不思議な話 その187 絶滅した不思議な生物(2) 長寿の生物 

オーストラリアのシドニーのニューサウスウェールズ大学のマーク・アーチャー氏は博物館に保存されている、いくつかの生物標本を、クローン技術で再生させる「ラザロ・プロジェクト」を行っています。このプロジェクトは初めて、絶滅種の復活を目指そうと、研究してそれを実行して失われた種の回復に挑んでいます。カモノハシガエルはオーストラリアにだけ生息して、オタマジャクシを体内で育て、口から子供を出産するという珍しいカエルです。1981年以降野生での発見がされていません。飼育されていたカエルも1983年を最後にすべて死んでしまって絶滅種とされています。

アーチャー氏のチームは、凍結されたカモノハシガエルから細胞核を取り出し、その種の遠い仲間であるチャイロシマアシガエルが産んだすぐの卵に遺伝子を移植しています。5年間の実験で、いくつかの卵は自然に分裂して、初期の胚に成長したそうですが、卵は数日の命で、生まれることができませんでした。再生させる研究は今も続けられています。

アルゲンタヴィス(アルゼンチンの鳥の意味)は今から800万年~600万年前に南アメリカに生息していた大型の鳥で、化石しか残っていないそうですが、鳥の先祖としては、世界最大だそうです。翼を広げた大きさは7メートル以上、頭から尻尾までは、80キログラムの肉食で、現代に生きていなくてよかったと思うほどの大型の鳥類ですね。

鳥ではなくて絶滅した、翼竜にはケツァルコアトルスというのがいます。中生代の終わり、白亜紀末の大量絶滅の直前に、繁栄していた種で、翼を広げた最大の大きさは、18メートルに達するだろうと言われています。

巨大なナマケモノの系統で、メガテリウムは、164万年~1万年ごろ南アメリカに生息していたそうです。人間の祖先がいた時代と重なっているかもしれません。真偽のほどはわかりませんが、このメガテリウムは南パタゴニアという所で目撃されたかもしれないという話があります。

映画の「ジェラシック・パーク」のようにオーストラリアの大富豪クライブ・パーマーという人は、彼の「ジェラシックパーク」を実現するための秘密の計画を実行しようとしていると噂されています。彼はクローン技術の羊のドリー作成研究チームとコンタクトをとっているのだそうです。彼の「ジェラシック・パーク」はリゾート施設のようになるといいます。いくつかの動物が再生されても、現在の生態系を壊さないようにしてほしいですね。

次に、人間より寿命の長い不思議な生物をいくつかあげてみましょう。動物の中で、一番長生きと言われているのは、「ベニクラゲ」で、理論上は5億年でも生きられるのではと言われています。このクラゲはクラゲの人生に2コースあるようで、生殖後に死んでしまう一般のクラゲのコースと、不老不死だと思われるコースがあるようです。このクラゲは一度、海底に沈んで、死んだようになってから、幼生のポリプという状態に若返るそうです。まさに不老不死のクラゲですね。理論上、永遠の命を持つそうですが、すべてが永遠に生き続けるのでなく、実際はその天敵に食べられてしまうことがほとんどのようです。

アイスランドの近海の北極海で生息するアイスランド貝は、二枚貝で、数年前に410歳くらいではないか、と思われる個体が発見されました。貝殻の年輪を数えることで、年齢が分かるそうです。この貝の最も長い記録は、507歳のものが見つかっているそうです。

前回書いた絶滅したガラパゴスゾウガメのハリエットは175年生きたと言われていて、2006年に亡くなったアルダブラゾウガメのアドワイチャという名前の亀は250年生きた可能性があるといいます。ゾウガメは、脊椎動物の中で最も寿命が長く、平均寿命は100歳を超えます。草やサボテン、樹の葉を食べ、水を貯める能力があり、飲まず、食わずで1年以上生きることができるそうです。

アメリカの太平洋側にいる赤ウニは海洋生物の中でも長寿だそうです。200年以上生きるものもいるそうです。

哺乳類で最長の寿命なのは、北極クジラです。北極クジラは全長20メートルほどで、150年~200年生きているものもおり、最も長生きしていると思われるものは、211年くらいではないかと言われています。その長生きの理由は、極端に低い体温のために、2世紀を超えても生きられるのだそうです。

爬虫類ですが、ニュージーランドだけにいるムカシトカゲは全長60センチくらい、体重は1キロくらいで、100年~200年くらい生きるそうです。2億年前の恐竜時代の生き残りだと言われています。

皆さんも食べたことがあるかもしれないミルガイは、寿司のネタにも使われますが、15センチほどの二枚貝で、160年以上生きるそうです。160年も生きているものを食べてしまうのは、申し訳ないような気がします。

魚類では、身近な生き物のコイは平均が20年~70年ですが、中には100年~200年生きているものもいるようです。2メートルを越す大きいものは、数十年から百数十年人間より長生きかもしれません。

さて、医療の発達や栄養状態の改善で、人類の寿命も伸びていますが、人間の寿命はなぜ100歳前後なのでしょうか?医者は本来は140歳くらいまで、人は生きることができるといいますが・・・

次回考えてみましょう。
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不思議な話 その 186 絶滅した不思議な生き物

実際にいた、不思議な生物について調べてみました。まず、大型恐竜を除いて数百年前から比較的最近絶滅した種は、ガラパゴス島のガラパゴスゾウガメで、ガラパゴス諸島に天敵がいなかったため、人間を恐れず、上陸した人間に乱獲されて絶滅しました。最後の1頭は「ロンサム・ジョージ」と名づけられ、有名でしたが、2012年に亡くなって、完全に絶滅となりました。

日本オオカミは古くから人間と共存していたそうですが、一気に絶滅するのではなく、長い時間をかけて日本から1頭もいなくなってしまいました。

ドードー鳥は、絶滅種としては有名です。発見は1507年にポルトガル人によって、マスカリン諸島で発見されました。1598年にオランダ人ファン・ネック提督の船が寄港し、その航海日誌によって、初めてドードー鳥の存在が報告されました。当時は環境保護などの考えがなかったので、食用に捕獲され、塩漬けにされたりして、食べられたと言います。以降は、入植者の島に持ち込んだ犬や豚やねずみにより、ドードー鳥の卵が捕獲されて減少しました。ドードー鳥は警戒心が少なく、巣を地上に作り、空を飛べずによたよた歩く、など捕獲されやすかったようです。このおとなしい鳥は、乱獲と、天敵が持ち込まれたのとで急激に個体数が減り、発見されてからわずか180年後の1681年、イギリス人ベンジャミン・ハリーの目撃を最後に、地上から消えました。ドードー鳥の剥製は、イギリス人博物学者ジョン・トラディスカントという人が持っていましたが、彼の死後オックスフォードのアシュモレアン博物館に収蔵されました。しかし、管理状態の悪さから、1755年に頭部、足などを除いて焼却されてしまいました。鳥類分類ではハト目ドードー科に分類されています。

2013年の3月15日に、アメリカ・ワシントンD.C.のナショナル・ジオグラフィック本社で、絶滅動物の復活に関する会議が行われました。この会議のテーマは、「ドードー、マンモス、タスマニアタイガー、フクロオオカミ、ミイロコンゴウインコ、ジャイアントモアなどの24種の動物たちを復活させるかどうか」でした。さらに「良質なDNAサンプルや生殖細胞が手に入る場合、本当に復活させるのか?」や「もし本当に復活させられれば、元の生息地へ、絶滅種を戻すことができるのか?」や「絶滅種を復活させるための数十万ドルのコストをどうするのか?」などが話し合われました。

ピレネーアイベックスはピレネー山に生息していたアイベックスで、ヤギの仲間です。1990年に狩りによって絶滅するまで、フランスとスペインの間を位置する山々を駆け回っていました。大きくて特徴的な長い角が珍重され、乱獲されました。野生のヤギ、ブカルドとも呼ばれていました。2003年にフランスとスペインの科学者たちは、死に絶えてしまったピレネーアイベックスをクローン技術によって10分間蘇らせることに成功しました。最後のピレネーアイベックスのメスの卵子を冷凍して、保存してあり、その細胞からDNAを取り出して、ヤギの卵子に注射して、母ヤギの体内にその卵子を戻しました。60匹のヤギで実験し、クローン妊娠に成功したのは、7匹で、出産できたのは、一匹でしたが、それも、不完全な個体で生まれて10分で亡くなってしまいました。

2013年の5月にロシアの研究者達は、シベリアで保存状態が完璧な毛深いマンモスの死体を凍土の中から見つけました。その体には新鮮な筋肉組織が残されていて、しかも凍っていない血液まで残されていました。研究者は、残されたマンモスの毛髪から遺伝子情報を解読しました。血液と筋肉組織があるので、このマンモスからDNAの核を採取して、象の卵子に埋め込み妊娠させクローンを作ることは可能でしょう。絶滅動物を復活させる試みは世界の各地でそれぞれ、別の倫理規範で行われるかもしれません。

研究者達が、最近出したクローンに関する結論では、DNAは、608万年を超えると、無傷ではいられないのだそうです。現実的に私達がクローンで復活させやすいのは、数万年の間から最近までに絶滅した種、人間が増えることによって、絶滅に追いやってしまったのかもしれない種です。

長くなったので、次回に続きを書きましょう。

不思議な話 その185 謎の第9惑星 ・ 夢の恒星間飛行

私達の太陽系は、太陽から水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8惑星のみで、占星術などに使われていて、昔、太陽系だった冥王星は今は、惑星ではないとされています。これ以外に、専門家によって、第9の惑星が太陽系にあるのでは、と言われるようになりました。そして、この第9惑星によって、地球上での大量絶滅が引き起こされると唱える研究者がいます。

2016年春にカリフォルニア工科大学のマイク・ブラウン氏は、ツイッター上で、第9惑星の存在を裏付ける、証拠を発見したと述べたそうです。2014年に発見されたこの9番目の惑星は、太陽系の辺縁(極めて距離がある縁の軌道)に位置し、地球の10倍の質量を持つ星で、天王星や海王星に似たガス状の惑星だそうです。

アメリカのアーカンソー大学に勤務する宇宙物理学者ダニエル・ウィットマイア氏は第9惑星が彗星のシャワーを作り出したのではないかと唱えています。この彗星シャワー(多数の隕石)が、地球の軌道まで飛んできて、衝突して大量絶滅を起こしたというのです。ウィットマイア氏とジョン・マティス氏がこの仮説を最初に発表したのが、1985年のネイチャー誌でした。当時地球近辺で定期的に起きる彗星シャワーの原因として、三つの仮説があったそうです。そのうちの一つが、惑星Xという太陽系辺縁の軌道を持つ謎の惑星の存在なのだそうです。ローマ数字のXというのは、太陽系で10番目の惑星という意味で、当時は冥王星を太陽系の惑星に数えていたので、十番目の星です。今は、8惑星しかないので、9番目の星で第9惑星ということですね。

残りの二つの仮説は、古生物学上の、あの5つの絶滅期と一致しないので、否定されました。ウィットマイア氏とマティス氏の仮説によれば、惑星X(第9惑星?)は太陽を公転していて、2700万年周期でカイパーベルトを通過します。カイパーベルトは海王星より外側の彗星などが密集した円盤状の領域で、惑星Xの通過時に、そこを漂う彗星が太陽系内部に押し出されるということです。さきほどのブラウン氏がツイッター上で書いた第9惑星の存在する証拠としているのも、カイパーベルト上における軌道の異常です。第9惑星と30年前に研究者達が唱えた惑星Xが同じものであるかも、まだわからないそうです。

当のブラウン氏は、第9惑星と、惑星Xは別物であると言っています。第9惑星は太陽にずっと近く、公転周期は15000万年しかないからです。一方、ウィットマイア氏はこの新発見が、自分の惑星Xを否定するものではないと言っています。ブラウン氏の唱えるのよりもより近い惑星がカイパーベルトの彗星の軌道異常を引き起こしているという人もいます。

1985年、古生物学と地質学の調査で、2億5000万年前に彗星シャワーが飛来した証拠がでました。最近の研究からも、5億年前にも同じ彗星シャワーが発生したことがわかっています。ウィットマイア氏は、「これほどまで遠くにある惑星が、地球の生物に影響を与えた可能性に、感嘆を禁じえない。」と言っていますが、未来の地球上の生物にとっては、彗星シャワーが来たら絶滅の危機になります。NASAは新しい惑星の発見に努めると言っていますが、本当にそれらの惑星が存在するかどうか、断定するのは、時期尚早と発表しています。

シリコンバレーで研究資金を出しているロシア人の億万長者で起業家ユーリー・ミルナー氏が、理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士をはじめとする友人たちと、地球から最も遠い恒星へ、超小型探査機(数メートル四方?)を飛ばそうとしています。2016年4月12日、ユーリー・ミルナー氏と研究者、技術者が発表した「ブレイクスルー・スターショット」計画は、数千個の超小型の探査機に地球の地上から強いレーザー光線を宇宙へ、照射することで、探査機を動かす推進力として、地球から、4.3光年(41.3兆km)離れた太陽系に最も近い恒星(別の太陽)系のケンタウルス座、アルファ星(アルファ・ケンタウリ)に飛ばす計画です。現在の技術では、普通のジェットエンジンを使うと、7万8000年かかってしまうそうですが、今後20年で、この計画した技術を成功させ、20年かけて、地球からケンタウリまで飛ばすそうです。総予算は10億ドル(1000億円)くらいかかるそうですが、ユーリー・ミルナーがすでに1億ドル(100億円)出しました。この計画の支援者には、ホーキングや、フェイスブックのCEOマーク・ザッカバーグ氏もいるそうです。

数千個集まった小型探査機は、地球周回軌道に入ると、薄くて軽い銀色の帆を広げ、広げた帆に地上のたくさんのアンテナから、レーザー光を受け、これを推進力として、光の速度の20%の速さで宇宙空間を航行します。小さい宇宙のゴミがぶつかっても破れないように丈夫な繊維が入っています。この速度なら、NASAの探査機ニューホライズンが9年以上かかった冥王星に、3日で到着できるそうです。20年後に地球からケンタウルス座アルファ星に到着します。この技術は、現在はまだなく、理論だけですが、20年かけて開発するそうです。探査機が収集するデータが地球に返送されるのに、約4年かかるそうで、全体で45年前後かかるようです。計画を最初にすすめた人はこの世にはいないかもしれません。

もっと、気の長い夢の恒星(別の太陽系)間飛行に、ダイダロス計画があります。これは英国惑星間協会(BIS)が1973年から1978年まで、行った恒星間を航行する、原子力推進宇宙船の研究における宇宙計画です。アラン・ボンド氏がひきいる多くの科学者や技術者が参加しました。その名はギリシャ神話の有名な発明家、大工であるダイダロスからとっています。目的地は太陽系から約5.9光年先にある、へびつかい座のバーナード星を想定していました。この恒星間宇宙船は衛星軌道よりはるかに高度な地球軌道上に宇宙ステーションのように建設される計画で、長さは195メートル、重さ54000トンそのうち燃料が50000トンで2段式の宇宙船として考えられました。1段目は2年間動作し、宇宙船を光速の7.1%まで加速した後、切り離されます。2段目は、1.76年間で宇宙船を光速の12%まで加速し、その後46年間の慣性飛行をします。

計画では、ダイダロスは、電子ビームによる重水素とヘリウム3のレーザー核融合(大変小規模の核融合)を行い、途切れることなく爆発を連続させ、その推進力で進むそうです。1秒間にごく微量の250個の燃料ペレットを核融合爆発させ、そこから生じたプラズマ磁場で爆発を制御するそうです。途中で切り離す第1段では、いままでの宇宙ロケットサターンVロケットエンジン5基の総出力の約130倍のエネルギーが出るそうです。第2段の核融合はさらに効率が高く、最高は光速の8.94%(秒速約2万6000キロ)もでるそうです。 

今はSFの範疇の技術ですが、もし、この恒星間宇宙船が実用化すれば、宇宙の調査ではなく、貨物の輸送や、人の輸送にも応用できます。この航法だと、惑星が地球に接近しているときに、最大で加速すると、火星までは9日、木星なら40日、冥王星へ154日で、人や物を送り届けられます。このダイダロス計画は、当初は、100年かけて実現しようとしていました。今から優秀な人材とお金をかければ、100年より早く実現するかもしれませんね。SF映画スタートレックのように、核融合の推進装置で、宇宙を航行する時が可能になるかもしれません。また、ワープ航法も理論上は可能といわれているので、実現する日が来るかもしれません。スタートレックのように、「宇宙それは、最後のフロンテイア」という日が来るのでしょうか?

 次回も面白いテーマを探します。

不思議な話 その184 恐竜絶滅の謎(2) 

恐竜の話の続きです。恐竜の絶滅は、地球への「隕石衝突」のせいだけではないと、考える研究者がいます。前回書いたチクシュループ・クレーターの原因となった小惑星(隕石)は直径10~15km、衝突時のエネルギーは広島型原爆の約10億倍、衝突付近で発生した地震の規模は、マグニチュード11以上、生じた津波は高さ300メートルと推定されています。この衝突により、有毒ガスが大気中に出て、極端な気候変動が起こり、地球の生態系が激しく変化した結果、恐竜を含む当時の生物の85%以上が絶滅したというのが定説になっています。

イギリスの研究者グループによる新しい調査では、ほとんどの種の恐竜がこの巨大隕石よりも、ずっと以前からその総数が減少し始めていたらしいということです。

研究者達は、長期間、恐竜化石の調査をして統計をとり、その結果を『Proceedings of the National Academy of Sciences』に発表しました。彼らの分析によると、恐竜の個体数は、巨大隕石が地球に衝突する約2400万年前から、減少し始めたというのです。

鳥盤目、竜脚形類、獣脚類という3種類の恐竜は、約9000万年前に、致命的な転換期にあったのだそうです。その時点で、恐竜は、種が分かれたり、新種が出るよりも早く、絶滅へ向かいはじめたというのです。恐竜が9000万年前頃から激減を始めた理由は、数多くあるそうです。当時地球環境が大きな変化を受けた時期だったというのは、その理由の一つです。当時はローラシア大陸とゴンドワナ大陸という2つの大陸がありました。それぞれの大陸が分裂した結果、恐竜たちは大きな影響を受けたはずです。

その後6800万年前ころからは、インドのデカントラップで巨大火山が連続して噴火しました。地球学者のグレタ・ケラーは、この噴火が恐竜の絶滅に拍車をかけたと言っています。火山ガスや粉塵、海への大量溶岩流出などによって、海上と陸上の生態系が混乱し、核の冬のような状態になったかもしれません。

このような、出来事が続き、恐竜達の生息地が縮小して、個体数が減少したのでは、と研究者は考え、この数の変化の現象の中、巨大隕石の衝突が滅亡の最後の決定打になったというのです。

過去の地球上に繁栄した種の絶滅に関して書いた本に『大量絶滅がもたらす進化』(2010年 金子隆一著)というのがあります。内容は、「地球に繰り返された生物の大量絶滅と、それ以後に起こる大進化と発展に焦点を当てています。古典的な生命論から、ダーウィンの進化論とそれ以後の適者生存、遺伝説を紹介し、「生存競争は幻想か?」という問題提起をして、適者生存、弱肉強食を否定し、世界はかつても、今も棲み分けが行われており、環境が激変すれば、大絶滅とその隙間を埋めるための進化が起きていくというのです。この本の主題は、恐竜絶滅への反論ではなく、地球上の生物の進化の流れには、それを区切る5つの大絶滅と、その他のそれより規模の小さいいくつかの絶滅があったということです。地質学上で5つの絶滅といわれている絶滅があります。

第1の絶滅は、オルドビス紀末、約4億4370万年前で継続期間は1000万年間、海洋生物の絶滅比率推定値85%、第2の絶滅、デボン紀末、約3億5920万年前、継続期間300万年未満、海洋生物の絶滅比率、推定値83%、第3の絶滅、ペルム紀末、2億5100万年前、継続期間不明、海洋生物の絶滅比率、推定値95%、第4の絶滅、三畳紀末、1億9980万年前、継続期間300万~400万年、海洋生物絶滅比率推定値80%、第5の絶滅、白亜紀末約6500万~600万年前(恐竜絶滅)、継続期間400万年未満、海洋生物の絶滅比率、推定値76%、これは、本にあったもので、研究者によっては、年代と数値は少しずれるかもしれません。これらは地質学者が、古代の地層の断面をみて判断したものなので、誰も見てきた人はいないので、地層の証拠に基づく推論です。

これらの大規模絶滅があって、生態系に隙間が出来たからこそ、新しい生物が繁栄することが出来たというのが、重要なテーマでしょうか?今は人類が地球環境を変え、資源を掘り尽くしていますが、長い目で見た時、人類の次は何が進化するのでしょうか?今の人類の繁栄と、次に進化するものを見守るものはいるのでしょうか?

次回は隕石落下のまとめと、新しいテーマを探しましょう。
 
プロフィール

観音寺りえ

Author:観音寺りえ
アトラス研究所の観音寺りえです。

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住所: 東京都文京区千石4-37-10 
TEL: 03-3942-1341
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