超心理学 その6 イギリスとドイツの超能力研究

 今年もあと残すところ2日となりました。今回はイギリスとヨーロッパ、特にドイツの超能力研究に触れたいと思います。

 イギリスは、超能力というより、古くから心霊研究が盛んですね。簡単な歴史をたどると、1852年イギリスの有名な霊媒D.D.ヒュームという人が、イギリス各地で交霊会を催しました。1866年にはイギリスの生物学者で、進化論者のアルフレッド・ウォーレスという人が、心霊主義的現象に関する論文を発表しました。

 1876年に、イギリスの物理学者W・バレットがテレパシーに関する論文を書きました。

1882年に、イギリスのケンブリッジ大学哲学科教授ヘンリーシジウィックさんを初代会長に心霊研究協会(Society for Psychical Research )がロンドンに設立されました。(第2次大戦後すぐに日本にできた日本心霊科学協会にも影響を与えたでしょうか?)

 1884年にフランスの生理学者シャルル・リシェさんが、ESP研究に統計的手法を導入しました。イタリアのミラノにおいても、1892年に精神科医のチェザーレ・ロンブローゾさんと先ほどのフランスのリシェさんら6名が霊媒エウサビア・パラディーノさんの引き起こした現象を研究しました。

 第2次大戦前や大戦中はヒットラーが超能力者の研究をしました。それは後半で書きますね。
戦後ドイツでは、1950年に心理学者ハンス・ベンダーにより、フライブルクに境界領域心理学研究所が設立されました。同じ1950年にイギリス王立医学協会精神科部会が、J・B・ラインによる超心理学の講演会をサポートしました。

 1953年にオランダのユトレヒト大学で、超心理学財団、オランダの文部大臣、大学の後援で、超心理学国際会議が開催されました。

 1954年、ドイツ・フライブルク大学のハンス・ベンダーさんが境界領域心理学の教授に就任しました。

 1963年に、インドアーンドラ大学にK・ラーマクリシュナ・ラオを初代教授として心理学・超心理学科が開設されました。日本では、1968年に日本超心理学研究会が日本超心理学会に発展しました。

 1974年ユトレヒト大学心理学研究所から『ヨーロッパ超心理学雑誌』が創刊されました。1992年にエジンバラ大学に編集室がうつりました。

 1982年SPR創立100周年を記念してロンドンでPA・SPR合同総会が開催される。

 1985年に故アーサー・ケストラーの遺産により、イギリスのエジンバラ大学に、ロバート・L・モリスを教授とする超心理学のケストラー講座が開設されました。

 1991年気の研究を中心にした日本人体科学学会が創設されました。また民間会社ソニーにESP研究室が開設されました。

 1992年イギリスのエジンバラ大学超心理学ケストラー講座ロバート・L・モリス教授が日本超心理学学会大会で講演しました。

 イギリスでは、エジンバラ大学を初め、ロンドン大学、など13大学以上の大学で、超心理学の研究室や講義が行われています。高校の心理学過程の選択科目に、特異心理学が組み込まれ、特異心理学の分野でも超能力現象をとりあげられるようになるらしいです。

 
 過去のブログで第2次世界大戦の前と大戦中のヒットラーについて書きました。また繰り返しになる部分もありますが、ヒットラーは超能力を持った人を「超人」と呼んで、20世紀の終わりまでに「地球に、超人軍団が現れる」と側近達に言っていたそうです。

 彼はさらに、「究極の兵器」について、次のように予言しました。

 「諸君、近い将来、我々は『究極兵器』を持つようになる。かつて私はそれを細菌かウィルスだと考えて
諸君に話したことがあったが、今では、もっと強力なものが見えている。『心理兵器』や『意志兵器』がそれだ。『特殊な電磁波』を媒体として、我々自身の意志をそのまま兵器にする。それは敵に命令し、すくなくとも敵を無力化させ、我々の望む通りに動かす。軍隊に限らず、人類全体をそのように出来る。今、『アーネンエルベ』と『AHS』でその研究をさせており、目鼻はすでについている。それさえ完成すれば、別に毒ガスや核兵器など使わなくても、戦わずして我々はあらゆる敵を、人類全体を支配できるようになるだろう。」

 このヒトラーの発言で「アーネンエルベ」とはドイツのオカルト局のことで、「AHS」とはアドルフヒトラー学校で将来の幹部を育てるための期間でしたが、そこで、超能力者(ヒトラーのいう超人を作ろうとしていたらしいのです。ドイツの敗戦直後にこの「AHS」の資料は燃やされ、学生はひとりもいなくなっていたそうです。ナチスのエリートの学生たちは、戦闘訓練のほかに何かの光を脳の部分に照射されたり、特別な磁場での瞑想とか、未知の薬を飲んだといううわさはありますが、実態はわかりません。学生たちは特殊な訓練と洗脳をうけたのではと言われています。第2次大戦後戦勝国であるアメリカとロシアがドイツの超能力研究をひきついだのではないかと言います。

 
 次回はまとめと新しい話題について話しましょう。また良かったら読んでください。来年もよろしくお願いいたします。来年も皆さんにとって良い年となりますように。

 
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超心理学 その5 ロシアとその他の国の超能力研究 

 今年の12月18日の時事通信で、ロシアのメドベージェフ首相が、12月7日のロシアのTV5局のTV共同インタビューで、ソビエト連邦の時から、大統領が代々引き継ぐ「宇宙人ファイル」が存在していることを、明かしました。「初めて明かすのですが、大統領交代時に、核のボタンと一緒に(宇宙人についての)『極秘ファイル』がわたされた」と発言しました。専門の特殊部隊が作成したファイルであると認めました。でも、「これ以上明かすと危険がおよぶので、映画の『メンインブラック』を見てね。とユーモアでお茶を濁しました。旧社会主義のソビエト連邦からしたら、秘密文書の存在を明かすというのは、考えられないことだったかもしれません。情報公開がすすんだのですね。

 でもファイルの内容を公開してくれないと参考にはなりませんね。余談はこのくらいにして、今日のテーマ、ロシアの超能力研究のまとめです。

 少し時代が前回からもどりますが、ソビエト時代のテレパシー実験では、超能力者のウォルフ・メシングという人がスターリンに気にいられて、信頼されていたようです。

 1961年にレニングラード大学に思考暗示の研究室が作られ、LL・ワシリエフ教授がテレパシー実験をしました。彼は被験者を金属の箱のような部屋にいれても、テレパシーが伝わることを確認しました。彼は『テレパシーの世界』という本を書いて、研究をまとめました。彼は著書で、自然界の4つの力、強い相互作用と弱い相互作用。それと、電磁力、重力を考えました。そして、超能力と電磁現象に密接な関係があるのではと考えました。

 ボングラドとスミルノフは指や手で文字や図形を読み取る、皮膚感覚の研究をしました。そして、前回書いたニーナ・S・クラギナが出ました。前回は触れなかったのですが、クラギナが写真フィルムの上の物体を移動した時
、実験後に写真フィルムは、念力が作用した物体のあとにフィルムが感光していたということです。その他、脳神経細胞の発する電気パルスを念力で変化させる実験が行われたようです。

 現在のロシアではモスクワに超心理学を研究するワシリエフ超心理学財団という研究機関があるそうです。
 ワシリエフ財団は、毎年春に研究発表があり、超能力者の脳波などの生理的機能測定、ポルターガイストの事例調査報告、遠距離PK実験、磁場実験、理論的研究。などが発表されています。超能力の研究対象が広いですね。

 2002年の雑誌「サイシシッツ・イン・パラサイコロジー」2002年エッセイでは、物理化学系に対する超能力の研究成果がまとめられているそうです。遠距離のPK(念力)実験では、マイクロ熱量計に温度変化があったそうです。磁気センサーも反応したそうです。念力に熱と磁気の変化を伴ったということですね。

 ロシアやエストニアでは、地下水脈の発見や金属資源の発見にダウジングが良く使われるそうです。1990年代では、ロシアでヒーリングや代替え医療、呪術などの研究もされるようになったようです。2002年には、モスクワ市内に超能力養成学校?がたくさんできたようです。まるでアトランティスの時代のようですが、どの程度確実なのかははっきりわかりません。総合的な超能力養成学校はアトランティスの文明に長い歴史でありました。

 2005年では、補完代替え医療として、心霊治療(超能力による手かざし療法)が国家の公認になったとあります。看護師資格とヒーラーとしての病院勤務実績で、ロシアの厚生省から治療資格をあたえられるそうです。
これもアトランティスでは、医者の分野と看護の分野と免疫力に働きかけて治りを良くするヒーラーの分野があり、3者がちからを合わせて、医療をしていた記憶があります。

 日本にもきましたが、2005年にレントゲンの目を持つナターシャ・デムキナ少女という人体透視能力者が、人体透視とヒーラーとして、ヤーナ・トロイニチという少女が来ました。私も番組を見ましたが、どちらかの少女は医者の勉強をしていると言っていました。

 日本では、超能力を科学するところまで行っていないですし、ヒーリングが保険の対象になるということもありません。いくつかの全国組織の研究会があるようですが、まだ、実際にあるとかないとか、疑ってかかっている段階からまだ出ていないようです。心霊と超能力を結びつけるので、また、ややこしいことになってしまいます。

 私も人体からも写真からも体の不調やエネルギーのとどこおりが分かりますが、私にそのことだけを聞きに来る人は少なくて、リーディングのついでに見ています。でも人体透視は私の得意な分野です。

 PKの力はそんなに強くないと思いますが。単純な構造の時計などを直したり、止まった時計を一時的に動かしたり、逆にPCをダウンさせたり、FAXや携帯のセイフティモードに電気をつけたりする程度のことしかできません。


 南米では最近になって、超心理学研究がさかんなようです。チリやメキシコやアルゼンチンブラジルと研究機関があり、南米での国際会議をしているそうです。ブラジルのクリチバというところでは、国際サイ会議というのを毎年催すそうです。サイは超能力という意味もありますね。クリバチというところのベッゼッハメネゼス大学(統合的スピリスト大学)を中心に研究を行っているようです。サンパウロ大学では、特異心理学研究所が2008年に設立されました。UFOの発生件数が世界的にも多いので、そちらの研究も進んでいるかもしれませんね。たしか南米は心霊治療の話もよく耳にした記憶がありますが・・・

 次回はヨーロッパ、ドイツやフランスイタリアなどとイギリスの超能力研究を調べてみますね。 

超心理学 その4 ロシアの超心理学・超能力研究

 ロシア(旧ソビエトも含む)の超能力研究の後編です。アメリカの超心理学が超能力と心霊現象研究を対象にしたのに対して、ソビエト連邦では、精神エネルギー学と精神生体物理学というふうに超心理学を分類しています。少し古いですが、1984年の9月の『歴史読本』の臨時増刊号で、科学解説家の志水一夫さんという人が「機密文書が語る米ソ超能力戦争の全貌」という文章を書いています。ソビエト連邦が崩壊して、ロシアになったのは、1991年なので、その前に書かれたものですね。

 
 内容をまとめると、ソビエトとアメリカの冷戦時代の1977年に、アメリカのロサンジェルス・タイムズ紙のロバート・チャールズ・トスという通信員が超心理学(超能力)の国家機密を入手しようとしてモスクワのKGB(アメリカでいうCIA)につかまった、そして、尋問されたそうです。彼はアメリカ政府の抗議で釈放されたそうですが、超能力の研究は当時のソビエトの重要国家機密だったのですね。

 前に書いたUFOのロズウェル事件の公開と同じように、アメリカは情報公開法(日本も同じのを作った方が良いですね。)という法律で、一定期間を過ぎた公文書は国防上の問題がないものに限って公開されるのですが、1975年にアメリカ海軍医事諜報情報局で「ソビエトとチェコスロバキアの超心理学研究」の長い報告書が作られました。スパイ映画の中身みたいなようですね。

 これはソビエトの超能力研究の成果をまとめたものです。もうひとつは、陸軍省と軍医部合同の、「USSRの制御化攻撃行動」(冷戦下の超能力による攻撃の研究のようなものだと思うのですが…)1976年はCIAが民間のシンクタンクに依頼して、ソビエトにおける超能力研究の分析をしてもらったようです。

 1974年にはモスクワの有名な超心理学者エドワルド・K・ナウモフさんがソビエト政府に逮捕されたのですが、超能力についての講演を一般の人にされると困るので逮捕されたかもということです。彼の友人の女性心理学者ラリッサ・V・ヴィレンスカヤさんも超能力がらみで逮捕されたということです。ナウモフさんは2年間の強制労働シベリアかなにかで、過酷な収容所で強制労働させられたのでしょう。亡くなる人も多かったと聞きます。ヴィレンスカヤさんは釈放された後、ソビエトから出国し、アメリカに渡って、超心理学研究機関で働きました。

 ソビエトはあえて、超能力に関するにせ情報を流して、アメリカをけん制したようです。まさに映画のスパイ合戦のようですね。CIAやDIA(国防情報局)によるとソビエトの研究者たちは超能力は存在するという考えに立ちかなり進んだ研究を莫大なお金をかけてしていたようです。それが存在するか否かの実験段階ではなくて、超能力はどうして起こるか、どうやればそれを軍事利用できるかが、彼らの研究の目的でした。アメリカより進んでいたものと思われます。

 また、ソビエトはアメリカと違って、テレパシーや透視より、念力PK能力の開発をしました。1970年代、ニーナ・S・クラギナという女性能力者は、最初は皮膚で本を読む訓練をしていたようです。目を使わないで、指先とか額とかで読むというものですね。彼女が皮膚で字を読んでいるときに、彼女の側に置いてあった小さいものが触らずに動いたことから、PK,念動力の実験が盛んになりました。あまり公表されていませんが、彼女は、離れた所から見つめて念じるだけで、カエルの心臓を止めたといいます。彼女は能力を使いすぎると心臓発作に襲われたといいます。これはチベット仏教の行者の呪を飛ばす方法と似ているのかもしれません。私の過去世でもありましたが、現代ではやってはいけないことだと思います。

 東欧圏のチェコスロバキアだった時の発明家ロベルト・パウリタという人が、「サイコトロニク・ジェネレーター」とよばれる超能力発生器をつくったそうです。彼は古文書にヒントを得てつくったそうです。彼がいうサイコトロン(精神子)と呼んでいる超能力エネルギーを蓄えることで、PK効果を発生させようとしたようです。真偽のほどはわかりませんが、彼の超能力発生器は狙いをつけて、昆虫や小動物を殺すことが出来たということです。人間に応用されて、兵器になったらたいへんですね。ポ-ランドのステファン・マンチャルスキー博士はテレパシーは電波のように増幅できると考えました。

 私もアトランティスの映像をみると、また自分の過去世でも、超能力の増幅器として、水晶やその人に合った天然石を額につけていた記憶があります。でも人を攻撃するのに超能力を使うことは、アトランティスではなかったような気がします。

 サイコトロニクス・ジェネレーターは本当の超能力装置を隠すために発表された機械だという説もあります。機械だけでは超能力波は送れないので、やはり人間の介在がないとだめです。おそらく実際の装置は、超能力を増幅させるものだったのではないかと私は思います。超能力者が協力しないと作動しないと思います。

 DIAの公開された報告書によると、1977年3月に内分泌学の権威ソビエトのアウグスト・スターン博士がパリに亡命し、彼はシベリアの超能力に関する研究所で2年間、働いていた秘密を西側にしゃべりました。それによると、その研究所は1966年に開設され、見かけは電子計測研究所の体裁で、ソビエト中から集められた研究者は60名資金は無制限にいるだけ使われていたようです。動物や人体の実験も行われていたようですが、1969年に突然閉鎖されて、モスクワの新しい研究所にとって代わられます。1974年に超能力の研究は縮小されますが、「重要かつ極めて危険」なもののために縮小されたという噂もあったようです。

 米ソの超能力戦争は冷戦が、下火になるにつれて表面上は縮小していきます。しかし、ソビエトが崩壊して、ロシアになっても、ロシアの超能力開発は続いていると思われます。アメリカも軍の特殊機関や民間に委託して、超能力開発を進めているのではないかと思われるふしもあります。

 長くなったので、次回はソビエト連邦からロシアになって以降と、現在の超能力研究のまとめとヨーロッパや南米の超心理学研究をざっと調べてみましょう。

超心理学 その3 リモートビューイング(透視)の続き

 前回の超能力についてのラジオ番組の後半から書き始めましょう。「リアリティ オブ ESP」という番組のラッセル・ターグという米国国防省の超能力開発プロジェクトにいた人へのインタビューでしたね。

 後半では、彼はヒーリングやヒーラーの話を少しして、幽体離脱について述べました。そのあと、ブッダの話をして、ブッダは宇宙の意識とつながっていたということを言っていたような気がします。仏教徒はサイキックアビリティがあるというようなことも言っていました。欧米では、チベット仏教や日本を含むアジアの仏教が彼らにとっては、とてもスピリチュアル?に思えるのかもしれませんね。

 ラッセル・ターグは超能力者が透視した具体的な例として、1974年に起こったパトリシア・ハースト誘拐事件について話していました。

 彼がラジオで話したことを書く前に、どんな事件かということを紹介しましょう。、ご存知の方も多いと思いますが、1954年生まれで事件当時19歳だった、アメリカの新聞王といわれた大富豪の娘パトリシア・ハーストが誘拐されたとても変わった事件です。

 彼女はカリフォルニア大学2年生で、恋人と同棲していました。1974年2月に彼女だけ自宅で、SLAという左翼過激派のテロ組織に誘拐されました。彼女が洗脳されたのか、積極的に協力したのかは定かでないですが、彼女はその組織の人々と行動をともにするうちにメンバーの一人と恋愛し、仲間になってテロに加わりました。過激派はカリフォルニア貧民6万人にすべて70ドル分の食料を要求しました。(日本円で460億円)実際には数10億相当の食料も払われなかったので、おこった彼らは銀行強盗をします。人質だったはずのパトリシア・ハーストは一緒にライフルを持って銀行を襲いました。

 彼女が過激派の行動に賛同して一緒に襲撃したのか、または、ストックフォルム症候群といって、誘拐された人が犯人たちと生活するうちに恋愛感情になったり、考えに共鳴してしまう症状で協力したのかは、いまだにはっきりしません。FBIが1974年の5月に、SLAのメンバーのアジトを襲い6名の犯人を射殺したことで事件は解決に向かいましたが、パトリシアはその場にいなかったので、仲間とさらにテロ活動を続けました。1975年9月についに彼女も捕まり、裁判にかけられた時は、彼女は態度を変えて、自分からすすんでやったのでなく、脅されていて、殺されないようにするためにやったと証言しました。

 彼女は最初は懲役35年の刑を言い渡されてのですが、多くの有名人の嘆願書によって、懲役7年に短縮され、、その後、親が保釈金を4億5千万円払い、カーター大統領の恩赦もあり、パトリシアは1年もしないで、仮釈放になりました。そのあと、彼女は女優になりました。

 話が横道にそれてすみません。ラジオ番組に戻ると、ターグ氏はこの事件で、彼のチームが透視(リモート・ビューイング)の捜索をしたというのです。リモート・ビューアーは彼女の誘拐された時の車の特徴、銀色の車だったとか、誘拐されたとき潜伏した場所の一部の情報とか、閉じ込められた寝室内の置いてあった物を透視したというのです。リモート・ビュアーはよく絵をかくのですが、車が走った地図を書きました。彼らの考えでは、だれでも透視能力は開発されれば出来ると言う考えですが、疑問なのはどうしてプロジェクトにいつも3人~6人という少数しかいなかったのでしょうか?誰でもできる簡単な能力であれば、数100人の協力者で一斉に透視すればと思うのですが、実は訓練しても実際に出来るようになるのは、ほんの限られた数人なのです。

 訓練は、隣り合った2つの部屋の一つに訓練される人を入れ、まだ見ていない隣の部屋に何があるかを、透視させ、それを絵に描かせることをものすごくたくさんの回数繰り返します。全くご苦労様な訓練ですね。SRIでの研究成果やスターゲイト計画での思うような結果がでずに、政府が予算をつけた研究は中止になります。500種以上のリモート・ビューイングのうち実際にあたっていたのは、12以下だったという報告もあるようです。でもすべてが、はずれたわけではないのです。RVに対しては、いまだに、学者、研究者の中で、懐疑派と信じる派の二つに分かれます。

 その後、CIAや政府からお金はでなくなりましたが、アメリカ陸軍がひそかにリモート・ビューイングの訓練をしていたということで、そのチームに所属していたという、エド・ディムズとデビット・モアハウスという人がチーム引退後、「サイテック社」という会社を作りそれが、今もあるらしいです。透視の料金は1週間で60万円から80万円相当らしいです。透視の訓練を一般の人向けに、誰もが出来る教材にしたらしいのですが、透視のテクニックを学習させるというのは、とても商売的な感じがします。会社の透視のスタッフは10人くらいらしいので、誰でもできるなら、これもまた、どうして数100人単位の透視が出来る社員を雇って透視の事業を拡大しないのか不思議です。

 けれども、このサイキック社はイラクのフセイン大統領の兵器の場所を透視したとか、潜伏先を透視したとか言われています。でも、核兵器はないのにあるというガセネタも提供したかも・・・とにかく慎重に扱わなければいけないものなのですね。

 私の場合は、訓練はしたことありませんし、先生も教材もありません。生まれつきのものなので、写真からの情報や、グーグルの地図のように、関連の場所をフォーカスして、TVカメラの鳥瞰図のような感じで、アングルを変えいろいろ動かして見ます。人の夢の中の映像を静止画でとりこんで、それを動かしたりします。記憶が抜けているその人の過去を見たりします。依頼があって見るので、自分から興味本位で透視することはありませんし、実験もしません。必要な人に透視するだけです。

 
 長くなりましたが、ロシア(昔の社会主義の時代のソビエト)の超能力研究はどんなものだったでしょうか?
ロシア革命後1919年代は、主流はテレパシー研究だったようです。レニングラードには、脳活動・超能力活動研究所というものがあって、べクレフという人が所長でした。電気技師のカジンスキーが電磁波仮説に基づく、テレパシー研究を開始しました。アメリカよりも進んでいましたね。

 テレパシーの電磁波仮説は、脳の電気的な活動が弱い電磁波を出し、その信号を他の人が受信するというものです。カジンスキーの本『生物学的無線通信』では人間のからだにアンテナ機能を持つ器官があるのでは、と彼は考えたようです。古代に使っていたのに言語ができて、退化したのかもしれませんね。

 私も電磁波と同じとははっきりいえない何かの情報ツールが遠隔透視やテレパシーと関係があると思います。けれどもその速度は光の速度よりも早いので、もちろん電波の速度より早いので、意識波と呼んだ方が良いものかもしれません。第2次世界大戦の前くらいで、テレパシー研究は一時中断されたようです。

 続きは次回書きますね。

超心理学 その2 -リモートビューィング(透視)

 1920年代から1950年くらいまで、アメリカの心理学は、行動心理学が主流でした。行動心理学は、人間の心の中の問題より、刺激と行動の対応関係を調べ、ネズミ等の実験動物を使った、行動の条件付けと学習に焦点が置かれていました。条件反射の研究などもその範疇でしょうか?

 しかし、1920年代の後半に、ウェスト・バージニア大学で、植物学を教えていたジョセフ・バンクス・ライン教授(1895年~1980年)が心理学者のマクドゥーガル教授の招きでデューク大学に移りました。このラインという人が、超能力を学問の研究対象にした初めての人です。彼は丸、十字、四角、星、波の5種類のデザインのESPカードを作り、カード当てを繰り返して、その結果を統計的に分析するやり方で、客観的に超能力を証明しようとしました。ラインは1934年に『ESP』という本の中でその結果を発表し、注目されました。

 ラインは、超感覚的知覚はESPカードを使った数百万回のテストによって、合理的な疑問を一つも残すところなく証明されたと主張しました。その後ラインはPK(サイコキネシス、念力と名付けられました)心による運動によって精神が物質をコントロールする能力の存在を証明しようとしました。彼は手と機械で投げられたサイコロの実験をして、サイコロの面に被験者の意識を集中すると、確率論の割合よりも多く希望の面がでることを確認したということです。ラインの結論は、ESPもPKも時間と空間の制約を受けないと結論したのですが、その実験が、テレパシーなのか未来を見ているのか、迷ったそうです。

 もちろん、ライン教授の実験に対して大きな批判が起こりました。超能力の存在を信じる学者が実験すると結果がよく、懐疑的な学者が実験すると結果が悪いということも起きたようです。ラインはこれを実験家の態度が被験者に影響を及ぼすとしました。

 私の考えでは、超能力を証明するのに、カード当てを何百万回やっても、水掛け論になってしまい、このやり方ではあまり意味がないように思えます。でも超能力を学問の場で真剣に取り組んで証明しようとした、ライン教授の業績は大きいと思います。この実験では、大事な前提が抜けているのです。つまり、学生等の一般の人から被検者をえらんだと思うのですが、超能力は、人によって大きく差があるという視点が抜けていたのです。そして、能力がある人とない人を見分ける力のある人がいなかったのです。

 ですから、私は、訓練すれば超能力を開発できるという考えには反対で、それは生まれつきのものだと思うのです。訓練して能力が身についたという人は、もとからあった能力のスイッチが入ったのです。その人生で超能力が必要なければ、どんな実験をしても、たとえ能力を出すように拷問されたとしても、出てきません。

 ただ、ライン教授が言ったように、疑ってかかると能力者にマイナスイメージが影響して見かけ上のあたる確率は、下がります。その能力者を陥れようとする実験になるとさらに能力は発揮されなくなるようです。透視情報は実は人間にかかわるものであれば、その質問者の深部から発信されることもあります。私の考える超能力で透視する力は、カードを良い結果のためにあてるのが目的ではなくて、その質問者が答えを必要だから出てくるものです。

 1965年にライン教授はデューク大学を退官し、自分で作ったFRNMという財団で研究を続けました。
この時代の少し前に、一般の心理学の分野では行動心理学から認知心理学に主流が変わりました。

 超心理学の分野では、1957年に設立された超心理学協会(PA)は1969年に全米科学振興協会に登録され、学術団体になりました。超心理学の研究は、全米に広がり、ラインの画一的な実験方法から、ドリームテレパシー実験といわれるものや、SRI(スタンフォード・リモートビューイング・インスティテュート)で国から当時のレートで60億円くらいの予算がついたと思います。最近友人が教えてくれたアメリカのラジオ番組で放送したSRIの創設からかかわった人のインタビュー番組をユーチューブで聞きました。1時間50分強の英語の番組なので分かった範囲ですが、まとめを引用しますね。

 アナウンサーが1時間半くらいSRIの中心人物だったラッセル・ターグ(Russell.Targ)さんに質疑応答している長い番組です。2012年4月4日に放送して、6月29日にユーチューブにあがってきました。「Remote Viewing Experiments Russell Targ CoastoCoast am 04-04-2012」

 今日は長くなるのでまとめの導入とターグさんの紹介です。アメリカのRV(リモートビューィング)開発計画は1972年にさっき書いたSRIでハロルド・パソフという人とラッセル・ターグの共同創設で始まりました。CIAが創設資金5万ドル(当時のレート1ドル260円~300円くらいでしょうか?)を出して、そのあと、どういう理由かわかりませんが、CIAは放棄して、DIA(アメリカ国防情報局)が研究を引き継ぎました。1978年には、メリーランド州のフォートミード陸軍基地でもRV、遠隔透視の実験が行われ、来日したことのあるマクモニーグさんが参加したようです。噂ではターグさんの報告書がいいかげんだったために給料を打ち切られたとあります。1982年に彼はSRIを追い出され、パソフも辞めたそうです。

 その後はエドウィン・メイ博士に引き継がれ、1991年からカリフォルニア州サンディエゴのSAICという会社に移り、1995年に研究を打ち切ったそうです。1985年から1995年をスターゲイト計画期間というようです。この計画に参加したリモートビューアー(透視する人)は多い時は6人、最低3人は常時いたといいます。

 1972年から1995年の間に米国政府がRV計画に投入したお金は2200万ドル(当時のレートで60億円くらいの価値?)スターゲイト計画は、アメリカとソビエト(今のロシア)との冷戦時代に始まりました。

 
 ラジオ番組の話にもどります。私の聞き間違いもあるかもしれないので、お聞きになると正確かもしれませんが、ターグさんは本人の弁でも、1972年の初めからかかわり、SRIではESPテーチングマシンのようなものがあったらしいのです。有名なエンジニアもいて、なにか肉体的訓練もしたようです。

 有名な心理学者もその研究所にかかわりました。ソビエトのミサイル設置場所を透視したり、双子のテレパシー実験をしたりしたそうです。双子の一人の頭に何かを見せてイメージさせて、それがもう一人にどのようにつたわるか見たようです。前世のことも研究したといっていたような気がしたのですが・・・

 ソビエト(今のロシア)の能力者はアメリカのリーダーの透視をしていて、アメリカも同じようなことをやっていたというようなことと、ソビエト時代の超能力プログラムは今もロシアの研究者にひきつがれているということを言っていました。サイキックアーミーという兵隊がいて、司令官の動き、病気であるとか、飛行機でどこに飛んだかを透視させたようです。ある、遠い場所のスーパーマーケットの透視をしたり、ラスベガスの景色を見たり、木星の透視を訓練でしたりしたようです。ヒーリングのことも少し言っていました。

 次回は、このラジオ番組の後半のまとめと私の感想、それからロシアの超能力研究について少し調べてみましょう。
プロフィール

観音寺りえ

Author:観音寺りえ
アトラス研究所の観音寺りえです。

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の方は当研究所 
住所: 東京都文京区千石4-37-10 
TEL: 03-3942-1341
まで。

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