生まれました。大学教授の息子で、父親から英才教育を受け、哲学、数学、科学、を初めとして、法学、政治学、歴史学、神学、経済学、物理学、論理学を学び、それらを体系化しようとしました。今は細分化されているのにもかかわらず、一人で一つの学問を大成することも出来にくい時代ですが、ライプニッツは現代での100人の学者を束ねるても及ばないような学問活動をしました。彼の知的探究心は偉大で、1000人の人と分け隔てなく学問についての問答の文通をしたということです。

 エジソンはこのライプニッツを尊敬していて、たかみにのぼったライプニッツが最終的にいたった宇宙観に共鳴しました。宇宙は無数の意識の固まりで、精神的エネルギーで構成されているというライプニッツの言葉に影響され、エジソンは肉体の死後、人間のエネルギーはどこに行くのかを考えるようになって、霊界交信器を研究しました。エジソンだけでなく、人の死後のことを研究しようとした科学者が他にもいました。相対性理論で有名で、核の研究者でもあったアルバート・アインシュタインです。彼は晩年物理学のアイディアが何も浮かばなくなってから、自分の脳に浮かんだアイディアはどこから来たものだろうと考えました。これはエジソンと同じですね。アインシュタインは自分に浮かんだアイディアは精霊のようなものが、自分に吹き込んでくれるもので、自分はその骨組みを組み立てる力仕事をしたのだと気づきました。

 新しいアイディアを求めて、精霊と交信するための機械を作ろうとしました。エジソンもアインシュタインも脳は魂または精霊からのメッセージを受け取る、一種の機械であると考えました。これは、ある意味では正しいかもしれません。その受信機の性能が人の情報をよみとれることができれば、テレパスとなり、物質にはたらきかけることができれば、サイコキネシスのような力となり、発想の部分で受信できれば、未来の技術を生み出す発明家となります。透視の力もある情報を見られる受信機があるかもしれません。この能力のスイッチを入れる切るも魂が関わっているかもしれませんね。

 次回は進化論を否定する?幼形成熟論と歴史上の人物の不思議な話を取り上げましょう。


エジソンと超能力、オカルト研究について(その3)

 今日はエジソンの3回目です。エジソンに影響を与えた一人として、ブラヴァツキー夫人という女性がいます。
エジソンは彼女の開く神智学会に出席したこともあるそうです。

 ブラヴァツキー夫人を簡単に調べてみると、本名はエレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー(ブラヴァツカヤ)で、1831年~1891年60歳まで生きた人で、神智学を作った人です。神智学協会の設立者で、ロシアの上流階級の思想家で小説家であるお母さんと、ドイツの貴族であり兵士である父親とのハーフです。ロシアの首相だったセルゲイ・ヴィッテ伯爵はいとこです。幼いころから精霊や賢者の存在を信じていました。20歳も年上のアルメニアの副知事と結婚し、結婚は破たんし数か月で別居しても、離婚できず、ずっとこの名前であったようです。エジプトに行き心霊協会を組織したり、イギリスの霊媒師の助手となり、霊媒?の素養を身に付けたということですが・・(私の考えでは、霊媒がほんとうにあるとしたら、人に教わって出来るものではなく、ギフトといわれる生まれつきの能力だと思いますが?・・・)
 いろいろな宗教やオカルト的な人や団体の影響を受けたり。教えを請うたと言われています。フランスのフリーメイソンのメンバーとも交流したと言われています。インドとチベットにも行き、密教も勉強したといいます。
 

 1874年彼女は、ヴァーモント州チッテンデンで、ある交霊術で、ヘンリー・スティール・オルコット大佐と出会って、彼女の神智学に影響を与えます。オルコットのいうエジプトのルクソールの「マハトマ」という考え方を彼女は、「古代から継承されていく霊の知識を少数の賢者にのみ伝える未知の上位者」という考えでとらえて、神智学に取り込みます。この発想は、フリーメーソンの厳格戒律派から影響を受けたとか、イギリス薔薇十字協会などの影響もうけたとかウィキペデアにはありました。

 1875年11月17日に彼女の自宅で、神智協会を正式に設立し、会長にはオルコット大佐、副会長はジョージフェルト、図書司書はチャールズ・サザランという人で、彼はフリーメーソンであり、薔薇十字協会会員でもあるそうです。評議員に霊媒師のエマ・ブリテン、「交信秘書」?としてブラヴァツキー夫人がいたようです。顧問弁護士にW・Qジャッジという人がいて、この人がアメリカ神智学協会会長になったそうです。(過激な思想なので、訴えられた時の準備でしょうか?)

 彼女の著書『ベールをとられたイシス』ドグマ化(原理主義化)したキリスト教批判、唯物論化した近代科学の批判、昔からの心霊主義はやめるべきと主張しているようです。彼女は、昔の心霊主義とはことなる霊魂観を持っていて、「人間は死とともにそのアストラル体のほうは分離し、しばらくの間アストラル界にとどまるとしました。真我のほうはブッディアートマと結び付いて休息的待機状態に入るとし、心霊主義において霊媒が交信しているのは真我のほうでなく。アストラル体の殻にすぎない」と彼女は書いています。これは何をいっているかというと、私の考えでは、肉体から抜けた魂は、肉体の膜のようなものと魂の膜のようなものが分離し、中間の状態にいることを表現しています。それから真我つまり、魂の本体は生まれ変わるので、そこにはいなくなるわけです。
これは、私が見る過去世で人が死んで生まれ変わる時の現世から中間生にいくときと似ていますが、チベット仏教も同じような考え方をします。

 霊媒は何と交信しているのかというと、その抜け殻と交信しているということですね。あるいは交霊術というのは古代からありますが、ある意味、生きている人に見せるショーなのではないかと思います。残された生きている人を安心させるためのものです。なぜなら100年や200年前の人は通常なら、もう生まれ変わっているからです。


「アストラル体」や「ブッデイアートマ」は彼女独自の考えではなく、チベット仏教の受け売りではないかと思います。でも彼女は各国の宗教やオカルト的な思想を理解し統合してまとめて文章に書く力があったのではないかと、私は考えます。

 彼女のいう神智学とは古代ギリシャのTheosophia(テオソフィアと読むのでしょうか?)が語源で「神聖な叡智」という意味だそうです。

 神智学の思想には3つの柱があるようです。「全宇宙の根底には、一つの絶対的で人知を超えた至高の神霊や無限の霊力が存在しており、見えるもの見えないものも含めた万物の根源になっているという思想」「普遍的な魂からの放射である人間はその至高の神霊と同一の本質を共有している為に、初めから永遠で不滅であるという思想。」「神聖な仕事を通じて神々の働きを実現すること」

 この3つを中心に神智学は様々な宗教や神秘思想、オカルトを一つの真理の下で統合することを目指しました。
この神智学の体系はその後のあらゆる新興宗教に影響を与え、今のスピリチャルと言われる考え方の多くは、この神智学からの焼き直しで、何も新しい事は言っていないように感じます。

 私はこの神智学の考えには、反対で、まず、人間の考えるような神はいないと思います。それから、魂は永遠に近いものと考えられますが、永遠ではありません。それから、いかなる霊も神格化してはいけないと思います。その中に矛盾が生じるからです。

 哲学者で教育学者、神秘研究家のドイツ人のシュタイナーは若い頃、彼女の神智学のドイツ協会に所属していましたが、考え方が合わなくてすぐやめました。彼は独自の神秘学を考えました。彼については、前に少し書きましたがまた詳しく取り上げたいと思います。

 彼女の神智学はキリスト教の思想となじまず、協会はほとんど活動しなくなり、インドへ移動しインドで受け入れられます。けれども、1884年にリチャード・ホジソンという人が、インドに来て詳しい調査を行い、神秘的な現象がトリックだとするホジソンレポートを公表して、彼女は詐欺師?ということにされました。

 エジソンは神智学協会に入っていたわけでもなく、信奉者でもなかったですが、興味は持っていたのかもしれません。彼自身、超能力と思われるある能力をもっていました。

 前回書いたリーズという人は、本当に透視能力をもっていたようなのですが、いろいろなことがあって傷ついたのか、エジソンの前からそして世間の目から姿を消しました。その後エジソンは有名な読心術者(テレパス)のジョセフ・ダニンジャーと文通を始めます。ダニンジャーはエジソンにも読心術の能力のあることに気づきます。エジソンからダニンジャーへの手紙にエジソンがしばらくの間、誰かに精神を集中してやると、その人物は彼の実験室に姿を現す。と書いてあったのです。また、ある仕事をしてほしいとエジソンが念じると、一言も言わないのに助手の誰かがその仕事をやってくれるというのです。ダニンジャーはエジソンのまだ完成していない死者と交信する装置を見せてもらったそうです。エジソンの死後4年後その装置は見当たらなかったそうです。しかし、エジソンの死の瞬間に1931年10月18日午前3時24分に、彼の助手の3人の時計が別の場所で、同時刻に止まったそうです。その3分後に実験室の「おじいさんの時計」と言われている時計も止まったそうです。亡くなったエジソンが証明するために止めたのでしょうか。


長くなったので、次回はエジソンのまとめとライプニッツの関係を書きますね。それと、新しいテーマを何か書きましょう。
プロフィール

観音寺りえ

Author:観音寺りえ
アトラス研究所の観音寺りえです。

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住所: 東京都文京区千石4-37-10 
TEL: 03-3942-1341
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