不思議な話 その63 ビックバン理論とビックリップ理論(宇宙年表に思うこと)

 前回少し宇宙についてを書きましたが、今回はその続きで、宇宙物理学で主流になっているビックバン理論とビックリップ理論(私はビックリップは最近知ったのですが、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。)について書きましょう。

 前回の、宇宙が2次元の膜のようなもので覆われているという話は次のようなものです。宇宙がバルクと呼ばれる無限に広がる高次元空間に、浮かぶブレーン(膜)であるというのです。その説をブレーン宇宙論といいます。次元を下げると、平面の紙の表面に宇宙が3次元の絵のようにはりついていて、周りの空間がバルクということになります。バルクには地球のある宇宙と対になるように、別のブレーン(膜宇宙)があるとも考えられるそうです。平行の宇宙ですね。ブレーン同士は、重力で引き合い、衝突するとエキピロティック(大火という意味の)大爆発が起きて、その爆発がビックバンのエネルギーになったというのがエキピロティック宇宙論というものだそうです。エキピロティック宇宙論では、衝突をしながら、何度も生まれ変わると考えられています。ブレーンからバルクへはどのような物質も電磁波も出ていけないことになります。しかし、重力だけは特別にブレーンからバルクの外に出ていけるということです。ビックバンの時の4つの力(重力、弱い核の力、強い核の力、電磁の力)のうちの重力だけがなぜ弱いかというのが、重力はバルクの外に漏れ出しているからと答えることが出来るのです。「宇宙の果ては?」という問いかけには、バルク(高次元空間)があるという答えがすっきり出てきます。今のところ証拠が無いので、あくまで理論です。

 ビックバン理論は、ベルギー出身のカトリックの司祭で宇宙物理学者で天文学者のジョルジュ・ルメートル(1894~1966年)さんが唱えたものです。
 彼は自分の宇宙に関する説を、「原始的原子の仮説」と呼びました。彼の説はあの宇宙物理学者のアインシュタインさんの一般相対性理論を参考にビックバン理論を考えましたが、とうのアインシュタインさんは、定常宇宙論を考えていました。定常宇宙論は、フレッド・ホイル(1915~2001年)イギリスの天文学者でSF作家(元素合成論で実績を残す)が唱えた任意の空間の質量は常に一定に保たれるので、宇宙の基本的な構造は時間によって、左右されることはないとする説、で宇宙は膨張していないとするもの。宇宙膨張説の学者と対立して、ホイルさんが揶揄して、ビックバンと名付けたといいます。ルメートルさんの説に戻ると、宇宙線こそが宇宙初期の爆発の名残であると考え、宇宙の年齢を100億歳から200億歳の間と考えました。現在は宇宙の年齢は137億年とされています。

 ビックバン説はハップルさんが遠くの銀河まで見える望遠鏡を作って観測したら、遠くの星が赤く見えて、遠ければ遠いほど赤い(赤色偏移)ので宇宙は膨張しているという裏付けになったという説が今流行しています。宇宙がX倍に膨張
すると、光の波長もX倍に引き延ばされるというシンプルな理由です。遠くにある星を見れば見るほど、それはビックバンの原初に出来た光をみているということらしいです。

 その後、1965年にロバート・ウィルソンとアーノルド・ペンジアスが、銀河の雲から電波の雑音をとらえ、それがビックバンのときに出来た宇宙マイクロ波背景放射だということで、ホイルさんの定常宇宙論は否定されて、ビックバン宇宙論は今のところ主流になっています。ホイルさんは、亡くなるまでビックバン論を否定していました。

 ビックバン理論では、宇宙の初めは、非常に高温の熱を持った極めて小さなかけらで、非常な速さで原子から星になり、星雲が出来て惑星になり、太陽系や銀河となって、惑星によっては生物が出来たと考えました。水素とヘリウムはビックバンの直後、数秒で出来たとされました。

 ビックバン理論では、宇宙の温度がなぜ一定なのかという問題がありましたが、お風呂のお湯が熱い湯と冷たい水で薄める時にすぐに温度が低くならないように、ビックバンの後温度が変化するまでにかなりの時間がかかるので、膨張している間は温度変化が少ないと考えました。アラン・グースという物理学者は、宇宙の領域が極めて短時間に急激に膨張した為、光よりも早い膨張速度となるというインフレーション理論を考えました。

 その論では、宇宙の最初の爆発の時、4つの力が働いたとしています。それは、弱い核の力、強い核の力、電磁の力、そして、重力です。この4つの力が急激に膨張して分離しました。

 2001年6月3日にNASAは、ロケット探査をして、このグースのインフレーション理論の検証をしました。誕生したばかりの宇宙と現在の宇宙のマイクロ波背景放射のゆらぎをとらえることが出来たそうです。

 長くなったので、次回に宇宙の年表を引用して、思ったことを少し書いてから、新しいテーマにうつります。
 
 
 
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不思議な話 その62 記憶の不思議

 最近の宇宙物理学で、一つの面白い説ですが、この宇宙はブラックホールに飲み込まれる途中ではないかという説を唱える人がいるようです。あるいは、この宇宙がブラックホールの中にあるのではないかというのです。そして、その外側のブラックホールの周りに2次元の膜のようなものがあって、その2次元の布のような膜に実は情報が入っていて、その投影がこの3次元の世界ではないかというのです。今までの多次元世界論よりも説得力のあるものかもしれません。あくまで、理論なので今は証拠は出ていませんが、とても面白い説です。

 ある宗教や哲学などの一つの考え方で、この世の中は、あの世や別の世界での映し出された影のようなものであるという考え方をするというのがあります。別の世界に実体があって、この世界は投影であるとする考え方と、この宇宙物理学の一つの意見は重なるところがあるようにも見えます。

 この話が、今日の記憶のテーマとどうつながるか、というと、かりにこの世のすべてのことを記録する装置があるとするならば、すべての人間の人生の記録もその中にくみこまれているのではないかと思うのです。なぜ、人間は記憶を持っているのでしょうか?いや人間ではなくすべての生き物に実は生きていた記録のようなものが、残っているかもしれません。とりあえず、今回は記憶とは何かを考えてみましょう。

 記憶はその維持する時間によって「感覚記憶」「短期記憶」「長期記憶」に分けられます。「感覚記憶」は、聞く見る触る臭う味わうなど五感の感覚器官を使うことによって、瞬間に発生した興奮状態のレコードのようなもので、数秒で消えてしまいます。その感覚記憶でさえ、環境の条件がそろうと、どこどこで食べた味とかおふくろの味とか、一生忘れない長期記憶ともなります。

 「短期記憶」は感覚記憶より長い周期で脳の神経回路からの信号伝達が繰り返されて、短期に記憶が保存されることで、これは長期に保存されているものではないので、忘れてしまうことも多いです。学生時代の丸暗記の記憶で、実際の生活に必要ないもので、短期記憶の中に入れたものは、忘れてしまいます。この短期記憶は、コンピューターの中に電流が流されることによって、メモリーが一時的に保存されるのに似ています。人間や動物の脳とコンピューターのシステムの違いは、処理装置(CPU)と記憶装置(メモリー)が分かれていないという違いだそうです。ハードウェアーとしての記憶回路が自発的に作り替えられるのが、人間の脳です。

 人間の脳は特定の記憶の情報に対応した神経回路を作り出して、記憶させます。神経回路は脳神経細胞が、突起状のシナプスの結合によって結ばれる情報のネットワークを作ります。そのネットワークに神経インパルスによる電気信号を使った細胞内の伝達処理と、神経伝達化学物質による、細胞内の情報伝達のシステムとの両方を使った素晴らしく良くできた記憶装置になります。

 人間の生命維持は自律神経によって、考えたり脳をつかわなくても維持する機械で言ったら回路が組み込まれているわけですが、それと同時に脳はその人が生きた経験の情報を記録するソフトウェアにもなっているわけです。

 生命維持の本能行動を実現する神経回路接続と、生まれた後に作られた記憶の集積による学習したことによって得た新しい神経回路が定着したものが「長期記憶」です。

 記憶を蓄えた神経細胞は生まれて成長するにつれて、経験や勉強などの学習によって細胞間の記憶接続を増強させます。つまり神経シナプスの結合が強くなります。川にたとえると幅の広い川になるのです。これを繰り返し神経回路入力信号が「長期増強」という段階になるとそのまま記憶が固定されて正常な脳の状態では、その記憶を忘れなくなります。

 細胞間の記憶のネットワークにある情報が入力されると(たとえば、嫌な思い出とか逆に快感に感じた出来事とか)神経細胞が興奮状態になり、関連細胞がいっせいに反応し、その興奮状態になった脳の細胞同士の結合が強くなり、増強されてその入力パターンが新しい記憶回路をつくり、「長期記憶」となります。

 長期記憶を形成する神経回路群はそれぞれ、細胞内に記憶を保持するためのたんぱく質を合成します。だから脳の栄養にはたんぱく質が必要なのですね。長期記憶では、その時の回路に他の記憶とは違う化学的で物理的な変化が伴っているようです。

 コンピュータの記憶装置は人間が作ったものなので、人間の脳のしくみをまねたところもありますが、人間の脳は記憶の自己再生や、自己修復や成長ができることです。今のところこれは機械にはできませんが、SFの映画では未来のコンピューターはこれが出来ますね。人間の脳の記憶の仕組みにコンピューターが追い付くのは、時間の問題かもしれません。

 コンピューター等の機械では、絶対マネのできない脳のしくみは、じつは人間が亡くなった後の記憶の保持活動にあります。私が見ている過去世、前世の記憶は現在のところ数千人、数万件ですが、主だった方の記憶は呼び出すことができます。これをなぜかと自分で考えてみると、物理的、化学的肉体の脳の記憶システムを利用しないで記憶の蓄積をしているからです。皆さんの生まれてから死ぬまでの記憶は肉体の脳の中にあるわけです。これは細胞間の化学的物理的記憶なのですが、みなさんの過去世、前世、未来と未来世の記憶は、みなさんの中にあります。それは肉体の細胞が処理できないほどの膨大なものだとしても、魂に付随する記憶は肉体の記憶の処理とは違う方法で記憶されるので、本人も端末の記憶を持っていますが、今の時代風にいうと、クラウドシステムのようにたとえて言うと大型メガコンピューターのようなものに蓄積されています。それをブラックホールの外側の膜でも、古い言い方でいうと宇宙図書館でも、アカシックレコードでも、神の知恵でも何でも、どう名付けてもどうでもいいことなのかもしれません。でも生きた記憶は、更新を繰り返しながら消えないで受け継がれているように見えます。

 「人はなぜ転生して人生を繰り返すか?」という問いは一言では答えられないかもしれませんが、実感した人生の魂の記憶を織物のように綴っているのかもしれません。

不思議な話 その61 長頭スカルの謎

 ご存じのように、エジプトの若き王ツタンカーメンの墓は盗掘を免れて完全なミイラの形で副葬品とともに見つかったわけですが、彼の体のCT画像ではなんら頭蓋骨を変形したり、死後加工した形跡がないのに、人間離れした、長頭なのです。この超長頭の頭蓋骨は世界各地で発掘されています。

 ツタンカーメン王の父親のミイラも完全な形で残っていますが、極めて長い頭をしています。父親のアメンホテプ4世は宇宙人との混血説があるくらい、長頭で長い顔です。彫刻では人間離れしている顔で、壁画では腕が長く、指も長くて変な形をしています。やせているのにお腹は出ています。眼球が魚のようにでていたという説もあります。アメンホテプ3世とその妻テテイの息子で、最近分かったことでは、ツタンカーメン王はアメンホテプ4世と同じ両親から生まれた実の女の兄弟との子供ということで、近親婚の為か、ツタンカーメンは体が弱かったといいます。足に怪我をしてたくさんの種類の杖を使ったそうです。ツタンカーメンの妻も実の姉か妹で、やはり、長頭であったそうです。

 アメンホテプ4世の長頭と顔の特徴が顕著なので、病気だったという説もあるのですが、息子や娘に長頭が遺伝したのは、同じ病気とは言えないようです。いくつかの病気に当てはまるところはあっても、その病気は遺伝しないということです。

 日本でも長頭の頭蓋骨が発見されているそうで、変わった名前ですが、熊本県菊水町に「トンカラリン」遺跡というものがあります。構造や大きさの異なった5つのトンネルがつながっている遺跡です。この遺跡は作られた年代や目的は不明とされています。この遺跡の周辺から、変形頭蓋骨の弥生時代ごろの女性の頭が出ています。また、この近くの松坂前方後円墳からも変形頭蓋骨が発見されているそうです。

 この頭蓋骨は一般公開していないのか、ネット上でみつけられませんでしたので、どの程度の変形の頭蓋骨かはわかりませんでした。学者の間では、シャーマンや特別な能力を持たせるために、意図的に頭蓋骨を変形させたのでは、という意見がありますが、実のところはわかりません。

 マヤの文明のある種族では、乳児、幼児の時に頭を木の板でおさえて頭を変形させた風習があったのでは、と考古学者の間で言われていますが、私が思うに初めから頭蓋変形があったのではなくて、人間離れした長頭の人々がいて、その人たちは人を超越するような能力、つまり神と同等に考えられたので、それに近づくように、後の人が人間の乳児の頭を変形させたのではないかと思います。変形頭蓋骨のなかにエジプトのミイラほど長いものはありません。

 ペルーのパラカスの長頭の頭蓋骨はエジプトのものに劣らないほど長いです。生物学者のBrien Foerster という人の作成したユーチューブ上(Unrevelling the Genetics of Elongated Skulls)での話ですが、彼はペルーの古代文明ナスカの地上絵の近くの遺跡から発掘された極めて長頭の頭蓋骨をDNA分析に出したところ、地球上のどの人類ともネアンデルタール人とも類人猿ともDNAが一致しなかった(未知のDNAを持っていた)と発表しています。この頭蓋骨は紀元前1000年以上前にいた人たちで、AD100年に後のナスカ文化の人々によって滅ぼされたそうです。これはDNA分析の第1ステージということで、これから、第2ステージ以上の詳しい解析が行われるといいます。

 マヤのバレンケ遺跡の石棺に彫られた宇宙飛行士のような神も、長頭でエジプトの王家の人々に顔が似ていますね。

 BC300年の古代ギリシャのヒポクラテスはその著書で長頭の人の事を書いているそうですし、時代をずっとあとにすると、AD900年ごろに南ヨーロッパの貴族でロンバルディ家という名の貴族の一族が、長頭でエステの家という肖像画に頭の長い一族の人々が描かれています。彼らは頭の長いのを優れている証として誇りにしていたようです。その一族の特徴も何世代で消えてしまったようですが・・・

 次回も不思議なテーマを見つけましょう。

不思議な話 その60 クリスタルスカルの謎(2)と長頭スカルの謎

 クリスタルスカルの話、後半です。時間が余ったら前に書いたかもしれませんが、世界各地で見られる人間のものとは思えない形のスカル(頭蓋骨)の話をしましょう。

 水晶にはエネルギーを吸収し、パワーを蓄えたり出したりする力があると思われます。超古代の人は、クリスタルスカルに情報を記録していたか、別世界のものとの交信に使っていたかもしれませんね。水晶は、同じ振動を正確に繰り返すので、時計などの精密機器や、特定の種類の受信機やテレビやラジオ、一部の通信機器にも、実際に使われています。宇宙船がかりにあったとしたら、水晶を動力源の一つとして使うことが、可能かもしれません。

 一昨年の2012年9月25日の『日経新聞』に書かれていた記事なのですが、日立製作所が同年9月24日に、水晶と近い構成である石英ガラスの内部にCD並みの面記憶密度でデータを記録、再生できる技術を開発したと発表しました。

 石英ガラスは耐熱性、耐水性に優れています。データを記録した石英ガラスを1000度で2時間加熱しても、記録パターンを構成するドットはほてんど劣化しません。この性質を利用すると、室温で数億年のデータ保存出来るそうです。

 光ディスクや磁気ディスクなどは数年から数十年ほどだそうです。数千年保存することはできません。火事などで高温にさらされると、データがディスクでは消えてしまうが、光子と石英ガラスの特殊な相互作用を用いることで、石英ガラスの内部に微小な空洞(真空)を作っている為、石英の限界の1000度まで耐えられるということです。すごい技術ですね。一億年後人類が滅びていても、宇宙から来た友人に人間の足跡が残せるかもしれません。

 超古代文明でも、スカルはコンピューターチップのような、役割を持ち宇宙人との接触があったとしたら、その電子回路の基板の機器に接続されたものなのかもしれません。

 紀元前60年頃、イギリスのアングルシ島では、古代ローマ軍の攻撃がドルイトの最後の砦を陥落させました。ドルイトはケルト民族を束ねた指導者であり、ヨーロッパ黎明期から信仰を率いた司祭階級をさしました。

 私自身の過去世でもいくつかのケルト人だった時の過去世を思うと、懐かしく感慨深いです。ケルトのドルイトは、超自然の力を持ち、キリスト教が生まれる前でもあり、魂の生まれ変わりの真理を知っていました。転生の死生観をもっていたのです。古代にはどの宗教でも、生まれ変わりの思想があったのです。それが、時の権力の都合で、ヒンズー教と仏教以外では、生まれ変わりのところだけが切り捨てられてしまいました。ドルイトの未来を予言する力は高く、不思議な儀式に水晶を使っていたといいます。スコットランドの高地にいる人々は、水晶をちからの宿る石と考え、透き通った水晶を覗くと、特別なちからが働き、不思議な体験をしたそうです。水晶のちからでトランス状態となり、頭に浮かぶ、イメージや声を通じて天からの啓示を得たり、精霊からのお告げを受けました。これが、ヨーロッパにおける水晶占いの起源かもしれませんね。中世ヨーロッパにおいて、水晶の玉を覗くのは、別世界の者と交流したり、占いで未来を浮かべる必須のアイテムになったのでしょう。

 1959年3月チベットのラサでは大変気の毒な事がおこりました。悠久の昔から、ずっとチベットは独立した国で独自のすぐれたチベット仏教を生み出した国であったのに、中国共産党軍が町に侵攻してきました。その時から、今に至るまで、大変多くの人が亡くなられています。インドが国の一部を亡命したチベットの人々に貸しています。

 1959年、チベット密教の長のダライ・ラマ氏と高僧たちは、命をかけてクリスタルスカルを運んだといいます。彼らはネパールへの14日間の危険な旅の途中に大きく重さは10キロもある「アマール」と呼ばれるクリスタルスカルを全精力を費やして運びました。どうして彼らはスカルを命がけで運んだのでしょう?彼らはクリスタルスカルに対して、精神世界での重要性を知っていて、まちがった人物の手に渡るのを避けるために、命がけで運んだのでしょう。

 水晶を頭蓋骨の形に切り出したクリスタルスカルは、瞑想するものにとって、スカルと意識の上でつながり、アンテナのように使えると考えました。未来を見たり癒しを行うときの集中力を高め、高い意識とつながる媒介と考えたのでしょうか?チベット仏教の中でもクリスタルスカルは大変重要なものなのです。

 パプアニューギニアのメラネシアの先住民のクリスタルスカルは「シナジー」と名づけられていました。先住民のリーダーは彼らのクリスタルスカルを持って、ハワイ諸島へ向けて舟で旅立ちました。

 チャチャポヤ人がイースター島から持って来たものでしょうか、彼らが持っていたものが、キリスト教を布教していた修道女の手にクリスタルスカルが入りました。彼女は1720年に亡くなる前に、布教していた場所の先住民に「持つべき人が現れるまで、これを保管してほしい。」と遺言を遺し先住民に預けました。先住民はこれを持ってジャングルに消えました。2005年にスカルを保管していた先住民は新聞で「シナジー」の記事を見て、祈祷師と市長はどくろの写真と小さなクリスタルスカルを見て驚きました。村では宴を催した席では必ずクリスタルスカルのことが語られ、普段の村人はクリスタルスカルのことを語るのは強く禁止されていました。スカルを持って来た先住民の祖先が作ったのではなく、遠い遠い古代の先祖からもともとあったものが、代々引き継がれたというのです。

 ここの言い伝えによると、この部族は白い男と黒い男の双子から始まったと言われています。クリスタルスカルも全く同じ形のどくろが対になって2個あったのです。

 メラネシアでは、さまざま精霊がいたるところにいると考えられてきました。人、場所、物、動物、植物にも精霊のエネルギーがやどると考えられていました。

 この不思議なちからは「マナ」と呼ばれ、マナは物や場所あらゆるものの中に入れます。特定の何かが、マナの力を宿すと神様のような崇拝の対象となりました。マナのパワーは戦いや狩猟、植物の栽培、漁業にかかわっている人々にも影響します。祖先が古い時代のものであればあるほどその力は巨大になると信じられてきました。精霊から力をもらったら、戦いをする前から勝利することが出来ると信じられてきました。クリスタルスカルにこの精霊を宿して儀式に用いたのです。
 
 次も南太平洋の島の伝説ですが、天から乗り物に乗って、二人の人が降りてきて、2人が地上で暮らしたときは文明の最盛期だったというのです。(現在の文明は退化しているということでしょうか?)滞在の目的が終わると、二人の兄弟が元いた世界、つまり天(宇宙)に帰ったという言い伝えです。クリスタルスカルは、この天から来た兄弟と交信する神聖なアイテムなのです。この言い伝えでは、天(宇宙)から来た人間の遠い遠い祖先と現在の人間をつないでいる大切なものがクリスタルスカルだということなのでしょうか?

 次の話の導入だけ書くと、偶然話がまた、頭蓋骨つながりになります。水晶のクリスタルスカルは、標準の頭の長さだと思うのですが、エジプトの王のミイラや石像などは、人間とは思えないくらいの頭の長さをしているのです。長頭人類というのでしょうか?この骨はその他、シベリア、インカ、マヤ、ペルー、ヨーロッパ(これは絵画です。)、アフリカ、日本でも出土しているのです。次回もう少し詳しく調べてみましょう。

不思議な話 その59 謎の遺物(3) クリスタルスカルの謎

 古代の遺物についてまだ、書き足りないものがあったので、数回書いてから、次のテーマにうつりますね。今回は水晶でできた人間の頭がい骨をかたどった遺物「クリスタルスカル」の不思議についてです。私の目にはどくろの形はしていますが、クリスタルスカルとても美しく映りますが・・・

 「古代の宇宙人」というマニアックな番組をときどき見るのですが、そのシーズン5の第60話にクリスタルスカルの話があり、おもしろかったので紹介しましょう。

 2008年のスピルバーグ監督の映画「インディジョーンズ クリスタルスカルの王国」の映画はマヤの13個のクリスタルスカルの伝説をもとに脚本が書かれたと話題になりました。その他にも、クリスタルスカルの話を基にした映画やドラマは傑作、駄作を含め、いくつかあるかもしれません。

 最近は現代に作られた水晶のどくろがたくさんあるので、古代につくられたものと見分けがつかない為、すべてが偽物という意見が強いようです。ウィキペディアは引用しませんでしたが、ほとんど話題になっているもの、大英博物館所蔵のものや、フランスで展示されたものは近代や現代の技術で作られたと発表されています。なぜ古代と現代のクリスタルスカルが見分けがつきにくいかと言うと、水晶はケイ素でできていて、炭素が含まれておらず、放射性物質の測定ができない為、炭素年代法でいつごろのものか特定することは難しいのだそうです。

 けれども、クリスタルスカルに、現代使われているような工具のあとがあるから全部が、近代、現代に作られたと断言するのは早急なような気がします。前に書いたブログの巨石文明でも、中南米の遺跡で、現代の工具でもできないような、古代の巨石への細工が見つかっています。古代の技術は幼稚だという発想は転換したほうがいいのかもしれません。むしろ人間の歴史と同じように、文明も高度に発達しては滅びるという循環を私たちが気がつかないながーいサイクルで繰り返しているかもしれません。だとすると、水晶も今の人類の前の古代文明で作られたとしたら、今の工具の痕と同じものがあるのかもしれません。

 2012年12月12日にアメリカのフロリダ州のマイアミで、アメリカ先住民テラスタ族の聖地に人々が、クリスタルスカルを持って集まりました。持参したクリスタルスカルを持って来た人々は、遺跡で儀式をしました。クリスタルスカルの伝説は中南米、北米だけでなく、世界のいたるところにあります。アメリカインディアンの伝説では、戦争や大災害がせまった時に、クリスタルスカルを用いて儀式をすると、その災害を遠ざけることができると言い伝えられています。伝説のある各地では特定の日に行事や儀式がおこなわれることがあります。

 伝説の一つによると、クリスタルスカルは、人類の存亡にかかわる情報を集めた入れ物なのだ、という説があります。どの伝説にも共通して、クリスタルスカルを貴重なものだと考え、人類の未来を左右するものだとしています。クリスタルスカルの中で、強大な神秘の力を持つスカルは古代に作られた13個のスカルだということですが、どれがその本物のスカルなのかは、見分けるのが難しいようです。

 クリスタルスカルは、19世紀くらいから話題になって新しいものが次々に作られ玉石混交になっています。今は通販でもクリスタルスカルを買えますね。

 本物と見られる13個のスカルのうち、12個は発見済みだといいますが、自称なのかもしれず、証拠がないのでどれが本物か見分けるのが難しいです。人間の手で磨いて、工具を使わなければ、300年かかるという人と、数日でできるという人がいますが、実際はどうなのでしょうか?

 古代の宇宙人の番組では、なんでも宇宙人と結びつけるのがテーマなので、13個のスカルは宇宙の力を宿していて、スカルは、人間がつくったものでないと言っています。

 アメリカ先住民の伝説では、クリスタルスカルは遠い昔の先祖が残していったものといっているものもあります。また、空から来た宇宙人が、残していったものだと解釈する人もいます。もう一つの考えでは失われた文明の遺物では、と考える意見もあります。

 13番目のスカルが中央に置かれて、それを取り囲むように、12個のスカルを円形に置くと、ワールド・グリッドがつくられて、宇宙の秘密、人類の秘密がわかると言われている伝説があります。13このスカルが集められ、一か所に置かれると、神聖な神の知識が解き明かされるとされました。

 SF的ですが、12の星のデータが一個ずつのスカルに対応していて、13個目の中心のスカルは、全部の星のデータが入った、バックアップになるそうです。

 中央アメリカユカタン半島、ベリーズのルバントで、8世紀に栄えた遺跡で、1924年にアルバート・ミッチェル・ヘジスは娘と、あごがとりはずせる精巧にできたクリスタル・スカルを発見しました。マヤ人はこのスカルが3600年以上前のものだと語ったという話だったのですが、最近はこのヘジスの話は、でっちあげだという人もいます。彼は映画インディジョーンズのモデルの1人でもあります。1957年にはヘジスが亡くなると、このスカルは娘のアンナに受け継がれました。このスカルは、何回も調査分析され、本物だと信じている科学者は、遺物のスカルが夜中に暗い部屋で光源もないのに、光りだしたとか、妙な音がしたと証言しました。信じていない人には、現代の工具のあと、ダイヤモンドつきの工具で形を作ったので、昔のものでないという相反する説があります。このスカルはマヤの伝説で、空から降臨したものが、スカルを当時の人に与えたとされています。古代の宇宙人の番組では、この空から来たものが宇宙人で、古代人の祖先にあたるのではというのです。

 長くなったので、後半は次回にします。
プロフィール

観音寺りえ

Author:観音寺りえ
アトラス研究所の観音寺りえです。

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住所: 東京都文京区千石4-37-10 
TEL: 03-3942-1341
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