魂の旅ー過去に受けた質問ー第10回

 過去世を知ることで、今の人間関係の修復に役立つことがあります。どの夫婦でも結婚を継続して行くのに危機というものが来るかもしれませんが、過去世を出してその内容を理解し、自分の立場、相手の立場を理解して、修復されることがあります。過去世を出してあげて、夫婦の危機を乗り越えたカップルがいました。ご主人と奥様別々にカウンセリングして、二人に関連する過去世を出してあげて、それぞれに伝えます。それから現在の問題点を対話のなかから読み取り、間接的に本人たちに気づいてもらうようにして、解決に近づけます。

 結婚や恋愛関係だけでなく、親子であったり、同性の友人関係だったり、異性の職場関係だったり、会社の上司と部下だったりするのも、魂同士の関係でもあるので、過去世、場合によっては来世を出すことは役に立ちます。

 魂が肉体に入る目的は、まさに自分の事として経験をするということであるので、その中でも魂の関わりあいというのはとても大切なことです。ある魂間の固定された関わりあいだけを目的に肉体に入って経験する場合もあります。それに伴うお互いの感情をそれぞれ経験するということですね。

 私がこの仕事を始めた頃、かなり前にいらした方で、女性で内科医のお仕事をされている方がいました。ご主人は大学病院で眼科の専門で、大学で教えて、診察や手術もして、研究もしている方でした。お子さんは二人いて、このご夫婦の過去世を追っていくと、四世で続けて夫婦でした。四世ともずっと、ご主人が男で、奥様が女でした。

 まず、江戸時代で夫婦だったのですが、町人の商売をしている家で奥さんが嫁いできました。恋愛結婚というよりは、人が間に入ってくれた、家柄の釣り合うようなお見合い結婚です。子供も出来て、仲は悪くなかったのですが、奥様が病気で亡くなって結婚生活は長く続きませんでした。何か夫婦の関係が中途半端で全うしてない過去世でした。その次の過去世も日本で、明治から大正の時代でした。そんなに裕福な家ではなくて、二人は幼馴染ですきあって結婚しました。これは戦争に出兵して、夫がなくなりました。
 
 直前の二人の前世は、第二次大戦頃に青春時代を過ごしたくらいのドイツ人の男女でした。二人とも同じ大学で化学を専攻して、同じような研究をしていました。女性では当時は珍しいと思うんですが、父親が化学者でその跡を継ぐように研究者になりました。二人は同じ分野を専攻して、ドイツ軍の依頼で毒ガスとか神経ガスなどの兵器に転用できる物質とその解毒剤を研究していました。二人は恋人同士で、将来の結婚を約束していました。ところが、彼女はそんなに重くない病気になりました。療養の為に実家に戻っている時に、数ヵ月後ドイツの戦況が不利になり、ヒットラーがベルリンを捨てて、連合軍が上陸してきました。二人とも戦争では亡くならなかったのですが、国が東西に分けられてしまいました。ドイツの東側から西側にいけなくなって、二人はひきさかれた形になりました。それから、西側にいる男性が別の人と結婚して、彼女の方はずっと独身で教師となって、妹夫婦の世話になり、それから、体を壊して、早めになくなってしまいます。現在のご主人である男性は研究職につき、交通機関の事故で亡くなります。

 今回なぜ私のところに相談にいらしたかというと、今回の人生は、子供も二人恵まれて、奥様の実家も裕福な個人病院で、地位もあるし、金銭的にも困っておられないし、周りからは非常に幸せな状態にうつるのではないかと思います。でもそんな状態でも奥様はご主人が忙しくて自分の方を向いてくれないとか、子供たちの育児を分担してほしいとか、親の病院のあとを継いでほしいとか、さらに彼に求めてしまい、いろいろな不満があったのではないかと思います。かれの人生の課題と二人の人生の課題をどうすり合わせて愛情を保ちながら、うまく耐えていくかということが、彼女に試されているのかもしれません。彼女はとはその後、事情により私が別の所で開業したので、それっきりになってしましました。その後連絡がとれなかったとはいえ、もう少しつっこんで、カウンセリングしたかったと、当初は後悔しました。

 その後まだ続けて四世で夫婦というカップルの例はありませんが、数百年の間をおいてなら、夫婦や恋人だった過去世を持つ現在ご夫婦というカップルは見かけます。

 現在の人生で夫婦が上手くいかないのは、過去世の何かの影響がある時もあり、現世の夫婦のあり方に問題のある時もあります。社会状況が、夫婦の仲をさくこともあるし、経済的な問題がからんでくることもあります。お互いの自我が強すぎて、自己中心的となり、忍耐不足が感じられる場合もすくなくありません。

 私は因果応報で二人の関係が対立しているとは、考えません。自分が相手に過去世で悪いことをしたから、今の人生で配偶者に苦しめられているているという復讐的な魂の関係だという見方も違うと思います。実際はそんな単純なものでなく、過去世からの二人で織ってきた織物のように、いろいろな模様の間柄をその関わった過去世のなかで、作っていったと思います。それぞれの人生にはいろいろな愛情の姿があって、それらを経験することに意味があるのです。また憎しみや悲しみの感情も人間である以上なくすことは出来ません。たとえ好ましくない感情でも、経験することにはとても意味があるのです。自分の幸福の追求の為に自我と自我がぶつかることもありますね。

 もちろん、肉体はいつまでも健康な状態を保ちたいし、心も幸福と思われる状態を維持したいと望むのは当然のことです。人間は、自分のなかでの「幸せというのはこういう状態だ」というものを維持しようとしたり、それに向かおうとする刷り込みがあるので、よりよい人生をと、生活や文化が向上して行くのでしょう。しかし、それを追求して行きすぎたり、相手におしつけてしまうと、相手の進むべき道に干渉してしまったりします。そして、多くの人が幸福を追求しすぎると、他の国に犠牲を強いてしまうようなことも、それが行き過ぎると起こってしまいます。どんな人種間でも、宗教でも、お互いの利益がぶつかっても、魂同士の視点から見れば、全く平等で、貧しい国も富める国もないのです。お互いにそれぞれの立場を経験する貴重な場所なのです。過去世から現世、来世の流れを正確に理解すれば、お互いの立場を理解できるようになるので、人種間の紛争や戦争は無くなる日がくるかもしれません。
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観音寺りえ

Author:観音寺りえ
アトラス研究所の観音寺りえです。

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