不思議な話 その144 人工知能(3)、男女の脳の違い

人工知能の話の最終話と脳つながりで、前にテーマにした男女の脳の違いを再び考えましょう。

前回のXマキナという映画に対してもう少し人間的なロボットの映画はたくさんあります。漫画アニメの「鉄腕アトム」はご存知のように完成された人工知能で、人間の脅威ではなく人間を助けてくれて共生出来る理想的な人工知能です。アトムのような性格と知性と善と悪との判断が人間より優れているロボットは作るのが実際には難しいかもしれません。なぜなら、ロボットをつくる人間が不完全なものだからです。

最近の映画で人工知能を扱ったものは、「チャッピー」という2015年の映画があります(見てない方にはネタバレを含みます。)3月にアメリカで公開され、5月に日本でも公開されました。おちゃめな題名ですが、内容は。ハードです。監督は「第9地区」や「エリジウム」でおなじみのニール・ブロムカンプ監督です。ロボットチャッピーを演じているのは、監督と仲の良いシャトー・コプリーという俳優さんです。南アフリカ出身なので、舞台はまたもヨハネスブルクの下町です。

 未来の南アフリカで、ヨハネスブルクの高い犯罪発生率を減らすため、南アフリカ警察は兵器製造のテトラヴァール社から犯罪をとりしまる警官ロボとして最先端の人工知能ロボットを購入します。そのヨハネスブルク工場では、ロボットの設計者で主人公の一人といってもよいインド系のディオン・ウイルソンが、オーストラリアから来た警備の技術者ヴィンセント・ムーアから嫌がらせを受けています。ムーアは自分の開発した脳波コントロールで動く攻撃ロボットの売り込みを警察に対して行って失敗します。ムーアはこの後、とても過激な行動にでます。優秀なディオンは、感情を持ち、人間の心を理解できることを目指した人工知能を開発します。テトラヴァール社のCEOは、ロボットへの人工知能搭載を拒否します。

 ディオンは、実験したくて、廃棄寸前のポンコツ警察ロボをごみ置き場から盗み、車で家に持ち帰ろうとします。その途中、ヨハネスブルクの下町のストリートギャングの、アメリカ、ニンジャ、ヨランダという名前のギャングに強盗にあい、ディオンは銃で脅され、ポンコツロボットに新しい人工知脳搭載のソフトウェアを入れさせられます。ギャング達はロボットに強盗を手伝わせようと計画したのですが、盗んだロボットはただの命令に従って動くロボットではなく、感情を持ってしまったロボットなのでした。ロボットは人間の子供のように怯えます。ディオンと女性のギャングの恋人ヨランダはロボットを落ち着かせ、「チャッピー」と名づけます。ディオンはロボットを落ち着かせるためや、教育するため、またロボットを守るために一緒にいることを望みますが、犯罪を企んでいるボスのニンジャは彼を倉庫のような隠れ家から追い出します。

 ニンジャが高額の借金をギャングの元締めヒッポに返済する期日まで数日しかありませんでした。ニンジャは生まれたばかりの子供のような何も知らないチャッピーにいろいろ教えてギャングにしようとして、変な身振りとスラング(ギャングの汚い言葉)を警察ロボチャッピーに教えます。ディオンはチャピーのことが心配でチャッピーを教育するためにギャングのところに再び戻ります。職場からアップデートのUSBを持ってきてチャッピーに付けます。それに気づいたディオンを妬んでいた職場のムーアは、ディオンの後をつけ
人工頭脳ロボチャッピーの存在を知り悪巧みをねります。

 抜けているところのあるギャング達は、チャッピーを兵器にするために、スラムにチャッピーを放り出しますが、チャッピーはスラムの子どもたちにいじめられながらも、お母さんのようなヨランダのもとに帰ろうとします。、倒されたチャッピーからムーアはUSBドングルを引き抜きます。

 チャッピーは手負いを受けながらも帰り着きディオンがチャッピーを修理します。それからのチャッピーの学習速度は驚異的で、言葉から武器の扱いまで出来るようになります。ディオンから殺人をしてはいけないという命題が与えられているので(ロボット三原則の最初の項目)、ギャングは「ナイフを使って眠らせるだけだよ」と言ってチャッピーを騙します。チャッピーは悪いこととは知らずに車強盗の手伝いをします。

 ムーアはデイオンのUSBドングルを使って、ディオンの開発したコンピューターの司令を受けて動くロボットをウィルスでダウンさせ、ロボットのいない街は暴徒によって破壊されます。チャッピーもウイルスの被害にあいますが、デイオンによって助けられます。学習してかなりの能力を身につけたチャッピーは自分の入っているポンコツロボットにバッテリーが残り少ないことに気が付きます。なぜ壊れたボデイを僕に与えたのとディオンを責めるチャッピーは、デイオンのいうことを素直にきかなくなります。強盗に成功したら新しい体を買ってやると言ったギャングを信じて、意識をダウンロードして別の機械に移す装置を簡単に発明してしまいます。チャッピーはテストでお母さんのようなヨーランダの意識を機械にダウンロードするのに成功します。そして、自分の意識も保存できる機械にダウンロードします。

 治安が乱れた折で、ギャングたちが銀行強盗をしているところがニュースに流れ、ムースは人間が乗れる大型兵器の出動を許可してもらい、ギャングより冷酷なムースはギャングの倉庫を突き止め襲いに来ます。ムースによって手下のアメリカは皆を命がけで守ろうとして、残酷な殺され方をしてしまいます。ニンジャはムースの兵器と戦いつつ恋人ヨランダと逃げようとしますが、ヨランダはニンジャとお互いをかばおうとして、銃撃されてします。デイオンは皆を守ろうとして致命傷を負います。怒ったチャッピーは、ムースのロボットに命がけで立ち向かい勝利します。「なぜ人間同士で傷つけ合うのか?」と傷を負ったムースに問い、チャッピーはムースを許します。

 チャッピーはディオンの意識(命)を救うため警官ロボットの一つにディオンの意識をいれ、彼はロボットになります。チャッピーはディオンから新しい警官ロボの体に自分の意識を戻してもらい、バッテリーの問題(死を免れます。)を解決します。そしてチャッピーはヨーランダの意識の入ったUSBをニンジャから受け取り彼女のために、また、ニンジャのためにヨランダの意識を入れるロボットを作ります。

 ヨハネスブルク警察は、街を混乱させたロボットの使用をやめ、人間の警官を増員します。姿を消したチャッピーたちを探しますが、
彼らはニンジャ以外全員ロボットになってうまく身を隠すのではないかというところで終わっています。

 監督さんの一貫したテーマとして、一旦知能を獲得したら、ロボットも人間も同じではないかという考え方があるのかもしれません。
「第9地区」の時は、宇宙人の移民が差別されて暮らしているのですが、その移民を監督する主人公は、最後には体が移民と同じエビ人間になってしまいます。差別する側も差別される側も変わり得ることがある。つまり同じでないかという論理が一貫しています。これは南アフリカの長い白人支配と現地の黒人の人々に対する搾取の歴史があったので、監督の明確なテーマになっています。白人と白人以外の人種も皆同じ人間なんだという考えを広げていくと、人間でない宇宙人やロボットも同じ生命あるものではないかということです。

 「チャッピー」でも、ロボットにとって創造主と言えるロボット技術者が、最後には殺されそうになって、その生命を救うためにロボットになりますが、これは技術者が望んだことではないのですが、人工知能を持つチャッピーにとっては、人間の命もロボットの命も等しく大事なのです。

 人工知能は良い教えつまりプログラミングをすれば、それを搭載したロボットは善をするでしょう。SF映画などでは、人工知能には2つの未来があって、人間や人間の未来を破壊するような結末になってしまうものと、人間の知能を超えさらに神の領域に入っていくような、善をなしたり、人間の良い面が現れる結末になるものとがあります。

 未来の人工知能型ロボットが人を傷つけたり、ロボット3原則を無視したプログラミングをされないように祈りたいものです。

 次のテーマは前にもとりあげたことがありますが、男性脳と女性脳の違いです。少し前にナショナルジオグラフィックで男性脳と女性脳に関する面白い実験をしている番組を見ました。男女の脳の能力の違いと思われるものは、どこから来たのでしょうか?男性が女性より優れていると思っている男性は、「男女では、生物として別の種と言っていいいほど、脳の作りが違うんだよ。」(男は優れて女は劣っている)と思い込んでいる人もいるでしょう。

 逆に女性は、「男性はある能力には優れているけれども、実生活では単純で騙されやすく馬鹿だ」と思っているかもしれません。また、男女の違いを理解し、互いに持っていないものを見つけて尊敬しあっているカップルもいるかもしれません。

 男と女の脳の仕組みや考えの違いを調べて、それを知ることで、男女間で起こる化学反応、つまり恋愛の役に立つことが出来るかどうか考えましょう。

 


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不思議な話 その143 人工知能(2)

人工知能について、続きです。

 まず、コンピューターの生みの親アラン・チューリングによって考案されたチューリングテストについてですが、ある機械(コンピューター)が人工知能(AI)であるかどうかその度合を判定します。

アラン・チューリングの1950年に書かれた論文では、次のように行われるそうです。(1950年にコンピューターの人工知能についての論文を書くとは、チューリング博士はやはり天才ですね。)

 一人の人間が他の人間と一つの機械に対して、通常の言語での会話をします。この時人間も機械も人間らしく見えるように対応します。それぞれの参加者と機械は別々の部屋で隔離されています。判定者は、機械の言語を音声に変換する能力に左右することなく、その知性を判定するために、会話はたとえば、キーボードにデスプレイだけというように、文字だけの交信にします。判定者が機械と人間との確実な区別ができなかった場合、この機械はチューリングテストに合格したことになります。

2014年6月7日、ロンドンのチューリングテストで、13歳の少年の設定で参加した、ロシアのスーパーコンピューターが、30%以上の確率で、審査員たちに人間と間違われて、歴史上初のチューリングテストに合格した機械の人工知能となりました。

 1956年に計算機として登場し、人工知能の考え方が研究されるようになりましたが、哲学や倫理学上の問題として、機械は思考するのか?というテーマが議論されています。心に関するギリシャ時代からの二元論では、心と体その内部にある魂というものを考えると、機械に魂が宿るのか?ということになるので、機械に心や人間と同じ知性をもたせるのは、困難になります。
しかし、物中心の唯物論では、心の作用も物理的に説明できるので、心を人工的に作り出せるということになるかもしれません。

イギリスの研究者は1956年の10年前第2次世界戦争前後に「機械の知性」を研究していました。サイバネティクス電子工学研究者による非公式の研究者グループでアラン・チューリングもそのメンバーでした。

2015年の1月21日に出来た「Ex Machina」(エックス・マキナ)というイギリスの映画は、4月に欧米で公開されましたが、日本では公開されませんでした。これは、人工知能の未来を扱っていると、評判の良い映画でした。監督は小説家で、脚本家で、この映画が初監督作品だったアレックス・ガーラントです。彼は有名な映画の原作「ザ・ビーチ」(レオナルド・デカプリオ主演)や「28日後」や「サンシャイン2057」などの脚本を書きました。この題名はギリシャ時代からある劇の手法「ゼウス・エックス・マキナ」から来ているかもしれません。その意味は「機械仕掛けから出てくる神」という意味で、筋が複雑なギリシャの劇で神が出てきてすべての問題を解決してしまう演劇上の技法の一つで、簡単に説明すると夢オチのような解決法なので、劇の上ではあまり好まれません。今回映画の題名になったのは、その意味から来たもので、人工知能を機械仕掛の神の象徴として表しています。

  つぎにネタバレになりますが、あらすじを書いてみましょう。低予算映画で登場人物は数人しか出てきません。若いコンピューターのコード書きが、自分の勤めている会社の社長、グーグルやフェイスブックの創設者のような大富豪なのですが、創設者はブルーブックという検索エンジンを開発して、巨万の富を築きました。その社長の山奥の豪華な山荘に招かれるところから始まります。その創設者ネイサンはある目的のために、コンピューターのコンテストで選ばれたケイレブを山荘に招きます。ケイレブはその山荘に1週間ほど滞在する目的で招待されます。そこで、ケイレブはガラスに囲まれた部屋に閉じ込められている女性形のロボットエヴァに出会います。そのロボットは体は半透明で顔は美しい女性の顔を貼り付けてある人工知能が搭載されている機械、ロボットです。手足の先も人工皮膚がつけられています。富豪のネイサンはその有り余る資金で人工知能のロボットを開発していて、ケイレブにチューリングテストの判定者になってほしいと協力を頼みます。

 ネイサンはメイドを使っていて、ケイレブは巻きずしを作るのが上手な日本人の美人のメイド、キョウコにも会います。登場人物はこの4人だけです。ケイレブとエヴァの面談の実験中に停電が起こり、部屋の電源と監視カメラの電源が落ちます。その時に監視カメラを逃れたエヴァは「社長のネイサンは嘘つきで彼の言うことは信じてはいけない」と言います。その夜ネイサンはケイレブに「停電の原因は不明だが、調べている」と言います。エヴァは停電は「私が起こしたのだ」とケイレブに言います。どちらかが嘘を付いているわけです。エヴァとケイレブは面談をするたびに、人間同士のように、また、男と女のように親しくなります。

 ある日エヴァは人間の服を着て、機械の透けている体を隠します。そして、若い美しい女声の外見になり、ケイレブに自分の描いた絵を見せます。面談の時再び停電が起こり、エヴァに再び停電を起こしているのは、自分でネイサンに監視されていない時にケイレブと話したいと言います。ロボットなのにエヴァはケイレブを誘惑するような態度を取り始め、エヴァは彼と一緒に外に出たいと言います。そして、エヴァは「私はあなたにとって魅力的か?」と尋ねます。

ケイレブはその誘惑された出来事だけを話し、脱走計画を持ちかけれたことは、秘密にします。ネイサンは、本当の人工知能の革新的なロボットを開発するために、まだ実験段階で人間型のAIをアップグレードするためにケイレブに手伝ってもらったと告げます。今は実験段階なので、ある程度上手く機能したら、エヴァを完全に初期化、アンインストールする(つまりエヴァの人工知能の人格の死を意味します。)予定だといいます。

 数日後、ケイレブは酒によって歩けない、ふらふらなネイサンを彼の寝室に運び、ネイサンのベッドに召使のキョウコが夜の相手をするのに寝ていて、顔の皮を一部めくり、自分もロボットであることをケイレブに告げます。その山荘内には人間はネイサンとケイレブ二人だけだったのです。ネイサンの寝室には、たくさんの女性形ロボットがあり人工皮膚に覆われていましたが、今まで人工知能の開発に途中まで成功しても、人の心を持ったロボットは、自分を壊そうとしてしまいました。

 ケイレブはその実験映像を見てしまい、好きになってきたロボットのエヴァも壊されるか自らを壊してしまうのではないかと心配します。

 ケイレブはエヴァに対して、恋と錯覚したことによって、ネイサンを酒に酔わせて、彼のキーを奪ってエヴァを助けようとする計画を立てます。途中のロックをコンピューター上から操作し、エヴァに人間の多くのデータを渡します。

 ネイサンの実験は魅力的なロボットエヴァからケイレブを誘惑させ人間に対するような恋心を持たせることだったのですが、皮肉なことにケイレブは過剰にエヴァに同情し、エヴァが人間の感情を操ることは成功したように見えましたが、エヴァはもう一人のロボットキョウコを利用し、ナイフでネイサンを殺すように命じ、逃げる手伝いをさせます。エヴァがケイレブの手引で逃げようとした時、キョウコの犯行に気がついた社長のネイサンが怒ってキョウコを殴って顔と頭の一部が壊れ、機能停止します。エヴァはそのすきに後ろからネイサンをナイフで刺して、殺してします。ネイサンはエヴァの腕をもぎ取って抵抗しますが、力の強いロボットにやられてしまします。ケイレブはエヴァと逃げようとしますが、エヴァはケイレブを騙して、自分の閉じ込められていた部屋にケイレブを閉じ込め、食料も水もない人の来ないところなので、ケイレブが死ぬであろうことが暗示されます。

 エヴァは透明な胴体と壊れた右腕を修理するために、ネイサンの寝室に入り、たくさんのロボットモデルの中から、腕の部品を取り付け、皮膚をつけ、人間とそっくりな姿になり、1週間後に迎えに来たヘリコプターに乗って、違和感なく都会の人間の雑踏の中に溶け込んでいきます。ある意味人間よりすぐれた知性を持ったロボットが、人間社会に放たれてこれから、どうなるのでしょうというところで終わります。

 エヴァは人工知能として完成形に近いですが、極めて利己的で倫理観を植え付けられていないので、これからどんな恐ろしいことが起こるのでしょうという想像をかきたてます。結局機械に人間のような知能、計算能力、性格をつけても、人間の悪いところも機械にそのまま刷り込まれてしまうといいたいのでしょうか?怖いのは機械の暴走ではなくモンスターをつくりあげてしまう人間の欲望や、悪の面まで似てしまう怖さを言いたいのでしょうか?

 ここでは、SF小説の世界で有名なロボット3原則は無視される設定になっています。ロボット3原則は、SF作家アイザック・アシモフが作ったもので、第一原則が全てに優先しますが、ロボットは人間に危害を加えてはいけない。もちろん殺してはいけない。第二原則は、第一原則を踏まえた状態で人間の命令に従わなければならない。ロボットは第一原則と第二原則に反する恐れのない場合に限り自己を守らなければならない。これが、第三原則です。この基本原則をロボットの創造者が守れば、ロボットは
人に危害を加えないのですが、愚かな創造者がこの基本原則を怠って人工知能を作った場合人工知能は人間を傷つけるようになります。兵器ロボットなどはこの原則を守っていてはできないわけですね。

 次回も人工知能を扱った最新の映画を見ていきましょう。
 

不思議な話 その142 人工知能(1)

 未来の人工知能、AI(Artificial Inteligense)については、様々な学者が悲観論や楽観論のいろんな意見を出していますが、SFの小説や映画ではたびたび取り上げられていますね。コンピューターがチェスをして人間を負かしたり、ワトソンというコンピューターがアメリカのクイズ番組で優勝してしまったり、ロシアのコンピューターが人工知能かどうかを試すチューリングテスト(コンピュターの生みの親といわれるアラン・チューリングの理論に基づいて行われるAIの進化度のテスト。アラン・チューリングについてはのちほど書きますね。)に合格したりすることで、警鐘を鳴らしている科学者の一人ステーィブン・ホーキング博士は最近のAIの目覚ましい進化を不吉の予兆と考えています。

イギリスのBBCのインタビューに対して、昨年末にホーキング博士は、「完全な人工知能を開発出来たら、それは人類の終焉を意味するかもしれない。」「人工知能が自分の意志を持って自立し、そしてさらにこれまでにないような速さで能力をあげ、自分自身を設計しなおす事もありえる。ゆっくりしか進化できない人間に勝ち目はない。いずれは人工知能に取って代わられるだろう。」と言っています。

人工知能が人間の知能を上回る「技術特異点」についてもホーキング博士は懸念を持っているそうです。イギリスの新聞『インデペンデント』に掲載された論文で、「人工知能の発明は人類史上最大の出来事だった。だが同時に最後の出来事になってしまう可能性もある。」と厳しい見方をしています。

 人工知能を研究しているシアトルのアレン人工知能研究所のオレン・エツィオーニ氏は、ウェブサイトで「私は人工知能を恐れませんし、みなさんも恐れる必要はありません。」と書いています。

 人工知能と人間の未来は良いことばかりではないし、悪いことばかりではないのかもしれませんが、人間のやっている仕事がコンピューターやロボットに置き換えられてしまうと、AIロボットを多量に作ったら人件費より安くなるかもしれませんし、人間の仕事や雇用が機械に奪われるということがもっと多くなるかもしれません。それは人間にとって良いことではありません。それから、人間が考える機械に頼って、考えるのをやめてしまうか、面倒なことを機械に任せて怠けてしまうということが、起こるかもしれません。

 思考するコンピュータを扱った映画は枚挙に暇がありませんが、古い物では前にあらすじを書いた「2001年宇宙の旅」のHAL9000このコンピューターは自分が危機を感じて暴走してしまいます。人間の命より、自己保存欲求のほうが、優先順位が高くなります。「アイ・ロボット」では主人公である人間をAIの人間型ロボットが襲いはじめます。「ターミネーター」では未来のAIの機械の脅威になる人間の主人公の母親を抹殺するために、未来から暗殺ロボットがやってきます。そのロボットと戦うために未来の兵士もやってきます。

未来の人工知能ロボットや機械で一番心配なのは、AIの軍事利用です。ターミネーターの世界のロボットのようなものが、実際の戦争で使われる未来が来ないように祈ります。兵器ロボットは核兵器と同じくらい危険です。現在もドローンに武器を積んで兵器にするのは一部ですが、実現しています。動いている敵を追って爆発する誘導のミサイルも、プログラミングされた機械と考えることもできます。

 話をコンピューターの生みの親、アラン・マシスン・チューリング(1912年~1954年)にもどしましょう。彼は1912年イギリスのロンドンで生まれました。封切られたばかりの映画「イミテーションゲーム・エニグマと天才数学者の秘密」はそこそこヒットしていると思います。この映画は、チューリングの人生を描いています。彼は第2次大戦中にイギリス軍に協力して、英国の海上補給船をおびやかすドイツ海軍のエニグマ暗号機を利用した通信文を解読するイギリスの暗号解読センターの責任者になりました。この話は長い間極秘扱いで表には出てきませんでした。チューリングはエニグマ暗号機を解読する(暗号機の設定を見つけるための)機械を発明しました。この機械はチューリングマシンと言われ、後のコンピューターのモデルになったものです。彼はガッチリしていて、話し好きで天才でしたが、アスペルガー症の気があり、人間関係がうまくいかないところがあり、周りから誤解されました。けれども、集中力があり暗号解読機械を作ることができて、ドイツのエニグマ暗号を戦いの途中からすべて解読し、戦いを連合国側の勝利に導きました。

 戦後はイギリス国立物理学研究所に勤務し、プログラム内蔵式コンピューターの初期の設計のACEに携わりましたが、その完成を見ずに彼は1947年にマンチェスター大学に移りました。1952年にイギリスに戻っていたチューリングは同性愛の罪(風俗壊乱罪)で裁判にかけられホルモン療法を受け悲観して服毒自殺したことになっていますが、殺されたのではないかという人もいます。キリスト教による同性愛への偏見のあった時代で、イギリス国政府に貢献したチューリングは後にエリザベス女王から恩赦を受けたり、2009年になってやっとイギリス首相のゴードン・ブラウン氏が戦後のイギリス政府のチューリングへの非人道的な仕打ちについて公式に謝罪しています。

 チューリングの業績は戦時中のドイツの難解な暗号の分析だけでなく、チューリングマシーン、(のちのコンピューター)の発明とその概念の確立、コンピューターのソフトウェアの開発、チューリングテストの考案(このテストは彼の考えに基づいて今も使われています)、チューリングパターンの考案など、後のこの分野に与えた影響は大きいです。本来は迫害するのではなく、国をあげて、彼の研究をサポートしなければいけないところなのに、41歳の若さで亡くなったのは残念です。彼は人工知能の概念の生みの親でもあります。イギリスの宝の一人と言っても良い科学者だと思います。

 次回は、チューリングテストのことや、AIを扱った映画について紹介しながら、未来の人工知能について考えていきましょう。

不思議な話 その141 永遠の命を扱った話

 自然や科学探求番組のディスカバリーチャンネルでときどき、「もしも・・・だったら?」というシリーズをやるのですが、2014年8月2日に『好奇心の扉;永遠の命は得られるのか?』というタイトルの番組がありました。

 番組は科学的疑問がもし実現したら、の世界を想定して描きます。

 この番組では番組ホストを務めるアダム・サベージが、西暦3000年頃の世界から、1000歳を超えたという姿(想像上のメイクによるものです。)で登場します。

 アダムは21世紀の医療の技術によって、サイボーグとなり、不老不死?の体を手に入れたという物語の設定です。脳のダウンロードや、臓器の入れ替えや体の一部の機械化で、未来の医療技術によってアダムは不死身になるのです。すべて架空の話です。

 話は、アダムが55歳の時に遡って、かれはその時交通事故に巻き込まれて瀕死の重傷を負い、臓器移植のドナーがすぐに見つからないので、医者は細胞から臓器を再生します。2000年代初めから、患者自身の細胞をもとに臓器を再生することに成功しました。細胞の再生過程の自動化は3Dのバイオプリンターで、インクの代わりに患者の幹細胞を使い臓器の一層一層を印刷して立体化していきます。2022年にはそこまで医療技術が進歩しているという設定です。3Dプリンター再生でも直せなかったのが、右腕の神経で、アダムは超高性能な義肢を注文して作ってもらいます。

 神経に電極を差し込んだ義肢は、脳で考えた指令通りに動きます。それを人工皮膚が覆い、普通の人の手と変わりませんが、人間の手よりも高性能なのです。再生臓器の移植中に不具合が起きて、それが脳血栓(血管がつまること)を引き起こします。数分のうちに処理しないと脳に障害が起こるところに、最先端技術のマイクロ医療ロボットが血管に注入され、血栓を取り除きます。

 2099年にはアダムは132歳になり、120人の孫やひ孫がいます。みんなが高額な医療を望まないとしたら、子どもや孫はなくなり、子孫は続きますが、そんなに親しくなくなるかもしれません。

 1000歳以上になって、永遠に近い命を手に入れても、永遠の命を望まない家族は皆、亡くなり、不死身に近い状態でいても、そのメンテナンスにお金がかかるかもしれません。この世界が安定した状態で長く続かないかぎり、この仮定の物語もも崩れてしまいますが・・・

 不死身になった人は精神的にも負担が大きくなります。知り合い、家族などが次々と亡くなっていくから、たいへん寂しくなるかもしれません。祝福だと感じていた永遠の命が、逆に呪いだと感じてしまうかもしれないのです。

 10月17日から公開される映画「アデライン、100年目の恋」(The age of Adaline)一部、ネタバレにはなりますが、永遠の命や人を愛するとは?というのが、テーマになっています。簡単なあらすじを書きましょう。

 アデライン(ブレーク・ライブリー)は1908年の新年に生まれました。その後大人になって、恋愛をし、結婚し子供もできますが、夫と死に別れてしまいます。29歳の時一人で車に乗っていると、雪が降ってきて、事故を起こして車が川か何かに落ちて溺れ死んでしまいます。そこで、超常現象のような物理現象が起き、川の中に雷が落ちて彼女は感電します。そして、息を吹き返して、陸にたどり着きその後に不老不死で、しかも、年をとらない能力が与えられます。テロメアが時を刻むのをやめて老化しないのです。

 書類上は40歳を超えて、娘と同じくらいの見かけになっても、彼女の容姿は25歳位のままなのでした。怪しいと思ったFBIに追われることとなり、アデラインは娘だけに居場所を明かし、協力を頼んで偽名を使って生活します。確か図書館の司書のような仕事をしたかもしれません。そうこうしているうちに、娘は彼女の年を超え、現在では老人になっています。

 現代、2015年あるパーティでアデラインはエリス(マイケル・ユイスマン)という男性と出会って、恋愛をしないようにしていたのに、恋に落ちてしまいます。そして、葛藤の末付き合うことにしますが、彼女の生きてきた時代からすると、100年近くの時が流れています。

 エリスは恋人のアデラインを自分の故郷に連れて行き両親に紹介しようとします。彼女はその60歳前後のお父さん(ハリソン・フォード)の顔を見て驚きます。エリスの父親もアデラインを見て驚きます。二人は昔付き合っていたのでした。昔と変わらないアデラインを見て、エリスのお父さんは怪しがり、彼女に自分の好きで結婚するつもりだった女性だね、と詰め寄りますが、アデラインは自分の母親と間違えたのでしょうといって、その質問の答えをはぐらかします。

 さて、アデラインは恋人エリスと100年を経て結ばれるのでしょうか?彼女は100年の間に何回か恋をしましたが、皆恋人が年をとって死んだり、彼女から恋人のもとを去ってうまく行きませんでした。エリスとの恋はどうなるのでしょう?続きは映画館かビデオで見てください。

 新しく始まった、AXNのドラマで、「フォーエバー・ドクターモーガンのNY事件簿」という話にも、アメリカ奴隷船の医者だった主人公が奴隷を助けようとして、奴隷商人に銃で胸を撃たれてしまうのですが、不思議なことに死ぬたびに撃たれた場所の川で蘇って、死ねない人になってしまいます。彼も恋愛をして、恋人が年をとって亡くなるということを繰り返し、不老不死でいることは呪いだと言っています。けれども、時代に順応して、現代まで生きているという設定です。第2次大戦中に出会ったユダヤの収容所にいた赤ん坊を子どもとして育てたのですが、戦後70年も経って、養子の息子は老人になってしまいましたが一緒に住んでいます。いつも彼が蘇ると、川に迎えに行きます。まだこのシリーズは始まったばかりですが、いろいろな事件を美人警官とこれから解決していくのだと思います。

 最初に書いた先端医療の技術に支えられた不死身に近い状態の場合、漫画「火の鳥」でも描かれていましたが、肉体が維持できなくなる時が来ます。「火の鳥」では主人公は目に見えない神のような、創造主のような存在になるのです。しかし、未来の医学の場合はすべての人格と知識と記憶をコンピューター上に移すというSFの話もよく出てきます。それに伴い、コンピューターの知能を人間に近づけていくという話もSF上で、また将来可能なこととして取り上げられるようになって来ました。その技術の進歩に対して警告を発する科学者も少なからずいます。

 次回は私にとっても、難しいテーマです。前にも少し取り上げたかもしれませんが、人工知能(Artificial inteligence)AIについて考えてみようと思います。

 

不思議な話 その140 吸血鬼の話と永遠の命のテーマ

 ドラキュラを題材にした最近のドラマと映画、永遠の命を題材にした話を見ていきましょう。それぞれの映画やドラマのネタバレが少々入るかもしれません。

 私より詳しい方がいると思いますが、小説がヒットして映画化された「トワイライト」シリーズです。原作小説はステファニー・メイヤーが書いた、アメリカのティーン向け小説シリーズです。原作は4巻その映画は5作(2008年~2012年まで制作)ありました。

 アメリカのワシントン州フォークスへ越してきた美貌の高校生の少女ベラと、高校で出会ったヴァンパイア、エドワードの恋を描く話です。17歳のベラはフェニックスというところで、母親が再婚することになり、今まで離れて暮らしていた警官をしている父親と暮らすことにします。人見知りをして孤独なベラは高校で、青白い肌をした美青年のエドワードに惹きつけられますが、彼は人を寄せ付けないような態度を取ります。偶然ベラはエドワードに命を助けられますが、その時、エドワードの吸血鬼としての特殊能力を目撃してしまいます。そして二人は人間と吸血鬼という禁断の恋愛をしてしまうのです。

 最近の吸血鬼の話にはどういうわけかいつも狼人間がライバルとして出てきます。女主人公のベラは幼なじみのインディアンの血をひくジェイコブにも少し惹かれますが、ジェイコブはあとから狼人間だということが読者にもわかり、当初は3人の三角関係が描かれます。創作上の小説と映画の「トワイライト」シリーズでの吸血鬼の特性は、狼人間とは相入れないもので、狼人間は、吸血鬼を倒すこともあります。昔から2つの異なった種族は対立していたという設定になっています。

 ここでの吸血鬼は、必ずしも人間の血は飲まず、その他の動物の血だけで生きていく良い吸血鬼?が出てきます。残酷なだけの吸血鬼だと恋愛小説にするのは、難しくなりますね。吸血鬼の目は飢えているときは暗赤色で、乾きが満たされると鮮やかな赤になります。目の下にはクマがあり、肌は透き通るように白くなります。大理石のような硬い肌で、人間を惹きつける魅力があり、口には毒のあるするどい牙があります。毒は人間や動物に対しては、激痛で体を麻痺させ動けなくします。狼人間が吸血鬼の毒にやられると死んでしまいます。人間へ毒を抜かずに血を吸って放置すると、その人間はヴァンパイアになる可能性が高くなるという設定です。

 ここでは、人狼に襲われたり、胸に杭をうたれなければ、ヴァンパイアは不老不死です。人間離れしたスピードで動き、人間の心を操り幻覚を見せることもできます。

 吸血鬼の王族のような古いヴォルトゥリー族は権力を持っており、吸血鬼社会を支配しています。エドワードの家族カレン家の吸血鬼とデナリの家族は人間の血を飲まないので、飢えた時は黒、飢えが満たされた時はゴールドの瞳になります。聖水や十字架やにんにくを嫌う吸血鬼はいません。

 最終章5作目の映画では、ベラとエドワードが結婚して、レネズミという名の娘ができます。その娘は特殊能力を持っていて、相手に未来の映像を見せたり触った人の情報を見たりします。娘は凄いスピードで成長し、狼人間のジェイコブと生まれた時に刻印ができます。刻印というのは、原作者の創作で、ちょうど赤い糸のように、結ばれる運命を指します。狼人間のジェイコブは自分の未来の妻であるレネズミを命をかけて守ります。5作目の映画で、狼人間と吸血鬼の子供が可能なことがわかり、証人としてその親子が、王族である吸血鬼のヴォルトーリー家の前に現れて、狼族と吸血鬼族の全面戦争をレネズミの特殊能力によって止めます。

 スーパードラマTVで配信中のドラマ「ヴァンパイア・ダイアリーズ」は2009年から放送され今アメリカでは、シーズン6を放送中、日本ではシーズン5が始まったところです。このドラマは、L.・J・スミス原作の同名小説が原作で、アメリカのティーン向けの恋愛ホラードラマです。やはり、吸血鬼の美青年兄デイモン弟ステファンの兄弟(160歳を超えています。)と、高校生の両親をなくし叔母と弟と住んでいる美少女エレナが主人公です。やはり三角関係になります。アメリカのティーンは三角関係が好きですね。二人のタイプの違う異性との恋愛願望が強いのでしょうか?物語はエレナ友人、弟、叔母、友人の家族まで、街全体を巻き込みます。「トワイライト」との大きな違いは、簡単に人が亡くなるのと、簡単に人間から吸血鬼になることです。

 ネタバレですが、シーズン4の途中から主人公のエレナまで、吸血鬼になってしまい、その前にドッペルゲンガーといって1人二役でエレナとキャサリン、ステファンとサイモンという同じ顔の別のキャラクターが出てくるのは、とても紛らわしくわかりにくくなります。

 このドラマでは、ヴァンパイアの身体能力は、五感、腕力が優れ、怪我を治す能力と早く動ける能力、人間へのマインドコントロールができます。人間の血を飲むヴァンパイヤは飲まないものに比べて力が全体的に弱まります。人を傷つけないで、献血用の血を飲むことも多いようです。魔女がかけた魔法の指輪をしていると日中でも出歩けるので、人から疑われません。にんにく、十字架、聖水は平気ですが、バーベナという植物の液体を飲まされると吸血鬼は弱くなります。

 ここでは、人をヴァンパイヤ化するのはその人間にヴァンパイヤの血を飲ませてから殺し、その後さらに、人の血を吸わせるという2つの関門をくぐり抜けないと、ヴァンパイア化しません。日光にさらされるとやけどをし、長くいると体に火がつき、灰になって消えます。ヴァンパイアは初めて訪問した家では、その家の人に入っていいと招かれないと入れません。

 「トワイライト」の王家のように、このドラマでも、1000年以上前に誕生したオリジナルズという不老不死の吸血鬼が生まれました。魔女エスターが息子イライジャ、クラウス、娘レベッカを狼人間から守るために不死身にする儀式を行い、結果として不老不死になったという設定です。

 このドラマでも狼人間とヴァンパイアの混血のハイブリッドがいます。魔女で吸血鬼のエスターが狼人間と不倫して生まれたのがクラウスというヴァンパイアで、最強の存在です。彼を消滅させるには、キュアという吸血鬼を人間に戻すクスリを飲ませて、人間に戻してから亡き者にするという計画が立てられました。

 ヴァンパイアにはハンターがいて、エレナの弟ジェレミーもこのハンターになり、吸血鬼や狼人間などから殺されても生き返るという生き返りの指輪をもらいます。(世の中に2個しかないという設定になっています。)死んだり生きたりを繰り返すとややチープな感じになってしまいます。しかし、シーズン5の展開が注目されるところです。アメリカでは若い世代の視聴率が高いドラマのようです。

 吸血鬼が読者や視聴者を魅了するのは、スーパーマンを凌ぐ程の多くの特殊能力と、不老不死だからでしょうか?人は老いて死んでいく運命という点では、平等なのに、架空の話でも、死を免れられるという点に、引きつけられるのでしょうか?それとも、心の乾きで愛を求めているという設定にロマンを感じて、共感するからでしょうか?

 不老不死を扱った小説や、映画やドラマはたくさんあって、「ベンジャミン・バトン」という映画も老人から若くなって最後に赤ん坊になりますが、赤ん坊から年をとってまた老人になり、また若くなることを、繰り返すのもある意味、不老不死になります。中国の皇帝は部下に世界中に行かせて、不老不死のクスリを探させたといいます。

 今度10月17日に公開される「アデラインー百年の恋」も不老不死を扱った話なので、次回のテーマとして調べて書きましょう。主演はドラマ「ゴシップガール」でも主演をしたブレイク・ライブリーという女優さんです。

 





 
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観音寺りえ

Author:観音寺りえ
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