不思議な話 その113 古代の神々の姿 北欧神話の神々 続き

 今日もまた神話の面白い神々の話をしましょう。

 その前に先日、西の方から鑑定の依頼で来ていただいた、50代の男性の不思議なお話を一つしましょう。その方は4歳前後の子供のころから空を飛ぶ乗り物、それもエンジンなどの音もしないで空を飛ぶ、反重力の乗り物に興味を持ったと言っておられました。動力を使わずに空を飛ぶ物に興味を持ったのです。中学生の頃に、この世界が永遠に続かないことを知っていて、彼曰く「この世界が滅びる前に、反重力の研究をして何か開発して人類に貢献しなければ」という強い思いに駆られたそうです。

 現在では、反重力の研究はまだ始まったばかりですが、大学に行く前に、反重力の乗り物を創って宇宙に人類が脱出することを助けなければという思いから、物理学を専攻したそうです。卒業後は、研究を続ける機会に恵まれず、故郷に帰られて別の職業に就かれました。

 彼のやりたいことに、世の中の流れがまだついていけてなかったようです。私が思うに、彼の来世で反重力の研究が成果を見て、実用化されるようにするのではないかと思います。また、遠い遠い超古代の文明でも、彼は反重力の研究をしていたのかもしれません。

 前にブログで書いたように、未来には重力の謎が解明されて、宇宙船のように重力を打ち消して進む航法ができると、私は思っています。

 その方がおっしゃるには、重力が解き明かされたら、SFの世界でのワープ航法も可能になるそうです。地球上の物理法則のように遠いところほどエネルギーを使い、時間もかかるというルールではなく、遠いところの方が近いところよりも、早く着くとか行きやすいというルールもあるかもしれないということでした。宇宙のはてに行くなど夢物語と思われがちですが、いつか実現できるかもしれませんね。

 それでは、今日のテーマです。ロキは北欧神話に登場するいたずら好きの神です。ロキという名は「閉ざす者」とか「終わらせるもの」という意味があるそうです。神々の敵であるヨトゥンという巨人の血をひいています。彼の呼び名としては、ずる賢いもの、とかトリックスターといわれていて、フェンリルという狼男の父でもあるので、「オオカミの父」とも呼ばれます。全能の神オーディーンの義理の兄弟となって、アースガルドに住み、男の神でもあるのに女性にも変身します。美しい顔を持っていますが、邪悪な気質で、気が変わりやすく、狡猾さは誰にも負けなかったようです。いつも嘘をつくと言われ、「空中や海上を走れる靴があったと言います。子供は狼男のフェンリルと、大蛇のヨルムガンド、と冥界の女王ヘルがいます。ヘルはヨーロッパ人が持っている地獄のヘルという言葉の語源にあたるのかもしれません。

 
ロキはその気まぐれな性格から時に神々を助けたり、時に神々の敵になったりします。ロキはオーディーンの息子、バルドル殺しの罪で地下の岩に縛り付けられます。その頭上には毒蛇が絶えず毒液を垂らし、ロキに忠実な妻が、鉢で毒を受け止めてロキを守ります。

 ヘイムダルは最終戦争ラグナロクの到来を告げるもので、ラグナロクは「神々のたそがれ」とも呼ばれます。ヘイムダルは鹿の角笛をかきならし、最終戦争を神々にしらせるということです。まるでヨハネの黙示録のようですね。北欧神話が前なのか、黙示録が前の話なのでしょうか?ヘイムダルはロキのことを良く思っていないので、ラグナロクの時、ロキと一騎打ちをします。

 運命の女神3姉妹は、世界の樹ユグドラシルの根本にある泉に住んでいる3姉妹です。長女はウルズで「過去」をつかさどり、編む物と言う意味です。次女はヴェルザンディで、「現在」をつかさどり、紡ぐものと言う意味です。三女スクルドは「未来」をつかさどり、責務や義務という意味です。この3姉妹をノルンと呼び彼女達は、オーディンの死を預言しました。

 フレイアはあらゆる女神の中で、最も美しいとされ、たびたび、巨人族に狙われます。ヴァルキュリアは1人の女神ではなく、戦争で死んだ戦死の魂を集め、天上の館ヴァルハラに招き、戦士の世話をします。この魂たちは、エインヘリアルと呼ばれ、いずれ訪れる最終戦争ラグナロクの為に必要とされます。ヴァルキュリアは英語ではヴァルキリー、ドイツ語ではワルキューレです。

 トールは北欧神話における最強の神で、父親はオーディーンです。性格は豪胆で単純で、怒りっぽいです。巨人族とたびたび争うことが多く、巨人族からも恐れられ、最終戦争ラグナロクで、ロキの息子、ヨルムンガルドとの決戦で亡くなります。
 デュールは法律や軍事の神です。父はオーディーンであるという説もあるし、巨人の息子と言う説もあるそうです。ロキの息子フェンリルをとらえる為に片腕を失ったと言われています。まだまだ北欧神話には面白い神様がたくさん出てきますが、次回またにしましょう。

 
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不思議な話 その112 古代の神々の姿 (3) 北欧神話の神々

 今日は北欧の神話から神々のいろいろな姿を見てみましょう。ギリシャ神話にも似た話もあります。それぞれ影響しあったのかもしれません。RPGゲームなどの武器や怪物や登場人物にもその名前が使われていることがあります。

 まず、神々の祖先はユミルと言う名の巨人の神です。北欧神話では世界の始まりは何もなく、空間ギンヌンガガプが存在しているだけでした。北欧なので氷が中心で、そこにあった氷が解けて、水滴から霧の巨人ユミルが生まれました。そして、ユミルのかいた汗から霧の巨人が生まれました。ユミルと同じ時期に牛のアウズウムラが塩の氷をなめていると、氷が人の形になり、最初の神ブーリーが生まれました。(塩の氷から神ができるという発想は面白いですね。)

 ブーリーはボルという息子をつくり、そのボルが霧の女巨人との間に設けたのが、オーディンとヴィリとヴェーという3兄弟の神でした。ユミルは残酷な神であったので、3兄弟神に殺されてしまいます。ユミルは創造神で3兄弟の祖父の兄弟のようにも見えますが巨人ゆえに異形のものという理由でか、排除されてしまうのですが、そのユミルの死体から3兄弟神は世界を創ります。オーディンはギリシャ神話でいう全能の神ゼウスとおなじ、最高神になります。

 北欧神話の元の書では、古代ノルド語という言葉が使われて、その言葉では、オージンと言う音に近かったようです。古代アングロサクソン人にも信仰され、その時はヴォーデンと呼ばれたようです。

 北欧各地のオーディンの伝説があって、風神や嵐の神、天侯の神ともされました。知恵と計略の神、ギリシャ神話のメリュキュールと同一視されました。

 ユグドラシルの根本にあるミミルの泉の水を飲むことで、最高の知恵を手に入れました。片目はその時に代償として失います。ルーン文字の秘密をえるために過酷な修行をしました。9日間ユグドラシルにぶら下がり、グングニルと言う槍で自分の体を貫き、オーディンは最高の叡智
と魔術を身につけました。

 オーディンの両肩には二羽のカラスがとまっていて、これをフギン(思想)とムニン(記憶)といいます。世界中をとびまわって、あらゆる情報をオーディンに伝えます。

 オーディンの姿は絵画などでは一般的には片目がない長いひげをもった老人として描かれます。広い帽子を被り、グングニルという槍をもった姿で描かれます。修業で逆さ刷りになったことから、タロットカードの大アルカナⅫの「つるされた男」はこの時のオーディンを描いたという解釈もあるそうです。

 オーディンは神々の世界アースガルドにあるヴァーラスキャールヴに住み、フリズスキャールヴに座り、世界を見渡しています。オーディンはワルキューレによって戦死した勇者を集め、ラグナロクに備えて大規模な演習を毎日行わせると言います。この演習では敗れたものも日没とともに再び蘇り、夜は大宴会を開き、翌日にはまた、演習を行います。

 この神の愛馬は8本足で、先ほどの2羽のカラスに加え、足元には、二匹の狼がいます。ゲリとフレキという名で貪欲な物という意味っです。オーディンはこの二匹に自分の食事を与え、自分はぶどう酒を飲んでいます。彼は戦場では、黄金の兜をつけ、青いマントをはおり、黄金の鎧を着た老人の姿をしています。

 霧の巨人が隠していた詩を作れる蜜酒を略奪するため、策をめぐらし、蛇に変身して蜜酒の番をしていた巨人の娘グンロズの前では美青年になり、三夜をともに寝て、彼女から三口の蜜酒を飲ませてもらい、魔法で三口目に容器の酒をすべて空にして、今度は鷲に変身して、アースガルドに帰りました。蜜酒は詩の才能のある者たちにこの神によって与えられました。オーディンの最後は、ラグナロクでロキの息子であるフェンリルによって飲み込まれ、殺されてしまいます。

 次回は引き続き北欧神話の神々の中でもユニークなロキやその他の面白い神々について書きましょう。

 

不思議な話 その111 古代の神々の不思議な姿 (2)

 今日は仕事の帰りに小さな不思議なできごとがありました。事務所から自宅の近くの駅のスーパーで買い物をして、とても荷物が重くなったので、いつもは、10分弱歩いて帰るのですが、わざわざ少し戻ってバスに乗ることにしました。角の交差点の先、数百メートル歩くとバス停なのですが、その角に交番があり、女の人が立ってお巡りさんに何か話しているのが、視野に入りました。バス停の椅子を何気なく見ると、スマホがちょこんとのっていました。他に荷物がないので、先にバスを待っていた人に聞くと自分のスマホではないと言います。他に人がいないので、重い荷物を抱え、来た道をひきかえし、交番に届けることにしました。黄色いミッキ―マウスのカバーがついていました。

 交番では先ほど視野に入った20代後半くらいの女性が座って何か書いていました。私の届けようとしたスマホを見て、彼女とお巡りさんは驚いていました。そのミッキーのカバーのスマホが彼女のだったからです。

 私が買い物に行かなければ、バス停に行かなかったし、スマホを見て交番に行かなければ、別の人が届けるか、または
なくなってしまったかもしれません。偶然の一致のように見えますが、今の時点から見ると、過去での自分の選択した事のように見えますが、この行為は結果論からいうと必然です。落とした彼女と自分の中では、小さな奇跡なのです。これは小さな決断ですがなんでもないことのようでも、人は少しずつかかわりあっています。この仕事をしてから、パズルを埋めていくような、小さな奇跡の連続のようなことを感じます。

 話は変わりますが、キリスト教にからんだ教訓話というか、一種のジョークのような話ですが、「Two boats and a helicopter」(二艘のボートと一機のヘリコプター)という話があります。信仰心の厚いキリスト教の牧師さんがいました。彼の教会の地域が洪水となりすこしずつ水かさが増し、1階、2階と最後は屋根まで水が来ました。牧師さんは他の人を先に逃がして二艘のボートを見送りました。1階まで水が来て、皆が牧師さんボートに乗ってくださいと言っているのに、一台めのボートの人に「いやいや、私は神に祈っているから、守られているから」とボートに乗ることを遠慮しました。2階まで水が来ても、2台めのボートも同じような事を言って断りました。回りに人はいなくなり教会の屋根で、牧師は神にお守りくださいと祈りました。最後にヘリコプターか救命艇が「牧師さん、最後のレスキューなのでこれに乗ってください」と頼みました。「いやいや私は祈っているから大丈夫」と牧師がいうので、そのヘリコプターも行ってしまいました。水は屋根まで来て、教会は流され牧師は溺れて死んでしまいました。天国に行って、牧師は神に会った時、「なんで助けてくれなかったのですか?」と彼は神に尋ねました。ところが神は「何を言っているんだ、お前には救いの手を3度も遣わしたではないか・・・これ以上何をのぞむのか?」と答えたのです。

 「天は自らを助けようとするものを助ける」という言葉があるように、祈ることだけではだめで、自分から良いと思うことを行動に起こして、ときには、人の話に耳を傾けて勇気を持つことも必要です。つらい立場にあっても、場合によっては素直に助けを受け入れようとすることは、悪いことではないのです。それから、今、仕事や恋愛や家族の中でつらい立場にあっても、永久にそのつらさが続くことはありません。自分に合う仕事など、何をしていいか迷った時に、続けるべきであれば、必ずこの助けのようなことが起こります。それもこつこつ我慢強くつづけて、上手くいかないように見えても、長く続けているうちに天からの啓示のようなことが、あるのです。

 今日のテーマはイスラム圏の魔人や神についてです。イスラムの古代神話から登場する精霊ジンはイスラムの聖典コラーンにも出てきます。アラビアンナイトの「アラジンと魔法のランプ」のランプの精もジンです。煙にも変身でき、ランプの中にも壺の中にも入れます。男性型の精霊はジンで、女性はジニーです。

 実体がなく、目に見えなくもなり、自在にその姿を変えます。コーランには「アル・ジン」という章があるそうです。知力、体力、魔力で、人間よりすぐれていて、ソロモン王はジンを自在にあやつり、神殿を建てる時もジンをコントロールして働かせたといいます。

 人にも善人と悪人がいて、モスリムと非モスリムがいて、神から救いを受けるものと地獄(ジャハンナム)に堕ちるものがいて、人間に良いジンがとりつくと聖者となり、悪いジンがとりつくとおかしくなるといいます。強大で恐ろしいものから順にマリード、イフリート、シャイターン、ジン、シャーンと呼ばれます。

 コーランでは、ジンは人間と天使の中間で、古代のイスラム法では人間とジンの婚姻についても述べているそうです。ジンは神アラーがアダムをつくる2000年前に、煙の出ない火から作られたということです。イスラム教が成立する前の時代からジンは神々やそれを信じるアラブ人たちに崇拝されました。ジンは人の前に神のお告げを持って現れると言います。ジンの姿は巨人であることが多いです。

 ジンの仲間であるイフリートはゲームのキャラクターに利用されていますが、イスラム教における堕天使で、アラーの命令ですべての天使が神の創造物であるアダムにひざまずいた時、イフリートは「私は、アダムより優れている」と言い、「神は私を火から作り、神はアダムを土から作った」ので、私の方が優れていると言ったので、神によって、天界から追放されます。

 性格は短気でどうもうで、いかつい顔をしています。様々な魔力を操ることが出来、変身能力もあり、炎を自在に操れます。西洋のキリスト教文明ではイフリートの姿は、悪魔のようなイメージにされています。

 もう一つの魔人は、日本の昔話に出てくる山姥のようなもので、グールという食人鬼です。伝承では砂漠に住み、体色と姿をかえられる悪魔です。旅行者を砂漠の奥まで誘い込み、襲います。アラブの民話では、人間と会話ができる知能や社会性を持った存在として描かれるそうです。雌雄があって、女はグーラといい性的魅力で男性を誘惑して獲物にしてしまいます。

 イスラム社会では、有名な怪物で、イスラム教誕生以前からアラビア半島で伝説となっていた存在です。2代目カリフはグールを倒したと言われています。グールの変身能力は体の色を自在に変え、姿形を自由に変えて、あらゆる人間に化けることが出来ます。アラビア語には、「グールのように色を変える」とか「グールが色を変えるように気まぐれだ」ということわざまであるそうです。

 イスラム社会では実在の怪物として恐れられていて、預言者モハメットはグールから逃げるには、グールから逃げるにはアザーンという呪文を唱えるといいと言います。グールは鉄を恐れるので、鉄の剣を持っていると良いそうです。現実のアラブ社会では、グールは犯罪者を怪物にたとえたもので、旅人を襲う盗賊や、他人になりすます詐欺師、遺体をあばく墓泥棒などをさしているのではないかと言われています。

 次回はユダヤの怪物や北米南米の神や神の使いを見て行きましょう。
 

不思議な話 その110 古代の神々の不思議な姿(1)インド

 世界の神々の不思議な姿を見て行きましょう。最初はヒンドゥー教です。この宗教は起源を紀元前2000年くらいからあるバラモン教から、聖典やカースト制度を引き継いで、土着の神々を神に組み込みながら、発展しました。ヒンドゥー教は紀元前5世紀ごろに成立しました。
 
 インドのヒンドゥー教の神々は多神教なので40人以上いて、その姿はとてもユニークです。日本の仏教の仏像のモデルになった神様も多いですね。神話もそれぞれの神にあるようです。

 ギリシャ神話でいうゼウスにあたる最高神は、別名プラジャーバティのプラフマー神です。彼は自らを創造し、ヒンドゥー教の3最高神の1人です。梵天といい、宇宙の原理をつかさどる神です。その姿は水鳥ハンサに乗った、赤い肌の老人の姿で描かれます。手にはそれぞれ数珠、聖典ヴェーダ、小壺、笏(しゃく)を持っています。

 3最高神のもう一人は、ヴィシュヌ神です。この神は別名ナーラーヤナで、仏教では那羅延天です。この神は、宇宙の維持をつかさどっています。ヴィヌス神はアヴェターラと呼ばれる10の姿に変身します。変身した姿のクリシュナ、ラーマが有名で、クリシュナは叙事詩「マハーバーラタ」でラーマは「ラーマーヤナ」で語られます。

 創造神プラフマー、維持神ヴィシュヌに対し、シヴァは破壊をつかさどる神です。別名はマハーカーラ(大いなる暗黒)で日本では七福神の1人である大黒天(食べ物や財福をつかさどる神になります。仏教だけでなく神道の神様にも影響を与えていますね。このシヴァは宇宙の寿命が尽きた時に世界を破壊します。ヒンドゥーでは3神一体(トリムルティ)の考え方がありますが、現代では、プラフマー神を信仰する人は減り、ヴィヌス神とシヴァ神を信仰する人々が多く、それぞれヴィヌス教、シヴァ教と呼ぶそうです。

 ヒンドゥー教は神々への信仰と同時に、輪廻や解脱(悟りをひらいて、生まれ変わりから抜けること)という考え方が中心にあり、生活様式、身分(ヴァルナ)、職業(ジャーティ)を含んだ厳格な身分制度があります。

 カーストは親から受け継がれ、生まれた時にカーストを変えることはできないとされています。現在の人生の結果によって次の生で、高いカーストにあがることができると考えられました。現在のカーストは過去の生の結果であるから、今のカーストを受け入れて人生のテーマを生きるべきだというのです。(私が思うに、実際の生まれ変わりは、固定化した身分制度に何の影響もうけず、身分が極端に高い生れだったものが、来世では貧しい育ちであることが多々あります。生まれ変わりのシステムは、とても平等なものです。固定化された身分は全くありません。)

 カーストは1.ブラフミン、司祭とも訳され、神聖な職についたり、儀式を行うことが出来ます。2.クシャトリア、王や貴族や政治家や兵士の階級です。3.ヴァイシャ、商業、農業、牧畜、工業および、製造業などの職業につくことが出来ます。4.シュードラ(スードラ)古代では人が嫌がる職業につく人々でしたが、中世以降は、ヴァイシャは商売を、シュードラは農業や牧畜や手工業などの生産に従事する一般大衆や労働者をさすようになったそうです。

 カーストの考えと並んで、ヒンドゥー教には、四住期(アーシュラマ)という考え方があります。人生を四つの住期に分けて、それぞれの段階ごとに異なる目標と義務を設定します。四住期は上の3つの階級に適用され、シュードラ、と女性には適用されません。少し差別的ですね。

 最初は受胎から入門で12歳までは四住期に入りません。この時期は一人前とはみなされません。1.学生期は師匠に弟子入りして、聖典ヴェーダを学習します。クシャトリアは武人としての鍛錬や、政治の勉強もします。ヴァイシャも世襲の職業の勉強をします。現在では就学時期です。2.家住期、学生を終えると、家業につとめ結婚して家族を養います。男子をもうけて先祖の祭祀を絶やさないようにします。家住期には家長は家業を繁栄させてもうけてその金を寄付することも重要です。3.林住期、家住期を終えると、解脱に向けた人生段階に入ります。孫の誕生を見届けた家長は家を離れ、荒野や林に住んで、質素で禁欲的な生活をします。(昔の日本のいおりに住んで隠居生活をするようなものですね。)4.遊行期、林住期を終えると、住まいを捨てて遍歴行者となって放浪し、解脱を目指す。(まさに釈迦のやったことはこの四住期の考えに近いですね。)

 神々の話にもどりましょう。釈迦もヒンドゥー教ではヴィシュヌ神の9番目の化身とされています。ラクシュミ―という神もヴィシュヌ神の化身で神の妃です。富と幸運の女神で、吉祥天のことを指します。

 シヴァ神とパールヴァティ神の間に生まれた長男は像の頭を持ったガネーシャ神です。パールヴァティ神が体を洗い、その汚れを集めて人形をつくり命を吹き込んだのが、ガネーシャで、障害を取り去り、財産をもたらすと言われ、商業の神、学問の神とされ、インドでは最も人気のある神です。

 次回は古代やイスラム圏の古い神を調べてみましょう。

プロフィール

観音寺りえ

Author:観音寺りえ
アトラス研究所の観音寺りえです。

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住所: 東京都文京区千石4-37-10 
TEL: 03-3942-1341
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