不思議な話 その11 ビッグフット(2)

 ビッグフットの話2回目です。ヒマラヤ山脈などの寒い地域で目撃されているものは「イエティ」と呼ばれ、海抜2700m以上、降水量平均1000mmの環境で見られるそうです。足跡は、標高6000m付近で見つかっています。

 中国ではイエティに対して、200件以上の目撃例があるらしいです。イエティについては、紀元前200年くらいから、中国の書物に目撃情報があるということです。また、考古学者によると、中国南西部で、30万年前のギガントピテクスの歯の化石が見つかっているということで、イエティはこの大型類人猿の子孫ではないかという説があります。また、氷河期で、アジアとアラスカが氷で陸続きの時に、北米に渡ってきたのではないかと考える人たちがいます。

 北米での200年前の目撃例としては、こんな話があります。1810年東部から西部へやってきた人で、ハーマンという人が、カリフォルニアの北部で巨大な足跡を発見しました。それは、出来たばかりで、その足跡のそばには、動物の骨と血だらけの動物の肉がありました。遠くの茂みを見ると、毛むくじゃらの大男が、胸を叩きながら雄たけびのような声で叫んでいたそうです。北米北西部、カリフォルニアからカナダには、この他にたくさん、先住民族の毛むくじゃらの生物にたいする伝説があります。

 1834年にワシントン州スポケーンの白人宣教師が、アメリカインディアンの間に伝わる毛深い生き物の話を記録しています。その巨大な毛むくじゃらの生き物は、魚のサケを盗み、強烈な臭いを残していくとされています。「サスクワッチ」という言葉は、アメリカインディアンのコウィチャン族の言葉で「人に似た動物」という意味です。

 1924年には、ワシントン州のエイプ・キャニオンで、石炭工夫のフレッド・ベックとその仲間4人が、サスクワッチに遭遇し、生き物の背中に銃弾を撃ち込んで、射殺しました。その夜に小屋にサスクワッチの集団が襲いかかり、小屋のそばにあった丸太をつかんで、屋根を壊そうとしました。工夫たちは小屋の中から銃を撃ちました。サスクワッチは逃げ出さずにその襲撃は明け方まで続きました。サスクワッチが去った後、工夫たちは正体不明の生物を恐れて、そこから逃げ出しました。

 この話で、野生のクマなどとは違う点は、その毛むくじゃらの生物がかたき討ちに来たという点です。また、銃の音を恐れないとか、丸太を道具として使うことができる。とか、集団で襲って来たというのも、サルや熊には出来ない点ですね。

 1941年ネバダ州のチリマックという所では、ジェニー・チャップマンという女性が、夫の留守の間に、自宅のわきで洗濯物を干していると、森の中から、人間でも熊でもない毛むくじゃらの大型のサルのような影を見つけました。夫が家に帰ってくると、戸口の高いところに赤茶けた色の毛がついていて、家の中は荒らされていて、妻と子供たち家族はいませんでした。150㎏ちかい木の樽が壊されていて、中の保存用の塩漬けの魚が盗まれていました。家族の妻と子供たちは、近くの町に避難して無事でした。夫と家族は恐ろしくて、二度とその家にもどらなかったそうです。

 カナダのブリティシュ・コロンビア州の森林のエイプアイランドという俗称のあるバンクーバー島で、バイクにのっている男性が夜遅くにサスクワッチに会いました。遠くに見えたので、バイクでそのまま通り過ぎたそうです。

 2009年のマウント・シッカーという山で、車でドライブしていた人が、森を伐採された土地でサスクワッチを見ました。林の茂みから2足歩行で歩いて、石を投げたら吠えたそうです。カナダには地元に専門のビックフット研究チームがあります。

 時代は少し戻りますが、1967年の10月20日に、元カウボーイのロジャー・パターソンと友人のロバート・ギムソンの二人がカリフォルニア州ブラフ・クリークの山の中でサスクワッチに遭遇して、歩きながらカメラに向かって振り向くメスのビックフットの姿を8ミリフィルムに映しました。これが「パターソン・ギムリンフィルム」で今でも真偽がわからず論争されています。日本でも紹介され、私もこの映像を何回も見ましたが、振り向き方が、人間の動作に凄く似ています。ビックフット研究の第一人者のジェフリー・メルドラムは本物の映像ではないかと考えているそうです。この8ミリフィルム公開以来1960年代以降、ビックフットの目撃例が、急激に増えたそうです。

 これらのビックフットのまとめとして、その正体は3つ考えられるそうです。一つは、古代の100万年前から30万年前の間にいた巨大な霊長類のギガントピテクスの子孫の生き残りではないかという説です。ギガントピテクスは、身長3メートル近く、体重300㎏~500㎏にも及ぶ、巨大な生き物です。

 二つ目は、現代の人類のホモ・サピエンスの分岐点にいたネアンデルタール人の祖先であるホモ・ハイデルベルゲンシスの子孫の生き残りではないかという説です。これは私のブログにも人間の歴史について書いたかもしれませんが、ネアンデルタール人と現代のホモ・サピエンスの人類は、交配の出来るほど、DNAは近いそうです。身長は1.8mくらいで、体重も100㎏ぐらいで現代の人類とほぼ同じ大きさです。インディアンの伝説にはサスクワッチが人間の女性をさらって子供を産ませるという伝説もあるそうです。その子は成長が早く、長生きできないという言い伝えです。考古学史の上では、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスは交配していたので、私たちには、ネアンデルタール人の遺伝子が入っているという学説もあります。

 三つ目は、現代の人間が、インディアンさんの宗教上の儀式としてある期間、若者がシャーマンになるために森に入って、野人となります。現代の文明とは隔絶させて、野生の生活をするので、未知の生き物に間違えられたのでは、という意見もあります。

 今のところは、その存在と同じように、その生物が何なのかも謎です。でも、否定できないほどの多数の目撃情報があるので、また、それを研究している外国の研究者も多いので、何らかの生き物がいることは事実だと思います。

 次回も面白い話を探して書きましょう。

 



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不思議な話 その10 ビッグフットの話と未来のロボットの話

 今回は、現在から未来のロボットの話と、逆に過去の時代に消えてしまったと思われている霊長類か、人類の生き残りかもしれない未確認生物(UMA)のビッグ・フットを取り上げたいと思います。

 先日深夜に再放送らしきNHKの「ロボット革命」という番組と、映画で「レッド・プラネット」というSFを見て未来のロボットについて考えたので書きたいと思います。

 この映画は2000年にアメリカで作られたもので、監督はアンソニー・ホフマン、主人公はヴァル・キルマー(「セイント」という映画や昔の「バットマン」を演じた俳優で、女性の主人公は「マトリックス」で有名になったアン・モスという女優さんです。その他のわき役では有名な俳優が出ていますが、あまりヒットしない地味な映画でした。でも、ストーリーは面白いです。

 簡単なあらすじは、2050年に地球の環境が、破滅的となり、人類の生存が危ぶまれる時に、対策として、太陽系の火星に人類の活路を見出そうと、藻類を送って、酸素を作り出す計画を進めています。先発隊が火星に物資を送っていますが、まだ無人の状態です。藻の移植によって酸素量が順調に増えていたのに、急に火星からの酸素量のデータが減ります。そんなときに初めて、その謎を解いて解決するべく、人類の希望を託されて有人探査船「マーズ1号」が火星に向かいます。船長は女性のボーマン船長(アン・モス)で他の乗組員5名は男の人です。主人公は金髪の宇宙整備士ギャラガー(ヴァル・キルマー)です。

 探査船は太陽フレアの放射線で、宇宙船は計器の故障や火災の危機が起こります。勇気のある女性船長は、一人探査船に残り、男性5人を小型宇宙船で、火星に脱出させます。彼女は適切に対処して探査船を爆発の危機から救います。
 しかし、命を助けられた5人の技術者や科学者や医者の男性たちは、着陸に失敗し小型船が壊れて宇宙服だけで火星に放り出されます。5人のほかにエイミーという名の軍事ロボットが乗っており、これも一緒に火星に着陸しましたが、皆は小型船もろともエイミーがこわれたと思い、その存在を忘れてしまいます。

 一人が負傷し、食量が2年分ある中継基地までたどりつけませんでした。残りの4人は、2人ずつに分かれ基地をめざしますが、ひと組のグループが酸素が尽きたと思いけんかとなり、一人がもう一人を崖から突き落とします。主人公を含むもうひと組は、酸素があることに気がつき、宇宙服のヘルメットをとっても窒息しないことを発見します。一人を殺した男は、この2人に合流し基地についたら、基地の食料も建物も、壊されて廃墟になっていました。生物がいないはずなのに変だと思っていると、遠くに藻が繁殖しているのをみつけます。火星の夜になって休んでいると、暗闇から軍事ロボットエイミーが出てきて、着陸の振動のショックでエイミーは戦闘モードになり、殺人を犯してしまった男を傷つけます。

 主人公と助かったもう一人は、エイミーの2回目の襲撃に備えますが、傷ついた男は、血を流して藻の中にいた甲虫のようななんでも食べる生物に襲われて亡くなります。

 他の二人は逃げますが、主人公でない男性は虫に襲われてサンプルを取るのですが、なんでも食べる虫に食べられてしまいます。主人公は逃げて女船長に連絡がつき、ロシアの宇宙船が火星に置き忘れられているのを使って探査船に戻るように勧められます。ロシアの小型船は、バッテリー不足でもう帰れないと主人公があきらめた時に、軍事ロボットエイミーが彼を襲ってきて殺そうとするのですが、彼は知恵を使って、エイミーを倒し、怪我を負いながらそのバッテリーを使って小型船を始動し、宇宙探査船にもどって、めでたく船長と結ばれて、地球に虫のサンプルを持って帰るという話です。虫は恐ろしい存在かと思いきや、虫が酸素を出すので、将来の地球を救う存在なのだそうです。

 ここでのロボットはSF小説や映画で定番のロボット三原則の人間を絶対に襲わないという原則に違反しているわけですが、それはもしかしたら理想論なので、現実にはこのようにロボット三原則など適応外のものも作られるかもしれないと思いました。

 「ロボット革命」というTV番組では、私が想像したよりも早く、ヒューマノイド型ロボットが製作され市場が確立されていることを知って驚きました。ある日本の工場では社員と混じって20台ほどの人間型ロボットがラジオ体操や工場作業を人間と同じくやっている様子を見ました。

 まだ、解決されていない福島の原発事故に対して、アシモくんを作っている会社では、人間が入れないところに入って作業したり、様子を映したりするロボットの開発を懸命にやっているということです。また、原発事故などに対応するという目的で、海外では「ロボットチャレンジ」といって世界中から技術者やロボット科学者の応募を募り、優勝したグループには、莫大な軍事予算の一部が提供されるというプロジェクトがあることを知りました。アシモ君を作っている企業はロボットの軍事目的の開発には参加しないそうです。

 でももし、モラルやロボット三原則を考慮しない制作者が軍事用のロボットを開発してしまったら、さっきの「レッド・プラネット」の映画のエイミーというロボットと、同じようなことが絶対に起こらないとはいえません。ロボットの体の技術と、心の人工知能の技術が進歩すると、人間の力をしのぐようなロボットを作ることが可能になるかもしれません。映画「ターミネーター」の世界ではないですが、人間と人工知能のロボットの戦争ということも全くの空想だけというわけではないかもしれません。

 鋼鉄なので、体は頑丈ですし、恐怖心もないです。罪悪感ももちろん無いわけです。現在は4足歩行の戦場で荷物を運ぶロボットは存在しているようです。軍事ロボットは実は核兵器と同じくらい脅威になるかもしれません。

 また、軍事用に人を傷つける結果は幸運にも避けられたとしても、ロボットはあらゆる分野の労働力になりえます。人間は楽をしようとすれば、いくらでもアイディアがでる生き物なので、楽ちんができると開発したロボットに自分の職場を奪われる日が来るかもしれないのです。少々悲観的な考えでしょうか?

 まず、工場で人間が作業を教えると学んで新しいことをやるロボット、それから、自動車の操縦をするロボット、掃除をし、料理をし、子供の子守をするロボット、医療現場で手術をするロボット、教育をするロボット、会社で受け付けをするロボット、ロボットのスポ-ツ選手、PC上のロボット、人間の体内に入る医療ロボット、飛行機の操縦をするロボット、危険な作業をするロボット・・・人間の変わりはいくらでも出来ますね。果たしていろいろなことをロボットにやってもらって、人間は幸せになれるのでしょうか?

 ロボットの話が長くなってしまいました。ビックフットのお話の導入だけしておきましょう。

 この200年間でビックフットといわれる未確認生物(UMA)の目撃例は1万件以上に上るそうです。その分布はアジアと北米で95%だそうです。森におおわれた高地での目撃例は約70パーセントです。ビックフットとは一体何なのだろうとか、熊や野生生物との見間違いではないだろうか、とか本当にいるのだろうかという疑問が起こりますね。北米では、先住民のアメリカインディアンさんたちが、サスクワッチとかサスカッチなどとよんでいて、実はAD紀元後500年ぐらいに作られたとされる岩絵にもその姿が描かれているそうです。

 次回は昔から現代までの目撃例を調べてみましょう。いろいろなことがわかるかもしれません。 

不思議な話 その9 超常現象ー人体発火現象(2)

 人体自然発火現象の続きです。人体自然発火現象の原因として挙げられているのは、たくさんあるようです。(この現象が、昔は500年くらい前から報告されているという人もいます。物理現象なら人間の歴史の最初のころからあったのかもしれません。)その原因で昔から考えられたのが、アルコールを大量にとったからだという説です。体内に分解されなかったアルコールが残り、残ったアルコールが燃料のようになるという説ですが、アルコールを一切取らない人も発火の被害にあっているそうで、この根拠は弱いです。

 古い時代の説で、大気中で燃え上がるリンの成分が、人体について発火を起こすという説があります。リンが体内で発火を引き起こすというのも考えにくいそうです。

 人体の脂肪がろうそくのようになるという原因も、発火する温度が高くないと無理なので通常は考えにくいですし、たばこの火や暖房などから人体の脂肪へもえついたとすると、周囲の家具類が燃えていないことが多いので、おかしなことになります。

 人体に帯電して発火して高温になったのではという説もありますが、静電気などから高温になって発火するとは考えにくいです。

 生化学の立場から、発火性遺伝子というものがあって、それが突然発火するのでは、と考える人もいますが、これも根拠が弱いようです。

 その他、地球上の自然にある電磁波から電子が飛び出し、被害者への発火を引き起こすという人もいます。電磁波の強い場所があるのでは、という考えによるものです。

 一番可能性として、高いと思われているのは、プラズマ発火説で、青白く光るプラズマが被害者と偶然重なりあうことで、体の内部から燃え始めたように見えるというものです。イギリスはプラズマが多く発生する環境条件があり、イギリスで人体発火現象が頻発するのではという考え方です。私も、無作為に自然現象としてできるプラズマが何らかの関係をしているのではないかと思います。というのは、人体自然発火を偶然目撃した人が、青白い炎や光や煙を見たという例が、とても多いのです。それから、気持ちが悪いと思われるかもしれませんが、人体の膝から下だけを残していることが多く、立っていた場合、地面のすぐ上よりも、高いところにプラズマが漂うのではないかと考えられるので、地面に近い膝から下や足首から下が残るのではないかと思うのです。人が灰のようになるのは、3000度でも無理だそうで、どうやって3000度以上出すのかという点でもプラズマなら、引き起こされるかもしれないのです。

 変わった原因の説として、人体の細胞が何らかの作用で核融合ができるようになって発火するのではという意見もどこかの情報でみたような気がしますが、それは高温すぎるので燃え残るということも無理です。

 変わった発火の例として、1930年代のイギリスロンドンのあるクラブで、19歳の女性メイベル・アンドルーズさんという人が彼氏とフロアで踊っていて、彼女の胸と背中から原因不明の炎が噴き出して、大騒ぎになったそうですが、残念なことに助からなかったそうです。一緒に踊った男性には何の被害もなかったのでしょうか?あとで、「彼女の体内から火が噴き出しているようだった」と証言しているので、大丈夫だったようですが、プラズマが原因としても、一人分の大きさなので、かなり小さなプラズマですね。

 その事件に近い時期、1938年同じくイギリスのエセックス州チェルムズフォードのダンスホールで、22歳の女性フィリス・ニューカムという女性が、原因不明の炎が体から出て、亡くなっています。

 アメリカでは1966年ペンシルベニア州コーダースポートというところで、93歳の男性、ジョン・アービング・ベントレイという人がバスルームで、膝から下だけ残して、灰になっていたそうです。彼は足が不自由で、いつも吸っている煙草のパイプは、いつものところにきちんと置いてあったということで、火の不始末では無いようです。足が不自由だったのに歩行器は、そんなに熱の損傷がなかったようです。発見者はガス会社の点検作業員で、入り口からバスルームを覗いたら、青白い炎と煙が見えたそうです。

 車の中での人体発火も男性で、1990年3月1日の午後に、アメリカのサウスカロライナの町の国道で、1台の車が煙を出しているのが発見されました。火は車体からではなく、運転していたサイモン・ウッデイさんという45歳の男性から炎が出ているようだったと目撃者が言っています。燃えていたのは車の運転者が座っていた運転席だけだったそうで、ガソリン引火や電気トラブルも考えにくく、原因は不明とされました。1時間前まで、彼は楽しそうに友人と話していたということです。

 最後にいくつか、発火寸前で助かったという話を書きますね。

 女性の下の下着が燃えて痛みに気がついて、脱いで助かったという事件が2件あります。1997年イギリスのランカシャー地方のヒンドリーという町で、スーパーマーケットのレジ係をしているメラニー・トンプソンと言う女性が、レジを打っている仕事中に、お尻が痛くなり下着をトイレで見ると燃えていたというものです。水をかけたら、すぐ消えたということです。

 1998年のアメリカのフロリダ州のマイアミで弁護士事務所で働いていた、ジェニファー・マクブライドという女性が、仕事中にスカートの中から煙が上がっているのを、発見し、トイレに行ってすぐに水をかけると火が消えたそうです。2件とも火の気はなかったそうです。この2件の例を見ると、プラズマで高温になったわけではないので、首をかしげざるを得ないのですが・・・

 下着ではなくやはり体の一部から出火しながら消し止められた例もあります。1996年アメリカのケイ・フレッチャーという女性は、台所で料理を作っていると、自分の首の付け根に違和感を感じ、変だと思っていると、その部分だけが熱くなってきて、煙の臭いがしたそうです。彼女はその部分をこすったりたたいたりしていましたが、たまたま別の部屋にいた夫が、彼女の声を聞きつけて入ってくると、彼女のセーターを脱がすと、煙は彼女の首の部分から、直接でていたそうですが、二人でたたいたりいろいろしているうちに、煙はとまったそうです。彼女の首はしばらく熱かったそうですが、彼女は助かりました。台所は煙で充満していたのに、せーターは焦げたあとなどは一切なかったそうです。

 次のは、人体発火ではないですが、家のあちこちから火がでたという話をおまけにのせますね。1983年に、アルゼンチンのロザリオという所で、ロドルフォ・ロペスさんの奥さんが、洗濯物を干していると、濡れている洗濯物が燃えていたとか、それをきっかけに家の中のあちらこちらから火が出たそうです。毎日のように、人体ではなく壁や、家具や、衣類から火が上がり、ボヤのような状態で、少しだけ燃えて、すぐ消えてしますそうです。燃えるのは必ず限られた大きさで、燃え移ることはなかったそうです。変な火のつき方で、ハンドバックに入れた財布だけが燃えて、ハンドバックはどうもないとか・・・同時に数か所の家具が燃えたので、消防隊を呼ぶと、着く前に消えて、焼けた後だけあったそうです。ロペスさん家族は半年間我慢しましたが、半年で引っ越して、一連の事件はやんだそうです。これは、人体発火ではなくて、前にブログで書いた、ポルターガイストや、ホーンティング・ハウスに近い現象ですね。思春期の子供がその家にいたのかもしれません。

 次回も不思議な話を探して書きましょう。

 

不思議な話 その8 超常現象 人体発火現象

 前回エジプトの死者の書の中の「否定告白」私はこんな罪を犯しておりません、という告白を42種類引用しました。これが、ユダヤ教やキリスト教の旧約聖書に関係のある、モーゼの十戒に影響を与えたかもしれないという説を支持しました。そして、イスラム教の聖典『クルアーン』にも、モーセの話は出てきます。名前はムーサーとなっています。ムーサーはイスラム教の5人の予言者のうちの1人です。

 前半で旧約聖書の中の十戒をあげてみますね。ご存じの方は多いと思いますが、この十戒はモーセがイスラムの民をエジプトから 連れて逃げるとき(出エジプト)にシナイ山に登って神から与えられた10個の守らなければいけない戒律です。ですから、当時一般的だったエジプトの死者の書の影響を受けるのもなるほどと思えるのです。

 モーセのお話は、歴史上の事実なのか創作なのか意見が分かれますが、史実とすると紀元前1500年代から1200年代の出来事らしいのです。出エジプトは、エジプトに住んでいたヘブライ人家族に生れた赤ん坊がいました。当時ヘブライ人が多すぎることを嫌った、エジプトの王様からの殺害をのがれる為に、父母がかごに入れて川に流しました。赤ん坊だったモーセは、皮肉なことにエジプトの王女に拾われて、王宮で育つところから始まります。その子が成長して、有名なモーセとなります。彼は、エジプトで奴隷状態だったヘブライ人たちをエジプトから連れ出すように神から命令されます。

 モーセはエジプトの王、ファラオにヘブライ人を連れてエジプトから出ることを願い出ますが、王から許可がでませんでした。モーセの神はエジプトに十の災いをもたらします。ファラオの息子を含めたすべてのエジプト人の長子が亡くなり、川が汚れ、作物が害を受けるなどいろいろな災いが起こります。ファラオはたまりかねて、モーセたちにエジプトを出ることを許可します。ヘブライ人がエジプトを出ると、ファラオは心変わりして追ってきます。そこで有名な、海の割れるお話になります。モーセが杖を振り上げると、海は割れて、陸地の道が出来ました。モーセとヘブライ人たちは海を渡ることが出来ました。エジプト軍が追いかけてきて通ろうとすると、再び海の道はただの海になってしまい軍は溺れてしまいます。

 モーセは神から約束された土地を見つけるためにヘブライの民を連れて、40年間さまよいます。その時に皆の戒律として、石に神が刻みつけたのが十戒の石板です。何が書いてあったかと言うと・・・(プロテスタントとカトリックとほんの少しだけ違います。)

1.私が唯一の神である。(これは教義なので、死者の書には出てきません。)
2.偶像を作ってはならない。(これは、プロテスタントの多くの宗派で加えられています。イスラム教も同じではないでしょうか?カトリックはシンボルを拝みます。)
3.神の名をみだりに唱えてはならない。(慎重に唱えなさいということでしょうか?)
4.安息日を覚えてこれを聖なる日としなさい。
5.あなたの父母を敬いなさい。
6.殺人をしてはならない。
7.姦淫をしてはならない。
8.盗んではいけない。
9.偽りの証言をしてはいけない。(嘘をついてはならない。)
10.あなたの隣人の家をほしがってはならない。(他人の財産をほしがってはならない。)
 1から4までは人と神との関係で、5から10は人の踏み行うべき道です。(5から10は死者の書にもありますね。)
 
 さらに、キリスト教の考え方、天国の審判で神に愛されれば、神のそばで永遠の命を得られて、安楽に生きられるという考え方と、死後許されたものだけが楽園に行って、永遠の命を得られて、食べ物にも困らないという古代エジプトの死生観は共通するものがあります。ただ違うのは、多神教か、唯一神かということくらいです。


 後半は、超常現象の話題にもどって、人体(自然)発火現象についてです。少し気持ちの悪い描写もありますので、気をつけてください。

 これは、周りが一切燃えていないのに、人間だけが自然に発火したとしか思えないような燃え方をしている現象です。イギリスの有名な作家チャールズ・デイケンズ(1812~1870)が『ブレイクハウス』という話で、人体発火現象について、実例をあげて紹介しています。この人体発火現象が世界中で見るとイギリスに大変多くみられるそうです。

 人体発火現象では、人体だけが集中的に燃えて、ほとんど灰になってしまうのに、周りの家具やソファー置き物は一切燃えないのです。酸素の少ない狭い部屋や狭い自動車のなかでも燃えています。骨まで焼けて灰になるには、よほどの高温でなければなりませんが、高温の場合まわりが焼けないのはとてもおかしいことになります。
被害者は東洋人よりも白人が多く、特にイギリスに多いそうです。若い人より年配の女性に多いそうです。

 今までの有名な例では、1951年7月のある夕方、アメリカのフロリダ州のセントピータースバークのマンションで事件は起こりました。被害者のメアリー・リーサーの息子、リチャード・リーサーが母親のマンションを訪ねると、母親はスリッパをはいたままの足を残して、すでに焼け死んでいました。

 TVで船の上で女の人が家族の見ている前で、燃えてしまったという話を見ました。目撃者の家族によると火の気はなく、水をかけても効果がなく、自分から燃えたとしか思えなかったということでした。

 長くなったので、次回は発火の原因と考えられる説をいくつかあげて、具体例ももう少し見て行きましょう。 

不思議な話  その7 アニの死者の書(3)

 今回はエジプトで最も保存状態の良かった、アニの死者の書のまとめです。

 書く前に、いままで、超常現象や、心霊治療や幽霊の話などいろいろ調べて来ましたが、私は全てをうのみにして信じているわけではありません。でも、はっきりした否定も肯定もできないものが、この世にはたくさんあると思います。近代科学はたかだか数百年、歴史的には呪術の歴史のほうが、古いのは事実です。医療はほんの数百年前までは、西洋医療では病気になったら、その原因はわからず、瀉血といって、体を切って悪い血を出せば、病気が治るかもしれないという治療法をずーっと長い間行っていました。今の医療の進歩は素晴らしいと思います。でもまだ、命の謎のしくみは解明されていません。今の俗信で汗をかくと悪い物質がでるというのも、根拠のない事かもしれません。

 暗黒で無だと思っていた宇宙が、ダークマターという物質がたくさんつまっていたものだったり、私たちの目には暗闇にうつるものが、他の生物には宇宙は光のかたまりに見えるかもしれません。私たちの目で認識出来るものには限界があり、たかがしれているものなのです。みんなが、同じ時と空間を共有しているように見えるものが、映画マトリックスのようにコンピュター上の計算の中にあったり、自分の3D映像と家族や職場の仲間、道を通り過ぎる見知らぬ人との映像が重なって関わって見えているのかもしれません。

 それぞれの目や脳に見えている色や映像も人によって全部違うかもしれないのです。

 人は死んだらそれで終わりで、そのあとの生まれ変わりはないと思っている人には、その通り、次はないのかもしれません。その人間だった個性は消えると信じれば、消えます。暗黒の中にひたっていたければ、生まれ変わらないで、ずっとひたっているのかもしれません。しかし、生まれ変わりを信じる者には、生まれ変わりはあるのです。

 アニの葬儀の日、参列者はナイル河の岸に集まります。そこには葬送の船が待っていて、白の喪服を着た親戚の人々は棺と一緒に歩き、船に棺が運ばれ、太陽の沈む西の岸に渡ります。太陽が昇るのは命の始まりで、沈むのが死です。神官が供物をささげ、香をたき、呪文を唱えます。親族の女たちが泣き雇われた泣き女も叫びながら続きます。アニには娘がいました。死者のミイラ(アニ)の棺は舟形のそりに乗せられ大勢の行列と一緒に墓場に行きます。いろいろな副葬品、来世で使う道具や装飾品、金品も一緒です。葬列がお墓の前に行くと、ミイラは「開口の儀式」や「開眼の儀式」をします。肉体の目や口は使えないので、心の目や口や耳も使えるようにするわけですね。

 一番偉い神官が呪文を読み上げ、棺は地下の墓所に埋葬されて儀式は終了です。

アニは、彼より先に死んだ妻のツツと会って、マーアトの広場に入ります。前に書いたように、アニは象形文字の魔法の呪文が描かれた死者の書の助けを借りて、ここまで来たのです。向こうには永遠の命が授かる楽園の門があり、広間の上段には審判者としてのエジプトの12柱の神がいます。正義の測りは中央に置かれ、秤の前には犬の頭、人間の体のアヌビス神がいます。反対側にアニのガーディアンの神が立ち、アニのへその緒が入った箱があります。この守護神の後ろには、アニの誕生と教育を行った2柱の女神がいます。

 秤の右にはペンを持ったトスという神がいて、審判の記録を書きとめます。(まるで東洋の閻魔さんですね。)トスの後ろには怪物がいて、嘘をついて天秤のバランスが破れたものの魂を食う為に待ち構えています。アニは死者の書の助けを借りて、秤のバランスがとれることを祈ります。

 秤の片方には女神の軽い軽い羽飾りがのせられます。この天秤の前で、アニは42の神の前で悪い事をしなかったという42の「否定告白」をします。以下に引用しますね。もともと番号はついていないようです。
1.不正を行わなかった。
2.暴力をもって略奪しなかった。
3.誰にも暴力をふるわなかった。
4.盗みを行わなかった。
5.男も女も殺さなかった。
6.売買の時などに計量をごまかさなかった。
7.偽善の行いをしなかった。
8.エジプトの神の持っているものを盗まなかった。
9.嘘を言わなかった。
10.食べ物を持って運び去らなかった。(万引きのように食べ物を盗み取って逃げなかったということでしょうか?)
11.人の悪口を言わなかった。
12.どんな人も攻撃しなかった。
13.神の財産の動物を殺さなかった。
14.偽証をしなかった。(裁判や真実を言わなければいけない時に偽善を言わなかった)
15.良く耕された土地をなまけて荒らさなかった。
16.人を疑い邪推することがなかった。
17.人に反対ばかりを言ってなかった。
18.理由がなく、自分に譲歩することはなかった。(これは自分を甘やかしてなまけることでしょうか?)
19.人の妻を辱めることがなかった。(不倫しなかったということでしょうか?)
20.清らかでない汚れた罪を犯さなかった。
21.神の捧げものや精霊のパンを奪わなかった。
22.自分は、誰にも恐怖を起こさせなかった。(脅したり、脅迫行為をしなかったということでしょうか。)
23.人に(従者や召使)に怒りを持ちながら命令しなかった。
24.正義と真理の言葉に耳をふさがなかった。(正義や真理を尊重したということですね。)
25.人と人との争いをあおらなかった。(戦争をおこしたり喧嘩をさせることですね。)
26.他人を泣かさなかった。
27.不潔な行為をしなかった。
28.自分は自分の心臓を食らわなかった。(これは解釈が難しいですが、自分の心や魂を堕落させないということでしょうか?)
29.どんな人も軽蔑したり、侮辱しなかった。
30.自分の将来の財のために人から暴力で人から捧げものをさせなかった。(わいろなどもこれにあたるでしょうか?)
31.良く考えないで、軽率に物事を判断しなかった。
32.上手くいかなかったからといって、神に復讐しなかった。(ことわざで言うと、天につばしなかった。)
33.うるさくしゃべりたてて、話し過ぎなかった。
34.偽りで行動し、邪悪なことを、行わなかった。
35.エジプトの王様に呪いの言葉を言わなかった。
36.皆の飲み水を汚さなかった。(水を汚すと大勢の人の命にかかわりますね。)
37.傲慢な事をしないし、言わなかった。
38.神を恨んで呪ったことがなかった。
39.不遜な態度をとらなかった。
40.名声や立身出世を追い求めなかった。(有名になったり、出世したり、権力者や金持ちになることは、エジプトの神に歓迎されるわけではないようです。)
41.不正な手段で蓄財して、財産を増やしてはいません。人の財産をとってはいません。
42.自分の故郷の神をばかにしたり、粗末にすることはなかった。

 これで、全部です。これを全部クリアする人は、いないのではないかというくらい厳しい内容ですね。アニは死者の書の呪文と助けで自分の心臓と、女神の軽い羽根とがつりあって、妻と永遠に食べ物に困らない緑豊かな楽園に行くことができました。

 これらは、人間の犯す過ちを、網羅していますね。文化が違うので、現代の日本ではあてはまらないものもありますが、後の時代にできた、ユダヤ教の旧約聖書や十戒やキリスト教の新約聖書にも影響があるように思えます。

 長くなりましたので今日はここまでで、次回は超常現象の話に戻りますね。



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観音寺りえ

Author:観音寺りえ
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