不思議な話 その208 人はどこから来てどこに行くのか 人の起源(1)

生命の起源に関する仮説に「パンスペルミア」説があります。「パンスペルミア説」はいくつかあるようで、この説を最初に唱えたのは、スウェーデンのスヴァンテ・アレニウス氏です。彼が提唱したのは、「パンスペルミア」(微生物の萌芽)が隕石に付着しないでも、恒星からの光の圧力(放射圧)でまたは光圧で宇宙空間を移動する説で、宇宙空間にある極小物体を光圧で移動させ、惑星から惑星に移動させるというものです。太陽放射に最も影響される球体は、直径160ナノメートルだそうです。アレニウスは微生物がマイナス200度の超低温では半年以上生存する、と実験で証明しました。超低温だと、死ぬまで300万年を要することもあるそうです。

アレニウスのこの「光パンスペルミア説」に対して、隕石などに付着した生命の種子に起源があるという説は、「弾丸パンスペルミア」説や「岩石パンスペルミア」説と呼ばれます。

ウィリアム・トムソン氏も、パンスペルミア説を唱えましたが、「微生物は大気圏の熱に耐えられない」という批判に対して、彼の友人のヘルムホルツ氏は隕石の深部の温度は大気圏突入でも熱が上がらないという論を展開しました。

1978年にはフレッド・ホイル氏が生命は彗星で発生しており、彗星と地球が衝突することで、地球に生命がもたらされるとしました。

1953年にDNA構造を共同で発見したイギリス人の科学者フランシス・クリック氏は、DNAが二重らせん構造であることを初めて突き止めました。彼はこの構造が偶然でなく、意図的に設計されて出来たものだと考えました。その理由は、どんな生物の二重らせん構造も右巻きだという点です。DNAが地球で自然発生したなら、右巻きと左巻きが半々の割合であって良いはずなのに、右巻きしかないのは、何らかの意図が働いているというのです。クリックはこのことから、「高度に進化した宇宙生物が、生命の種子を地球に送り込んだ」とする仮説を提唱しました。この説を「意図的パンスペルミア」説というそうです。クリックがこの説をとく根拠は、現在の地球上の生物はモリブデンが必須微量元素で重要ですが、クロムやニッケルは生物に重要元素ではありません。ところが、地球の主な組成はクロムとニッケルなので、多いクロムとニッケルが生物の必須要素でなくて、わずかしか地球上に存在しないモリブデンが生命に必要な元素であるというのは、おかしいということです。モリブデンが豊富にある星で誕生した生命が地球に来て、命の源として繁栄したのではという考え方です。生命が地球で最初に誕生したのではないとするもう一つの根拠は、地球上の生物の遺伝暗号が驚くほど、共通した仕組みになっているからです。「たったひとつの生命の種」がまかれて、その種が全ての生物に変化していったと考えられるとしています。

約150年前の1859年に、チャールズ・ダーウィン氏によって唱えられた『種の起源』の適者生存の自然淘汰説は現代では、疑問がたくさん出てきます。ダーウィンは生物が環境に適応して、生存競争を勝ち抜いて生き残っていくのは、突然変異のおかげで、突然変異は自然に地球上で起こると考えました。二足歩行のヒト科の生物が自然に手が空いたから道具を作るようになったり、話ができるようになったり、知能がヒトだけが発達したと考えました。

ダーウィンの説だけに頼ると、チンパンジーもゴリラも長い時間をかければ、「猿の惑星」のように進化するということになりますが、チンパンジーもゴリラも遠い昔から何十万年たっても人間の脳のように急速に進化していません。人間、とくにホモ・サピエンスだけが特殊に進化してきたのを、ダーウィンの進化論では説明できません。

ヒト科の脳の容量だけ、急速に進化してきたのです。道具の発達と脳の発達は、セットで起こったのではなさそうです。

1967年にイギリスのデズモンド・モリス氏は「裸のサル」というダーウィンの進化論に反論しました。環境に適応するとするならば、なぜ、人は突然猿のときに獲得していた自前の「毛皮」を失って「裸」になったのでしょうか?体毛が亡くなったとされる時期は、地球が氷河期の終わりの寒い時期です。自然の摂理に反しています。ダーウィンの環境適応とも矛盾します。自らの毛皮を捨てて、狩りで別の動物の毛皮を着て、寒さをしのがなければならないというのもまた、矛盾しています。もし、狩りをして毛皮を衣服にしなければ、人間は凍え死に、絶滅してしまうのです。自分が氷河期に体毛を手離すのは、狂気の沙汰ですし、進化論に合っていません。

ダーウィンと同時代の博物学者で、生物学者、人類学者、地理学者でもあるアルフレッド・ラッセル・ウォレス氏は「霊的進化論」説を唱えました。彼は「生物地理学の父」と呼ばれて、インドネシアの動物分布境界線ーウォレス線を特定しました。彼は自然選択説と進化理論に貢献をしました。

彼の「霊的進化論」では、人間の思考方法や能力は、どんな生物とも異なる、「進化に人知を超えた霊的存在が関わっている」と言っています。ウォレスは地球上の全ての生物が、目に見えない超越した霊的存在によって作られたと考えました。その存在が地球の歴史に働きかけたことが3回あったと考えたのです。一つ目は、無機物から生命が作られたときで、2つ目は動物に何らかの意識が生まれたときで、3つ目は人が突然我々のような知能を持ったときです。進化は無作為の選択によって起こったとするダーウィンの説とは異なり、進化は創造主が促したものだと、ウォレスは考えました。他の動物には見られない人間だけに起こる進化は、何者かが自然を操って起こしたとも考えたのです。

現代では、進化論に関して、ダーウィンよりもウォレスの方が正しいかもしれません。生命を創造したり、進化させる意思は宗教では「神」と呼ばれることがあるかもしれないし、「大いなる霊」なのかもしれませんし、現代では地球外生命体、宇宙人かもしれません。

最近は人類がここまで、進化したのは、地球外生命体が関与しているのではないかという説があります。地球外生命体の後押しによって、人類が最近の数万年で急激に進化したとしたら、証拠はどんな所にあるのでしょうか?

人の脳の中にその進化の証拠があると考える人がいます。人間の知能はここ100年の間に急速に高くなっているといいます。人間のIQのスコアが100年前とくらべて、30ポイントも高くなっているというのです。何百年も、何千年もまたは、何万年もかかる進化が、短期間のうちにおこるのは、おかしいのです。過去に人間の知能が急速に進化した時期があったらしいのです。それを例えるなら、「脳のビックバン」といいます。

次回にそれについて書きましょう。
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不思議な話 その207 予言する「モスマン」

最近、かなり古い映画でもう2~3回見たことがあるのですが、2002年制作の『ザ・モスマン・プロフェシー』という映画を再放送で見ました。4回目に見てうかつにも気づいたのですが、これは、実話をもとにした映画だったのですね。それで、未確認生物UMAの「モスマン」を調べてみました。あとで、映画のストーリーもネタバレですが書きます。


「モスマン」は直訳すると「蛾人間」ということで、アメリカのウエストバージニア州ポイントプレザントで多数目撃されているようです。一番最近では、2010年に、テネシー州の16歳の少年ケントンさんとその友人がモスマンを目撃したということです。2010年にケントン少年がポイントプレザントにある友人の家に遊びに行ったときに、遭遇したそうです。ケントン少年が、取材のインタビューに、「そのモンスターの大きさは2メートルを超えていて、真っ黒で、フクロウのような扁平な顔に、赤く光る2つの目を持っていて、翼はあるが、羽毛はなく、皮だけで、翼を広げた横の長さも2メートルはあった。」と言っています。

同じ場所のポイントプレザントでは、過去にもモスマンの目撃情報があります。1966年11月2日のことで、地元の墓地で、棺を入れる穴を掘っていた5人の人が目撃したといわれています。その3日後に車に乗っていた2組のカップルが目撃し、やはり、体長は2メートルくらい、黒い毛で覆われ、腕の代わりに翼があって、首のない人のような体型で、胸に位置すると思われる所に、二つの赤い目があったそうです。

目撃される時は夜が多く、羽ばたかずに垂直に上がり、最高時速160キロで飛んでいるという情報もあるそうです。UFOが目撃されるときにモスマンも目撃されることがあるので、宇宙人のペットなのかという俗説もあるようです。1967年5月19日に車で走っていた、ブレンダ・ストーンさんと友人の主婦は、農場の近くの道路の脇で、大きな宇宙船のような赤い発光体に、モスマンが吸い寄せられて入っていくのを目撃したそうです。

映画「プロフェシー」は、ジョン・A・キールのノンフィクションとして書かれた小説の『モスマンの黙示』(1984年)が原作です。これが実話に基づいて書かれたというのです。主人公はリチャード・ギア扮するジョン・クラインで、ワシントン・ポストの記者です。家を買うことに決めたジョンと妻のメアリーはクリスマスイブの夜に、何かが車に向かってきて、それを避けるために、車は木にぶつかって妻は頭を打ってしまいます。病院で検査をした妻は、60万人に一人という難病の脳腫瘍になっていた事がわかってショックをうけます。妻は脳腫瘍のためか、夫に事故のとき「あれを見た?あれが頭のなかに入ってきた」と言って怯えます。彼女は、事故の時見た不思議な黒いものの絵を何枚も書き残します。

2年後、妻の亡くなった悲しみを引きずっていたジョンはある夜、ワシントンからリッチモンドに向かう途中不思議な事が起こり、気がつくと、1時間で600キロ離れたウェストバージニアの知らない町ポイントプレザントに知らずに来てしまいました。ジョンが迷い込んだポイントプレザントで、電話を借りようとある家に行くとそこに住んでいた男性に銃を突きつけられます。ゴードンという地元の男は、ジョンそっくりの男が3日連続で尋ねてきたと奇妙なことを言います。ゴードンの友人の美人保安官の説得で、ジョンとゴードンは和解します。ゴードンも実は「99人が死ぬ」という未来の出来事を、「インドリッド・コールド」と名乗るものに会ったといい情緒面で不安定となり仕事を止めて妻とも離婚してしまいます。

インドリッド・コールドは正体不明な存在で、ジョンやゴールドのふりをして保安官や町の人に電話をかけます。自分が予言の主だと言って、ジョンの部屋の様子や、持っているものや、持っている本の開いているページの文章を読み上げたりします。彼の姿は彼いわく「自分の姿は見るものによって変わる」というのです。コールドの録音された声を専門家が解析すると、人間の声ではなくて電気的な信号だと言われてしまいます。

ポイントプレザントで友人になったゴールドは数々の予言の啓示で、情緒不安定になって、命を絶ちますが、亡くなったはずのゴールドは、死んだと思われる数時間後に主人公のジョンに電話をかけてくるという不思議なことが起こります。

ゴードンの友人で美人保安官のコニーは、ジョンと親しくなり彼の事情を知ります。後半で、彼の妻の幽霊と会って伝言を託されたり、彼女自身も夢で啓示を受けます。水に溺れ、クリスマスのプレゼントをつかもうとしたら、そのまま海に沈んでしまう、その時、「目を覚ませ37番」という声を聞いて目を覚まします。

ジョンは、予言の声や黒い姿の正体を突き止めようと、過去に予言について研究していたリーク博士に聞きに行くことにしました。黒い影のような奇妙なものをリーク博士は「モスマン」と呼びました。未来を予言する「モスマン」を博士は「神ではない」と言います。なぜ、災害時に人に予言を与えるのかは、「人間が虫に自分の存在を説明しようとしない」のと同じで、」その意図は我々には理解できないと言います。リーク博士も過去に「モスマンから予言を受けて、爆発事故を防ごうとしたが、誰も信じようとはせずに、大勢の人が亡くなってしまった。警察からは犯人と疑われ、逮捕されてしまい、妻とは離婚し、子供からも避けられ、釈放されたが、その後は精神病院に4年間強制入院させられ、学者としてのキャリアを失ってしまった。」と話しました。

その他の町の住人のカップルは、車の中で愛し合っていると、モスマンを目撃してしまい、目が腫れて出血してしまいます。

後半は、ジョンが、コニーが自分の死んだ妻の幽霊をみたことに、ショックを受けて、また、謎の声が「妻のメアリーが家に電話をする。」というメッセージを受けたので、クリスマスイブの夜に、ワシントンの自宅に戻ります。妻ではなく保安官のコニーがまた、町に戻って欲しいという電話を受けて、死んだ妻との電話に出るのを辞めて、コニーのいる街に戻ろうとします。オハイオ州とウェストバージニア州の境にある、橋、、シルバー・ブリッジ付近が信号の故障により大渋滞になったのを見て、ジョンは嫌な予感を感じます。橋が壊れつつあることを発見して、ジョンは皆に呼びかけて避難させようとします。橋の上にコニーがパトカーに乗って、やはり皆を避難させているのを目撃します。キーキーという金属音が響き、それは不思議な電話で何度も聞いていた、予言の金属音でした。橋は崩れ、コニーはパトカーごと川に落ち、ジョンはそれを見て、彼女を命がけで助けます。救助隊が駆けつけ被害状況を聞くと、死者が36名だったと言われます。保安官が夢で啓示を受けた37番目の犠牲者は彼女自身だったことに気付き、声もだせない二人、夢はモスマンの予言だったのか?というところで映画は終わります。

実際のポイントプレザントの事件は1966年にオハイオ州とポイントプレザントを繋ぐシルバーブリッジで、モスマンが多数の人に目撃されました。その町で何箇所かで目撃されていましたが、そのシルバーブリッジの目撃例を最後に、見かけられなくなった突端に、橋の崩落事故が突然起こり、犠牲者は46名にもなりました。その後、モスマンは「不幸を呼ぶ魔物」と言われていますが、現在では、町おこしのシンボルの「モスマン」とも言われています。

目撃例の多いモスマンが幻覚でないとしたら、正体は何なのでしょうか?映画の中では亡くなった人の霊が集まって蝶のような姿で飛ぶことがあると言っていました。死を予言する「死神」のようなものを見る人が巨大な黒い蛾のように見えるのか、宇宙人が人間に警告や予言をして被害を最小限にして助けようとしているのか、(モスマンは宇宙人のペットかという説もあります。)あるいは、未来から来た人間で、垂直に空を飛ぶ乗り物に乗って過去の人に災害を警告しているのか?アメリカでしか目撃されていないようなので、インディアンの呪いによって、この世に現れたものだという人もいます。不思議な生物ですね。

次回にまた新しい話題を見つけましょう。

不思議な話 その206 ミイラの不思議(3)


現代では禁止されていますが、日本でも信仰の為にミイラになった人々がいました。即身仏は11世紀から19世紀にかけて生きたまま仏になるために厳しい苦行をして、徐々に食事を減らして木の実、種、果物などを食べ最後には断食をします。そしてミイラ化を促進するのに漆の木の葉でできたお茶を飲みます。内臓や細胞がうるしの膜に包まれ組織を守ります。各宗派の念仏や真言などを唱える修行もします。1000日目で僧の体から脂肪が落ちて、体が乾燥して腐敗せずにミイラ化します。

修行僧は小さな洞窟に入り少しの隙間を残して入り口を少し開け、断食を始めます。鈴を鳴らして修行をして入り口は閉じられます。1000日目に仲間の僧が洞窟の扉を開き、肉体がミイラ化されているものだけが、即身仏になります。目指した多くの僧が失敗したようでミイラ化したものは即身仏となり、しなかったものは埋葬されました。現在残っている即身仏は24体と言われています。この即身仏は1877年に明治時代に入って禁止されました。

この即身仏は仏教の中の思想、生きるのでもなく、死ぬのでもない中有(ちゅうう)の状態をめざしているのかもしれません。涅槃を経て至福の境地に達して、肉体は不死の状態になり、仏や菩薩の境地に達しようとしたのでしょうか?即身仏になった僧は自分を仏に近づけてより崇高な境地に自らを導こうとしたのでしょうか?

2013年にペルーのエルカスティリョという所で、研究者達が紀元後600年~1100年代に栄えその後謎の消滅をしたマリ帝国の王族の墓を発見しました。その墓に工芸品と装飾品と63体のミイラが発掘されました。祀ってあった女王のイヤリングには、人の姿をした鳥が描かれていたそうです。

ペルーのウトクバンバ渓谷では、人里離れた所にチャチャコヤ族の戦士達の棺が立って埋葬されているそうです。チャチャコヤ族はペルーで特殊な民族で、この人々のミイラは胎児のように身体を折り曲げた姿勢で埋められていたようです。これは新たな誕生の儀式なのか、次の人生に転生する準備なのかもしれません。

前に私のブログでも書きましたが、頭蓋骨が長い長頭のミイラが発見されています。ペルーとマルタ島で発見されていて、人類には必ずある矢状縫合(しじょうほうごう)がない頭蓋骨なのだそうです。その頭蓋骨のDNAテストでは、人の持つ遺伝子に一致しないものがあるそうです。ペルーのパラカス半島の長頭のミイラのDNAは人間のものではないという結論に達しているそうです。

ペルーのクスコ付近にあるインカ文明の首都コリカンチャには聖なる建造物というものがあります。ここにはインカ王のミイラが祀られています。1年に4回ミイラを掘り出します。子孫たちや家族のことや将来のことをミイラに相談するために掘り出すのです。インカのペルー人にとっては、ミイラという存在は、神や異次元の存在で、生死の狭間にいるものなのです。ミイラと交信ができると、そこの人々は信じています。それらのミイラの世話をするために特別な訓練を受けた人々がいるそうです。その世話人達は、ミイラとこの世にいる人との通訳のような役割をします。(日本でのイタコのようなもの)インカの人々は死者が肉体をもってなお、生き続けると考えました。

インカの創世神話では、インカはアヤル王によって作られました。「アヤル」ということばは「ミイラ」を意味するそうです。ミイラはどのインカの神にとっても重要です。インカの人々は、創世神話のアヤル王が、死から蘇った王だと考えました。「古代の宇宙人」の説では、宇宙から来た宇宙人が宇宙船で冷凍睡眠から目覚めるのを見て、彼らを神と崇め、人の死後も肉体を保存して死から蘇るのを期待してミイラ化が始まったのでは、と言っています。

2008年にメキシコの医師のアレハンドロ氏は法医学技術でミイラ化した身元不明の死体を溶液につけて、細胞をふくらませ、情報を探るのに成功しました。

1968年にリバプール大学のロバート・コノリー博士は、3300年前のミイラから血液の再生を試みました。自分の血液細胞とツタンカーメンの皮膚のサンプルを混ぜて、ツタンカーメンのDNAを発見しました。

古代から世界各国で作られているミイラは、将来のDNAクローン技術で再生出来ることを知っていて、作られたものもあるかもしれません。ミイラから遺伝子情報を取り出して、クローンを作るためのタイムカプセルなのでしょうか?

次回にまた面白いテーマを探しましょう。

不思議な話 その205 未来の最新医療とミイラの不思議(2)

2017年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

最初に未来の医療の明るい話題から書いて、前回の続きミイラについて書きましょう。私は5年くらい前にブログで10年以内に注射するだけで癌が治るようになると書きましたが、それが近い将来実現しそうです。アメリカではこの5年以内に実現するかもしれません。京大出身の、米国がん研究所NCI(National Cancer Institution) の主任研究員小林久隆研究員は、「近赤外線免疫治療法」という夢のがん治療法を開発しています。

がん治療は、「外科手術」「放射線治療」「化学療法」の3つがあるそうですが、「外科手術」は、患者さんの身体の負担が大きく、その後の二つは副作用が見過ごせないほど大きいそうです。それに対して、小林氏の開発中のあたらしい治療法は、副作用がなく、ほとんどのがんに適用出来るということです。必要な設備も薬品も比較的安価なので、一般の手術費用と同じくらいで、保険もききそうだということです。あのオバマ大統領も、「米国の偉大な研究成果」として、世界に自慢したそうです。日本人の研究者の開発したものだったのですね。氏はNCIで20年越しの研究をしているそうです。

小林氏いわく、「この治療法は、がん細胞だけに特異的に結合する抗体を利用します。その抗体に、近赤外線によって化学反応を起こす物質をつけ、静脈注射で体内に入れます。その抗体はがん細胞に届いて、結合するので、そこに近赤外線を照射すると、化学反応を起こしてがん細胞を破壊します。その化学反応で変化した物質IR700ががん細胞の膜にある抗体の結合したタンパク質を変性させ、細胞膜の機能を失わせる事によって1~2分という極めて短時間でがん細胞を破壊します。」と言っています。さらに「全身のがんの8~9割はこの治療法でカバーできます。近赤外線の照射は、がんの部位に応じて、体の外からあてることもあれば、内視鏡を使うこともあり、がんの大きさが3センチを超えるような場合は、がんのかたまりに細い針付きのチューブをさして、針を抜いて、代わりに光ファイバーを入れてがんの塊の中から近赤外線を照射します。」と言っています。

この臨床試験の許可はアメリカでは、早くもゴーサインがでて、もう30~40人の重い患者さんに臨床実験が行われていて、300人の治験がクリアできれば、フェーズ3の段階にすすめるそうです。アメリカでは、特許をとり、薬品開発の会社や設備の会社もきまっているそうで、2~3年で実用化できるそうです。日本ではさらにそれから2~3年遅れるそうで、5年以上先、認可が長引けば、さらに7~8年で実用化になるでしょうか?保険適用などを考えるとやはり10年先かもしれません。日本の研究者さんがアメリカに行って、実用化が5年も10年も遅れるのは、残念ですね。でも、がんが日帰り治療で治る時代もすぐそこまで来ています。1日も早く日本でも治療が実現することを祈っています。

それでは、話は大きく変わりますが、ミイラについてです。ミイラの起源はある神話に基づいています。ラムセス大王の死後の旅の話です。大王は死んだ後、太陽の船に乗り、さまざまな神に守られて冥界へと行きます。アヌビスはその神の一人ですが、犬の頭を持っており、ミイラの神なのです。アヌビスと関係のある神話では、「オシリスの物語」があります。オシリスの弟のセトは兄の権力をねたみ、兄を殺してしまいます。オシリスの妻イシスは、神アヌビスの力を借りて、夫のオシリスをよみがえらせようとします。魂をよんで、次の人生の生まれ変わりをはかります。神アヌビスは死体を腐らせないミイラ化の方法を発明した、と神話上ではなっています。エジプトのミイラ化は、シリウスの星と関連付けられています。シリウスはイヌボシと呼ばれる星です。ミイラ化の作業を監督していたのは、イヌの頭を持つアヌビス神です。「古代の宇宙人」の中では、アヌビスは古代に実在した地球外生命体ではないかという説があります。エジプトでは、鳥への変身や、天に昇るということが、科学として受け入れられていたのかもしれません。

別の星からやってきたものが、人間の死生観やミイラの作り方を、人間に教えたとしたら、ミイラ作りの高度な技術も納得しますね。古代のエジプト文明が栄えた時期より数千年前、チリ北部で作られた7000年以上前の世界最古のミイラが発見されました。古代エジプト文明の4000年前から、南アメリカでは死人をミイラ化していました。チリのチンチョウロで、古代の人々は、亡くなった人々の臓器を取り出してから、砂や草、その他のものを体の中に入れ、遺体の上に泥をかぶせ、顔を泥のマスクで覆います。彼らはとても入念な防腐処置を施したのです。エドウィン・バーンハウトは、チンチョウロのミイラを作るやり方は、エジプトのミイラ化のやり方に非常に似ているそうです。ミイラは実は世界各地にあるそうです。

次回に他の国のミイラも見ていきましょう。

プロフィール

観音寺りえ

Author:観音寺りえ
アトラス研究所の観音寺りえです。

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住所: 東京都文京区千石4-37-10 
TEL: 03-3942-1341
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